《連続投稿480日目》AIが伝授する熟練の技

　日経電子版の記事【トマト収穫増の秘訣はAI NECとカゴメが営農支援】では、衛星写真や産地に設置したセンサーなど（＝IoTデバイス）から⇨1000種類を超えるデータを収集し⇨『デジタルツイン（＝センサー等でリアルの世界を取り込み、デジタルの世界にコピーする）』をAIで解析して⇨最適化するトマト栽培がリポートされています。

トマト収穫増の秘訣はAI NECとカゴメが営農支援

　そもそも、このようなAIの活用が行われる背景には、熟練の技をマスターして継続的に実績を向上させていく事には様々な困難が付いて回るからだと考えられます――

▶熟練の技を阻むもの

（１）熟練者が高齢であったり、多忙であったりして、なかなか教わる機会
　　を設けられない。

（２）そもそも秘伝であり、教えてもらえない。

（３）熟練者の側も、その技を言語化・数値化・可視化することに困難が
　　ある。

（４）熟練者であっても、環境の急変など（気候変動など）に常に対応
　　できるとは限らない。

（５）じっくり習熟している余裕がない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　など

　AIには、これらの障害を乗り越えていけるポテンシャルがあり、食糧問題に挑む強力なツールとして普及が加速していくのではないでしょうか。

《当ページにご来訪いただき、ありがとうございました！》