#37 人から認められるために必要なことって?
▼前回のnote記事
新型コロナウイルスの関係で、まだ大学がリモート講義になっているところもある。
今年から大学一回生になった人の中には、
「なんで自分が入学したタイミングでこんなことに…」
と思っている人も多いだろう。
しかし、長い人生を歩む上で、
「将来のことや、自分がこれからどう生きていくのかを考える時間ができそうだ!」
と前向きにとらえている人もいる。
とはいえ、前向きにとらえている人の中にも
「自分のやりたいことに迷いがある・・・」
と悩んでいる人もいるのではないだろうか?そんなふうに言えるのは、そう悩んでいる今年から大学生になった女性のSさんからインスタグラムで相談を受け、昨日の午後から4時間対面セッションさせていただいたからだ。
Sさん:今やりたいことがあるのはあるんですけど、迷っていて。。。あと、これでお金をもらうことや稼いでいくのかって考えた時に違和感もあるんです。
自分のやりたいことが、すでに世の中の企業で展開されているサービスであればその会社で働くことも選択肢として入ってくると思う。
しかし、そんなサービスを展開している会社がない場合は自分で作るしかないし、ビジネスにしていく必要がある。
ぼくも、今自分を知る学校「自分史サロン」を運営しているが、このサービスを世の中に展開している会社がないのである。
だから、「やりたいこと」と「ビジネス」をかけ合わせるみにはどうしたら良いのかということをすごく考えていたので、「Sさんの気持ちわかるなぁ」と思って話を聞かせていただいた。
これからは終身雇用がなく、安定のレールもない、正解のない時代だ。
だからこそSさんと同じように「やりたいこと」と「ビジネス」について考えている大学生は多いのではないだろうか。
やりたいことがあるものの、迷っているあなたへ
Sさんの悩みを生み出している要因は次の2つだ。
①やりたいことがあるがまだあいまい
②自分ビジネスでお金をもらうことへの抵抗感
まず①に関しては、
・価値観
・情熱
・願望
・環境
の4つを言語化するワークを行うとかなり迷いは晴れる。自分の中に答えがあるのである。それを再発見すれば良い。人それぞれ答えは違うが、答えを掘り起こすためのフレームワークが決まっているのでシンプルな話だ。
このワークをすることで、
・この道を選んで良かった!
・この活動ができていて嬉しい!
・モヤモヤがクリアになった!
というのはもちろんだが、親や周囲へ想いを伝えやすくなるので「なるほど、そんなふうに生きたいんだね」と理解されやすくなる。親の安心感にもつながっていく。
この、価値観→情熱→願望という順番で明確にしておくと、手にしたい「環境」を選びやすくなるのである。
いきなり手にしたい環境を明確にしようとしても難しいし、いきなり環境を選ぼうとすると選んだ環境と自分のミスマッチが起こってしまう。
例えば、なんとなくで入ったオンラインコミュニティや学校とか会社などの組織と自分が望んでいる環境が不一致していると思った場合、辞めてしまうのである。【フラフラしてる人とも思われかねない】
Sさんには、この4つを明確にするためのワーク内容を案内させていただいた。
「好意」を受け取ることが苦手なあなたへ
そして、それよりも、根深いのは②の「自分ビジネスでお金をもらうことへの抵抗感」だ。こちらに関しては、本当に人生経験によって変わるからだ。対話をしながら原因をとらえていくしかない。
ボランティア活動をしていたり、「人の役に立ちたい」という想いがあるSさん。
Sさん:「ビジネスでお金を稼ぐ」ということに良いイメージがないというか・・・
この言葉を聞いて、ぼくは「このお金へのメンタルブロックはどこから来てるんだろう?」と感じた。
ぼくたちは子どもの頃から親やいろんな大人からお金に関しては
「無駄遣いしちゃダメ」
というようにいろいろ言われてきた。
会社員を辞めてフリーランスになろうとしている人にもこのメンタルブロックがかかってる人が多い。こういうメンタルブロックに関しては、これが生まれた出来事や原因を突き止めるのが有効だ。
原因がわからないから自分がわからず不安になる。原因がわかると心理的にもスッキリして、改善策を考えられるようになっていく。なので、ぼくはSさんと対話しながら「お金」に関連する過去の経験を質問していった。
しかし、「お金」が嫌になった経験はなかったのである。
価値観は過去の経験から生まれるのに、、、なんでその経験がないんだろう?思い出したくないのか?いや、そうは見えない。
ハル:人に助けを求めるのは苦手?
