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「日本一、みぢかなデザイン思考」がわかる、エッセイ集

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「日本一、みぢかなデザイン思考」を習得できる、エッセイ集。「デザインを身近に感じ、日常の中にデザインを取り入れたくなる」。そんな気持ちを後押しする雑文たち。グラフィックデザイナー…
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#コラム

出会い系で結婚した、グラフィックデザイナー。愛を探す、オンラインの旅人。

私はグラフィックデザイナーであり、二児の父でもある。父になるには、当然のことながら、妻がいてこそ。「おいおい、散々、過去のnoteで女性に恵まれないってことを駄弁っておきながら、しっかりと結婚してんじゃねぇか?」 ……ふふ。なめるな。私の妻。どこで出会ったか教えようか? ストレートに、「出会い系」だ。 --- 独立前の前職。忙殺される毎日。唯一、あるかないかの週一休み。日曜。休みはありがたいが、彼女も、気軽に会える友だちもいなかった。さらには一人暮らし、というコンボ。

世代別の価値観! 「共感」? 対価は、「価値」に払われる。ヒトとモノ、制作者と制作物。若いモーニングスター。

打合せの後、高円寺駅改札前に向かう途中。近くのバス停で、コンビニおにぎりを一粒ずつむしって食べている女の人がいた。それはもう、色々と聞き出したかったが素通りした。具のところはどうすんだ。 高円寺は夢を追いかけ、まだまだ追いつかない、追いつけない理由を語り合う人が多い。気がする。それはそれでいい。なによりもファッションがいい。ザ・古着屋から買ってきたと思われる、何系ファッション。ボクは好きだ。たまらない。己の道をいきながら、おさえるとこはおさえる。とりとめもないこの文章も、高

「モテる」とは、どんな状態? くっつき、はなれる。隙間に流れる、新たな思考。

一時的にめちゃくちゃ仲が良かったりすると、何かをきっかけに、あんな近かったのが嘘かのごとく、連絡が取れなくなったりする。逆に。そこまで仲が良くない、ん? そもそも仲が良いとはなんぞや。 ……お互い、合性は良いと感じ合う。けども、肩組んでプライベートで遊びにいくほどじゃない。ポジティブにいうと、適度な距離感をもっている。数年ブランクがあった、そんな人から連絡が入る。タイミング的に助けを求めつつ、仕事を紹介をする。皆、嬉しい。ほそく、ながく。バッツリと切れない縁は、どこかでまた

「冷凍チャーハン」から学ぶ、デザイン論。もともと部分を愛す、視点と考え方。

大きく出た、媚び売りタイトルであるが、先に伝えよう。そんなものは、ない。ないものは、つくればいい。そうやって文明は切り開かれてきた。はじめます。 ------------ 本来、私は、「おかず×白米」という、日本人アイデンティティを示してくれる、絶妙コンビが好きだ。おかず、白米、おかず、白米……という口運びリズムを刻む度、日本に生まれてよかったと感じている。 ところが、「チャーハン」はどうだ? 大きめのスプーンでひとすくい。これまた、大きな口にほうり込む。舌をころがる具

「人の過去は変えられる」。眼鏡女子。二次元の女性。ケンカ別れ。

久しぶりに眼鏡を買った。約10年前にレーシックを行ってから、気づけばだんだんと視力が下がってきており、ロゴマークの微調整、0.01㎜感覚で刻むことも多いので、これはイカンイカンと、久しぶりに眼鏡屋さんに行ったわけです。 ところで、私は眼鏡をかけた女性が好きです。どんなにパンチ効いた顔面でも、眼鏡をかけられると3割増しに可愛く見えます。色々なフレームがありますが、やはり黒ブチ眼鏡が一番の好み。黒ブチは、グッと厚めがいいですね。常にその眼鏡をかけているだけで、不思議ちゃん、アピ

