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スイス勢に追い付けるか、国産機械式腕時計
日経電子版の記事【国産腕時計「ちょい高」 機械式、職人技で売る】は、スマートウオッチ(腕時計型端末)台頭の陰で、実は出荷額の右肩上がりの伸長が観測される国産機械式腕時計に関する興味深いリポートです。
密やかなブーム、とでも言うべき国産機械式腕時計ですが、気になるのは、ここを踏み台にして有名スイスメーカーに肩を並べるブランドへと成長できるかです。
記事などから、その為のポイントを拾ってみると――
▶有名スイスメーカーに肩を並べるには……
① 日本の職人が匠の技を駆使してモノづくりした一品というストーリー。
② 積極的に内外の展示会で披露するプロモーション。
③ 職人の手になるメイドインジャパン。
④ 職人技というチャームポイント。
⑤ 有名人が愛用しているというステイタス。
⑥ 部品製造やOEM(相手先ブランドによる生産)で磨いた技術リソースを
生かして自社ブランドを立ち上げた(BtoCへ進出)というストーリー。
⑦ さらに高単価な一品へのチャレンジ。
⑧ 機械式腕時計愛用者の裾野を広げるようなUXデザイン。
⑨ 直営店などでの販売によるブランディング。
ここで、上記のポイントをトップブランドへの方程式に図式化してみると――
▶ プロダクト
=メイドインジャパン+チャームポイント
+チャレンジ+UXデザイン+・・・・・・
▶ ブランディング
=ストーリー+プロモーション+ステイタス+・・・
▶ トップブランド
=磨き上げられたプロダクト
+練り上げられたストーリー(ブランディング)
これから先、日本の機械式腕時計がどこまで行くか、とても楽しみであると同時に、上記のような施策は、他の様々なプロダクトにも応用できそうで参考になりました。
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