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新刊『超効率耳勉強法』の「はじめに」を全文無料公開します。

7月22日発売 『超効率耳勉強法』
オトバンク創業者・上田渉が、耳勉強法についてまとめた書籍を出版することとなりました。「学び直し」「リスキリング」等、生涯における「学び」の機会が増えている人生100年時代の現代で、「耳」を活用した新たな勉強法の需要の高まりにあわせ、この度「耳勉強法」のエッセンスをまとめた教科書的1冊となりました。忙しい日々の中でも好奇心をたやさないために、「耳」をうまく活用いただきたいと願い、さまざまな具体的なメソッド等を記しました。予約受付中ですので、ぜひお手に取っていただけましたら幸いです。

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著者・上田渉と新刊『超効率耳勉強法』

はじめに

私は、耳勉強法を駆使して偏差値30から東大に合格しました。その後、在学中に日本にオーディオブックを聴く文化を広げるために株式会社オトバンクを創業、現在では日本最大のオーディオブックプラットフォームaudiobook.jpを運営するオーディオブック業界のトップランナーとして忙しい毎日を送っています。

本書は、2009年に出版した拙著『脳が良くなる耳勉強法』を時代に合わせて改訂したものです。当時は、オーディオブックやPodcastを使っている人は数万人程度と、まだまだ少ない時代でした。少しでも多くの方に聴覚の活用法を知ってほしい。
そういう想いでの出版でした。

しかし、時代は変わりました十数年経った今では、audiobook.jpの会員数は250万人を超え、Podcast等の音声メディア、Clubhouse等の音声SNSといったサービスが活況を呈しています。視聴デバイスの進化や通信速度の高速化、圧倒的なコンテンツ量と、日本で音声市場が大きく花開くに足る要素が揃ったからです。

そこで、改めて今の時代に合った耳勉強法本を出すことにいたしました。本書では、私が実践・検証してきたノウハウおよび聴覚の研究結果をまとめ、最高の耳勉強メソッドをまとめてお伝えしたいと思います。元本となる『脳が良くなる耳勉強法』には書いていた小難しい勉強論については省略し、最新のノウハウや脳科学的な知見を盛り込みました。

私自身、事業を通じて耳勉強の良さを日々再確認しているだけでなく、成功者の方やオーディオブックユーザーの方からオーディオブック活用法を学び、耳勉強法のノウハウとして、日々昇華させています。

耳勉強法は成功者たちの秘密のメソッド

耳勉強法とは、文字通り、耳を使った勉強法です。耳から本の朗読や講義、講演、対談といったオーディオブックを聴き、聴覚を存分に活用して学ぶ、非常にシンプルな勉強法です。これまでは一般社会での認知度は低かったものの、成功者といわれる人たちの多くが共通して行ってきた、知る人ぞ知る〝秘密のメソッド〞でもあります。

これまで日本では、神田昌典さんや勝間和代さん、樺沢紫苑さんといったベストセラー作家から、自らも使い、また数多くの経営者や成功者といわれる人たちが使ってきた勉強法として推薦されています。海外であれば、ヴァージングループ会長のリチャード・ブランソンさんや俳優のトム・クルーズさん、オーランド・ブルームさんが耳勉強法を活用している成功者として有名です。

耳勉強法は、成功者たちの秘密のメソッドとして少しずつ紹介されてはきましたが、まだまだ実践していない方が多い勉強法です。耳勉強法の環境が整った今、実践しないのはあまりにもったいないと思うのです。

私の人生は、耳勉強法で変わった

未曾有の経済危機といわれている昨今の状況を反映し、自己投資、すなわち勉強への意欲が高まっています。バブル期とは異なり、自分自身の実力を勉強によって引き上げることで、社会から求められる人材とならなければ生き残れない時代となったからです。

「勉強が大事。それはわかっている。でも、いくらやってもできないんだ!」

そう思っている方、成果が上がらなくて苦しんでいる方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。そういう方は、もしかしたら私のように、耳からの勉強のほうが向いているのかもしれません。

