三次元不適合者
大学の最後のテストが終わった。
大学生活で色々あったなと思い起こしながら寒々と帰る。
もう、この先ここに来ることはないんだなぁと感傷に浸る。
あの人に逢うこともない。そう考えると泣けてきた。
そういえばあの人とは最後どうなったっけ?
そうだ。わたしから逃げて終わったのだ。
LINEも削除して相手の存在からも逃げた。
初恋の人だったのに。外も内も大好きだったのに。
どうしてこの世界では両想いになったらそれから付き合って結婚してというプロセスがあるのだろう
両想いになったらそれで終わりでいいじゃん。なんでそれから先に進まなければならないの?
これ以上あの人は何が欲しかったの?
与えられるものは与えたしもうお互い満足でしょう?
わたしは昔から自我が希薄だ。
やたら感覚過敏なのでHSPかもと疑っていたが全く違った。
HSPは自意識過剰なところがある。感受性が豊かなのだからそうなのだと思う。被害意識も人一倍強い。
わたしはASD気質だった。自我が希薄=自分に興味がない=他人にどう思われようとかまわない=他人に興味がない
人間の社会性、その基盤となる共感力は、すべて利己的な理由によって発揮される。
つまり、他人を無闇に傷つけると、仕返しされるかもしれないし、親切に愛想よくしておこうかみたいな感じ
しかし、自分自身に無関心な人間はどうか?
相手に石をぶつける、そしたら石が返ってくる、それで自分が傷ついたとしてもそれが何だというわけだ。
また、わたしは一度臨死体験をしたことがある。
そこに自我はなく、あるのは全てはシナプスのように繋がっていたという静かで温かい世界だった。
多分、宇宙は子宮と繋がってる。
人間LIFEを存分に楽しみたい。
今人間として生きていることが最高なので明日死んでも幸せ
ヒトは弱く儚く、愚かで汚く醜い。
だからこそ美しい
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