Sさん:はい!なんでわかるんですか?
ハル:やってもらったら、なんか悪いなっていう気持ちになったりする?
Sさん:笑顔でありがとうを言ったらいいのに、可愛げないなぁ!と言われることもあります!
Sさんは「お金」を受け取ることへのメンタルブロックではなく、「好意を受け取ること」へのメンタルブロックがかかっていたのである。
この記事を読んでいるあなたも
・借りを作ったらダメだ!
・弱みを見せたら負けだ!
・素直に笑顔でありがとうが言えない
そういうふうに思ったりしないだろうか?
このメンタルブロックがかかっているのである。こうなっている人は結構多いのではないだろうか?
そういうぼく自身がものすごく遠慮しぃだし、強がるところがある。
人に尽くしすぎてしまう
強がってしまう
好意を受け取れない
家庭環境や学校環境の中で
「一人でやりなさい」
「自立しなさい」
「ちゃんとしなさい」
と言われてきている人は、こうなりやすい。日本はこの文化なのでほとんどの人がこうなってしまっていると感じている。
対話を繰り返しながら、過去の経験を言語化することで、「だから自分はこういう風に助けてもらうのが苦手なんだなぁ」と客観視ができるようになる。
原因がかわらないと、「なんで自分はこんなダメなんだ」と自己否定気味にやってしまう。原因や出来事をつかむからこそ、「まだまだな自分」を認め、受け入れることがしやすくなるのである。
Sさん:助けてもらうのが苦手で、やってもらってるのに笑顔でありがとうと言えない可愛げのない私でも、離れずにあの仲良くしてくれてる友達に対して、すごくありがたいなぁって思いました。今の自分を受け入れて、笑顔でありがとうを言える自分になっていくために、今日教えてもらったことを少しずつ行動していきます!
人は褒められるため、認められるために「役割」を求めている
例えば、バーベキューで言うと、買い物も調理も焼くのも全部自分がやったらどうなるだろうか?
みんなの役割がなくなってしまうのである。それどころか、「自分がいる意味あるのかなあ」と自己重要感を低下させることにもなってしまうのである。
人は褒めてもらいたい生き物だ。
認めてもらいたい生き物だ。
ぼくもそう、あなたもそうだと思う。
だからこそ、人のために動きたいのだ。
しかし、人の役割を奪っている自覚はない。
自分のことを客観視することはめちゃくちゃ難しい。だからなかなか気づけない。気づけたとしても自己否定してしまう場合が多く、「まだまだな自分」を受け入れることが難しいのである。
だから、ぼくは対話やチャットのやり取りの中で、「気づき」や「共感」や「フィードバック」を提供できるように努力している。これこそが、対話の価値だからである。
これらを提供できないのは、単なるおしゃべりになってしまう。
「そんなに人の話を聞いて疲れない?」
と聞かれるが、ぼくは聞くのも話すのが好きだし、力になれるのが嬉しい。
「ちゃんとする」とか「完璧を目指す」よりも、「自分史上最高の自分」を目指した方が前進しやすいし、楽しくないだろうか?
ぼくたちは、言葉を使って思考している。
前向きな言葉を使えば思考も前向きになるのである。
Sさんからも、「これからは自分史上最高の自分を目指していきたいです。ありがとうございました!」と笑顔で言ってもらえてセッションはFINISH。
Sさんオススメのグラノーラをいただきました😭LOVEだぜ!
もうお分かりだと思うが、このSさんの言葉にぼくの自己重要感はググッと上がった。人間関係は持ちつ持たれつなのである。
今回のSさんと同じように、やりたいことが明確になってない人や、人に頼るのが甘えるのが苦手だとか好意を受け取るのが苦手な人や、笑顔でありがとうが言えなくて悩んでいる人や、モヤモヤしている方は、自分史サロンをのぞいてみてください。
やりたいことを見つけるためのプログラムや、好意を受け取れる自分になるためのプログラムを用意しています!
お礼
今回のセッションについては、セッション費用と交通費【大阪〜奈良】をマガジンの購読料とサポートから使わせていただきました。
▼マガジン購読とサポートいただいているみなさん
みなさんのおかげです!
いつも読んで応援していただき本当にありがとうございます!
2020年9月5日
ハル
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