じつは、私は高校3年生になるまで、偏差値が30しかありませんでした。

授業中には別のことをして遊び、廊下に立たされ、模試で1桁の点数を取ることはあたりまえ、試験中に眠ってしまうこともよくありました。いわゆる落ちこぼれです。しかし、一念発起し、東大に行くことを志してから、自分に合った勉強法を見つけ、実践した結果、東大に合格することができました。

受験勉強を始めたときは、SVOがわからない英語音痴、現代文が頭に入ってこない国語音痴、古文は意味不明、社会も暗記が苦手、数学は記号が羅列しているようにしか見えない、という悲惨な状態でした。しかし、最終的には、当時英語の試験で最難関だった慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)を英語のみの受験で楽々突破、現代文だけでなく小論文の試験も楽勝、古文は原文を趣味として読むようになり、社会も十分な暗記量、数学は合格ラインまではいく、という状態まで持っていくことができました。

このときの勉強の中核にあったのが、耳を使った勉強法でした。当時は、成功者たちが耳を活用しているということはまったく知りませんでした。自分に合った方法を模索していくうちに、耳勉強法にたどり着いたのです。耳勉強法に出会わなければ、東大に入ることも、会社経営をしていることもなく、なにをしてもうまくいかないという絶望感と虚無感、劣等感のなかで、隠れるように生きていたに違いありません。

しかし、私は幸運にも耳勉強法に出会うことができました。私の人生は、耳勉強法と出会うことで変わったのです。この経験とこれまでに蓄積してきたノウハウを、ぜひみなさんと分かち合いたいと思い、本書を書きました。

耳勉強法とは

本書でご紹介する耳勉強法は、大きく分けると2つあります。

耳を活用した情報の効率的なインプット法
頭の中の声」を活用した思考法

❶に関しては、おもに、耳から入れる音声情報として使いやすいコンテンツ(オー
ディオブック等)のご紹介と具体的なオーディオブックの聴き方についてお話しします。
❷に関しては、「頭の中の声」を活用して思考を深めたり、気づきを得たりする手法や、記憶力を高める手法についてお話しします。

私たち人間の思考は言語を使って行われていますが、言語は音声がベースとなっていますから、音声を使って思考をしているといっても過言ではありません。そのときのカギとなるのが聴覚なのです。私たちが思考をするときには、頭の中で自分がしゃべっていますが、それが「頭の中の声」です。専門用語では、「音韻表象」といいます。

こうした一連の耳勉強法は、いかに聴覚の活用を最大化するか、という視点から考え、私自身が実践しているものです。

耳勉強法は時代に合った勉強法

現代は情報過多で、かつ忙しい時代になっています。いざ勉強しようと思っても、なかなか時間がとれず、日々の忙しさに追われてあきらめてしまう方も多いのではないでしょうか。

耳勉強法の大きなメリットのひとつが、「すき間時間の活用」です。「すき間時間」とは、一見なにもできないようでいて、じつは有効活用できる時間のことをいいます。みなさんは一日にどれくらいのすき間時間がありますか? 私は経営者なので相当忙しいほうだと思いますが、それでも一日4時間程度、耳勉強ができるすき間時間があります。4時間あれば、本が2冊は聴けてしまうくらいの時間です。かなりの時間だと思いませんか?

みなさんもそれくらいのすき間時間があるはずです。仕事をしたり、モニターを見たりなど、目を使っている時間にはほとんどすき間時間はありませんが、聴覚が空いている時間を考えると、すき間時間が生まれます。忙しいなかでも、探せば、じつはかなりのすき間時間があるのです。忙しい現代だからこそ、耳勉強法が役立つのです。

耳勉強法は脳に良い

近年、脳科学研究の著しい発展によって、脳のメカニズムが解き明かされてきています。耳勉強法は、その脳のメカニズムから考えても、大変合理的な手法です。

記憶は、複数の感覚から何度も情報が入力されると強化されます。ですから視覚だけでなく、聴覚からも何度も情報を入力すれば、記憶力が向上するのは必然です。言語能力のなかでも、とくにインプットにかかわる能力、すなわち、リーディング能力とリスニング能力は相互関係を持っています。

