僕の責任

アヴィリオです。

複数名のメンバーを退会処分とした件について今回はこの場を借りて述べさせていただきます。

先ずこのメッセージをこの場で伝えるのが正しいのかどうかについても非常に迷いました。ただクローズドな環境でメンバーに伝えることがフェアではないと感じたため、このオープンな場にて報告することとしました。

また当然ではありますが、特定の人物名の記載並びに当人の個人情報に関わる内容については控えさせていただきます。

先ず心境としては、とても複雑な気持ちです。本心では辞めさせることなく落とし所を見定め、これから先も共に同じ志を持って未来を歩んでいきたいと思っていました。

ただ何処まで考えても、結論は変わらず、そこに至るまでの日を先送りするかどうかでした。

勿論、理由もなく人を退会させることはあり得ません。それに先ず大前提として、僕は誰1人も辞めさせたくはない。自分にとってその判断が己にストレスや負荷がかかるとしても、残らせるという判断を取る人間です。

それでも今回は退会処分を行なった。きっとその理由をこの記事を見ている全ての人たちに嘘偽りなく伝えないといけない。なので今から可能な範囲で話させていただきます。

端的に言うなら、対象者の存続がサークルに対して悪影響を及ぼす可能性が高いと判断したためです。

様々な事情が絡み合い、この判断に至ったわけですが、最大のポイントとしては、人として僕個人が許容することが出来なかったのが大きいです。

また特定の人物については、加入して間もない段階から僕の中では違和感を感じておりました。余りにも近過ぎる距離感、周りを考慮しない言動、また承認欲求の横溢が常に僕を悩ませる原因となっていました。

そんな最中に、とある出来事が起こり、恒久的なサークルの存続を考えた際に、残っていただくことが難しいという結論にまで至ったという次第です。

先ず僕が偉そうに言えることではないかも知れませんが、第三者が自分の発言をどう捉えるかは常に考えるべきであると思います。自分が良かれと思った行動が正しいとは限らないということについては、僕も含めた全員が胸に留めておくべきだと考えています。

僕は羊です。きっと場を支配したいと思うような輩が出てしまうと直ぐに捕食されるか弱い生き物です。正直な話をすると、退会処分を下した人は僕からは常に狼のように見えていました。きっと他人を否定することのできない自分は、抵抗することも出来ず、狼さえも許容してしまい、このままでは捕食されてしまうと思いました。

もう全て投げ出して、「そこまでイニシアチブを取りたいなら僕の座にお前が座って好きなようにやりなよ」とさえ思いました。

自分が常に正しいと思い、日々の発言に疑問を抱くこともなく、ただただ己の影響力を拡大してゆくような人間をこのまま残すことは出来ません。きっとそうなってゆくと、強者と弱者によるヒエラルキーがサークル内で構築され、その中で再び馴染めない人が生まれることにもなり得るからです。

また『2023final』というゲリライベントの決行を僕は考えておりました。先ず結論から言うとこの企画は頓挫しました。理由をシンプルに伝えるとするなら、「僕が開催したくなかったから」です。

"自由にありのままに"

をテーマにのびのびと楽しむことをコンセプトに掲げたイベントだったのですが、先ず今の自分がそういう風には振る舞うことが出来ないと思い、中止しました。

中止後にひたすら考えました。開催したくなかったのは、僕のどういう気持ちから生じたものであるのかを。一過性の精神不安によるものであれば、まだ良かったのかも知れません。ただ僕の中で出た答えは「一緒にいたくなかったから」でした。

「話し合って折り合いをつければ?」という意見もあるかも知れませんが、僕は行うつもりは一切ありませんでした。何故ならば、僕は個人の性格や考えを捻じ曲げたくはないからです。僕が納得いかない点などをきちんと伝えることで受け入れ、再び一緒に歩んでゆくことが出来るのではないかと思われる方がいるのも重々承知しています。

ただそれはその人が持つものを強制的に捻じ曲げ、サークルにアジャストさせることに他なりません。そんなことはしたくないですし、変えさせたとしても、その人が持つ根本的なものまでを別の何かにするというのは先ず不可能だと考えます。羊が狼となることが無理なように、狼が羊となることは出来ません。

きっと退会処分となった当人は、"私を何がなんでも問答無用で退会させようとした"と仰るのかも知れません。

それで構いません。もちろんこれを読んでいる方も「自分にとって気に入らない人間を排除した」と思っていただいても全く問題はありません。

僕は自分の理想とする世界の実現に向け、ビジョンや方向性、進路をメンバーに示していく必要があります。またそれと同時に、代表として責任を持ち、人を辞めさせる役割があると考えています。

「いつか分かってくれるだろう」という考えは全て捨て去りました。何故なら人が他人を変えようとするのは、前述の通り、不可能だからです。

また精神的に僕自身が退会処分を下した人たちに依存いました。もちろん根本的に相容れない部分はあったにせよ、「影響力の強い人たちが退会することにより、体制が機能不全となるのではないか」
と考え、どうすれば辞めさせずに済むかばかりを考えていました。

ただそうしてしまうと、その人らに振り回されたり、支配されることに繋がりますし、何より問題を放置することでネガティブな感情が全体に広がり、やりたかったことを達成できずに組織が崩壊してしまう。

そのため、辞めさせるという決断をしました。

本当に苦しかったです。ただこの決断がよりサークルをより強固なものとして、皆で笑い合えるような環境の創造へと繋がっていくと本心から思っています。

僕が作るサークルが良いと思う方はこれからも一緒について来てくださると嬉しいです。

皆さんに助けられて今の自分がいます。

いつも本当にありがとうございます。

これからもこのサークルが、皆さんにとって過ごしやすい唯一無二の場所にしていければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

サポートが嬉しいと言うよりも、君という1人の人間に楽しんでもらえたことを実感できることが何より嬉しいです。