#21 バタフライエフェクトで世界を変える
▼前回のnote記事
ぼくの夢は「誰もが自分の人生を自分で決定できる社会をつくること」。この想いのもとで自分を知る学校「自分史サロン」を運営している。
「自分史サロン」のテーマは
・キャリア×自分を知る
・ビジネス展開×自分を知る
・人間関係×自分を知る
の3つだ。
これら3つのことをクリアできたら、「自分の生きる道」というキャリアの問題をはじめ、「私はこういう人と付き合いながら生きていきたいんだ」というふうに全身感を感じて楽しく生きていけるわけである。
メンバーが抱える悩みを解消し、行動する時間を増やして一緒に現実を変えていくために活動している。
主なメンバーは社会人だが、これからは学生にも参加してもらえるようにがんばっていきたいし、進路や就活に臨む学生に向けて学校で「自分史」というこれまでの自分を知り、これからの自分の生き方を考える授業をできるように活動しているところだ。
今回の記事を書こうと思った理由
「大切な人を守りたい」
「大切な人の悩みを少しでも解消したい、向き合いたい」
あなたももしかしたらこんなふうに思っているあたたかい心を持った人かもしれない。そんなあなたの参考になればと話をしていきたい。
実は昨日の夜、「自分サロン」のメンバーのラッコセーさんから嬉しい報告があった。
その前にこのラッコセーさんのことを紹介させていただきたい。ラッコセーさんはもともと今年の2月に初めてオンラインでセッションをさせていただいて、それを機に「自分史サロン」にも興味を持ってもらった。
最初セッションをさせていただいた時は、
・人に頼れない
・甘えるのが苦手
・家族内コミュニケーションに悩んでいる
という状態だった。
しかし、この半年かけて少しずつ「まだまだな自分」を認めて受け入れながら、自己改善のための努力をしてきた。それによって自分自身との付き合い方、向き合い方がラクになったことから笑顔で過ごせることが多くなり、家族をはじめ人間関係が豊かになっていったと報告を受けてきた。
半年というと「長い」という人もいるかもしれない。しかし、このまま何年・何十年も甘えるのが苦手なままだったり人間関係に悩み続けることよりもはるかに短期間である。「思考習慣」は一生モノ。早いうちにやればやるほど未来は生きやすくラクになる。ウケを狙わずにハッキリ言うが習慣を変えるにはそれなりの期間が必要だ。
実体験は強力な説得力を持つ
この、夏から子どもたちの学習サポートをする経営者としての活動を始めたラッコセーさんから昨日、こんな報告をいただいた。
ラッコセー:昨日保護者面談だったんですが、実はハルさんの見よう見まねで、(保護者の方々の)枝葉の心配ごとを深堀して、保護者が本当に気にしていることがなんなのか2人で見つけることができたんです!
他の保護者とのつながりを持てていないお母さんの孤独感が強くて家族のつながりをすごく心配されていたんですね。そこで少しずつ実践できるスモールステップの行動を一緒に具体的に話しました♡
ラッコセーさんは、今子どもたちの指導者としての立場で仕事をされている。やはり子どもたちの主体性を育むにあたっては保護者の協力が欠かせない。しかし、その保護者も保護者で悩みを抱えているのである。
以前ラッコセーさんは、「保護者に悩みがあれば私が少しでも軽くすることで、子どもの成長を一緒に考えていきたい」と話していた。
メッセージでは「ハルさんの見よう見まねで」と書いてあったが、ラッコセーさん自身が変化する中で感じていたことや実践したことはぼくよりもラッコセーさんの方がリアルに知っているし、誰よりも同じように悩む保護者に共感できるのである。
「まだまだな自分」を痛感できた時に人は変わる
ラッコセーさんが大きく変化したのは、
「自分は今まで環境や周りのせいにしていた」
「ダメダメな自分に向き合えていなかった」
と受け入れた時からだった。そこから、「うまくいかないのは自分の問題だ。相手の関心に関心を持ちきれてない自分の問題。コミュニケーションをとる時の姿勢の問題だ」と認め、そこから「相手の関心に関心を持つ」というアクションを取り直していった。
ラッコセーさん以外のメンバーにも言えることだが、「まだまだな自分」を否定するのではなく、受け入れて自己改善のためのアクションを取っていくことによって長期的には性格すら変わってしまうことを、ぼくは目撃している。
人間という生き物は、
「うまくいってる事は自分のおかげ、過去の自分の努力のおかげ。うまくいかない事は周りのせい、環境のせい」
と思い込みやすいものである。ぼくも20代の頃は特にそうだったが「こんな社会だから、こんな環境だからうまくいかない」と思ったり言いまくっていた。なのでそう思う気持ちはとてもわかる。
ラッコセーさんはこの壁を超えて謙虚な気持ちを手にしたとぼくは感じている。そして今の指導者の立場で仕事をしている中で保護者の自己認識にまで影響を与えられているということがとても嬉しかった。
「誰もが自分の人生を自分で決定できる社会をつくる」と思って活動しているが、これは簡単なことではない。一人で実現できるはずもない。しかし、ぼくはメンバーの力も信じている。
メンバーが自分を知り、チャレンジをして変化していけば、その周りの人たちへのインパクトになる。バタフライエフェクトという言葉があるが、限りなくそのイメージだ。
メンバーが変わることによって、世界を変えていける。この想いこれからも持ち続けて活動していきたいと思っている。
ぼくもメンバーに刺激を受けながら、「まだまだな自分」を認めて、今できることをやっていく。「自分史」や「自分を知る(自己認識)」という分野を盛り上げ、「これまでの自分を振り返り、これからの自分を作っていく」という流れを加速させていく。
そうして「正解のない時代」を突き進んでいく人を増やし、それを子供達がみて早く大人になりたいなという好循環を生み出していけたら最高です。
今日も長文を読んでいただきありがとうございました。
2020年8月20日
ハル
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水樹ハルの「まだ世には出せないお話」
ストーリー制作専門のWebライター、カウンセラーとして、「チャレンジを応援しあえる世界」を実現することを目指す、水樹ハルのnoteマガジン…
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