したがって、リスニング能力を鍛えることで、リーディング能力が向上します。

このように脳のメカニズムから考えても、聴覚に着目することは合理的であり、脳にとって良い影響を与えるといえるのです。

耳勉強法は誰でも簡単に実践できる

じつは、聴覚は、目や身体を鍛えることに比べてはるかに鍛えやすい感覚です。

速読を学ぶためには、目の動かし方の訓練など、ある程度のトレーニングが必要ですが、聴覚は非常に柔軟性が高く、ほとんどトレーニングを必要としません。

聴覚がもともと言語を司っている器官だからこその特徴です。

耳勉強法を実践している人からの声

私が経営している株式会社オトバンクでは、日本最大のオーディオブックプラットフォームaudiobook.jpを運営しています。

その関係もあって、耳勉強法を実践している方からの声が多く届きます。ここではその一部をご紹介しましょう。

M・Rさん(40代・男性・管理職)
通勤時間に聴いています。片道20分と短いですが、休日は長めに聴いて1週間で4~5時間(1冊分以上)のオーディオブックを消化することができます。オーディオブックを聴くと集中できるので、朝聴くと集中力が高まった状態で仕事を始められます。

T・Kさん(30代・男性・事務職)
いつもクルマで聴いており、大変重宝しています。電車やバスなどで移動する場合は、本を読むことができるのですが、クルマではそのようなわけにはいきません。公共の交通機関が発達している都会と違い、地方ではクルマが通勤にも仕事にも必需品です。移動時間も長いので、なんとかこの時間を有効に使えないかと思っていたときにオーディオブックと出会い、今ではなくてはならないものとなりました。

H・Iさん(20代・男性・事務職)
徒歩40分程度通勤しておりますので、いつも楽しく聴かせていただいております。また、日ごろ目を酷使しがちなので、目を疲れさせずに情報を入手できるオーディオブックはとてもありがたいと感じています。書籍にて所持している築山節さんのオーディオブックを購入してみたりもしました。同じ内容にもかかわらず、書籍とオーディオブックで強く印象に残る部分が違ったりして面白いです。書籍だと飛ばし読みするところから気になってじっくり読むところまで密度にむらのある読み方になりますが、オーディオブックの場合は飛ばし読みもしにくいですし、かかる時間が一定ですので、読み飛ばしていたところにこんなことが書かれていたのか!と思うことが何回かありました。

Y・Kさん(30代・男性・学生)
一日にだいたい3~4時間聴いています。食事などの順番待ちなどのときも、ちょっとした時間に聴けるのがいいですよね。本の場合は1回読んで終わりというものが多いのですが、オーディオブックは何回も聴くのが楽ですから、7回8回くり返し聴いたりもしますよ。しかも何回も聴くと自然と記憶に残ります。本を読むのも好きですが、気が向かないときにオーディオブックを聴くと、流しておけば勝手に耳に入ってくるので、聴いたあとはなんだか元気になります。

Y・Sさん(50代・女性・パート)
これまで時間がないからという理由で読書の時間がなかなか取れなかったが、耳からという画期的な読書の方法を得て満足しています。また、何度でも納得のいくまで聴き直せるのもよいです。私自身の目の衰えの不安も解消してくれました。これからも、いっそう幅広い分野の読書ができるのを期待しています。

いかがでしょうか。耳勉強法を実践すると、ライフスタイルが変わるのです。

それでは、さっそく耳勉強法についてお話ししていきたいと思います。新しい学びの世界へとご案内いたしましょう。

「耳勉強法」で新しい学びの世界へ

「はじめに」をお読みいただきありがとうございました。『超効率耳勉強法』を通じて、少しでも「耳」からのインプットについても興味をお持ちいただければ嬉しいです。

現在Amazonでは予約受付中ですので、ぜひそちらからご予約ください。

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※書籍購入者様は、特典として「audiobook.jp」の聴き放題サービスを30日間無料でご利用いただけます。

書籍に関する疑問や、感想などもぜひお気軽にツイート等でお知らせください。「#耳勉強法」でのツイートお待ちしています。

また、耳勉強法に興味をお持ちいただけた際にはぜひ、
▼日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」をご活用ください。

ぜひ多くの方に「耳勉強法」をトライいただければ幸いです。

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