「意外性・ギャップ」は、魅力につながる。自信。おしっこと自分。

冬はとてつもなく、おしっこが近い。 水を飲んだら、そのまま流れ出るかのごとく。そして、ちっさい。元から、という話もあるが、寒さによる収縮率は自分でも驚愕する。この収縮された状態で、勢い良くおしっこをすると大変危険である。 私の意志とは無関係の方向、思いも寄らぬ場所を目指して旅立つからだ。時には手にかかる。手にかかる程度はまだマシな方で、足下のジーパンにひっかかった時には、勝手な行動をしたおしっこに対しての怒りを通り越し、少し笑けてくる。 この笑けてくるのは、あくまでも、

「“幸せ”とはなんぞや」。ちょうどいい。自分を出す。“歓喜”の爆発の連続。

最近、同世代(30代半ばくらいですね)の男3人と、別々の場所でお話しする機会があって、語りながら、語った後、いろいろと考えました。 今年に入り、楽しいことと同時に、人づきあいの中、精神をすり減らす出来事も多かった。仕事は楽しいし、家族には恵まれている。しかし、しかしだ。この満たされず、枯渇する心はなんだろう。 「“幸せ”とはなんぞや」……。まぁ、満場一致の答えなんてぇのは出ないのですが、主観で書くぐらいいーでしょ! noteだし! ------------ ■ 「ネッ

メディアとしての「紙」の価値。人の感情に直結させる。想い出になる。

パントン・メタリックのやわらかい輝き。ビックリマンシールのホログラムでもないし、折紙についている金銀でもない。上品な煌めき。キラッ。ギラッ。ギラギラ。きらり。感じてほしい度合いによって、見せる表現も変わってまいります。輝けばいいってもんじゃない。大事なのは、その輝き方だ。なんつて。 ------------ メディアとして見た「紙」。今後は一体、どうなるであろう? 僕はグラフィックデザイナーだし、もちろん、紙が好きだ。本も好きだ。Kindle や iPad も持っているが

「サブカルチャー」はなくなった。個々が「メインカルチャー」を持つ時代。「つなぐよ」は、なぜ、「ロゴ制作とストーリー発信」を一緒にやるのか?? 文化と付加価値。

お気づきだろうか。近年、「サブカルチャー」という言葉をあまり聞かなくなった。 「“サブ”カルチャー」は、「“メイン”カルチャー」があって成り立つ。「メインカルチャー」とは、「国民的で、王道で、誰もが知っている文化」。それ以外に位置する、アンダーグラウンド。それが、「サブカルチャー」“だった”。そう、“だった”のだ。 ------------ ------------ ◎ “自分だけが知らない”と恥! 「国民的メインカルチャー」が存在した時代。 1990年代。音楽。オリ

先に「目に見える結果」を獲得すると、話しを聞いてもらえるよ。

すべての “影の人” に告ぐ。日々、「その考え」をアウトプットするのも大事だけど、その前に「達成した方がいい」ことがある。それは…… ------------ 小・中・高・大と、家族にも周りにもバカにされ続けてきた。自分の中では、絵とか異性とか、ちゃんと真剣に考えた「思考」があるのだけど、それを話しても、流されるか、そもそも相手にされないか。いつもどこでも、「私」という人間性に対する評価が、これでもかと低いんだ。まいっちゃうよ。 それに比べ、“なんでアイツが”(この“ア

「集中力」は「マジックポイント」。効率? 非効率? 1日分のMP、うまくつかって大冒険。

家の真裏にある公園。散歩で通りかかったら、小学生の子供たち。男子グループ・女子グループ。かたまりができている。女子たちは、元気よく缶ケリをやっている。コーヒーのボトル缶だ。最近はなかなか350㎖の缶ジュースを買う人も少ないのだろう。 それはさておき男子たち。ハンカチ落としの時みたいな輪になって、皆で携帯ゲームをやっている…。なにも外でやらなくても……いやいや、場所を選ばないゲームだからやっているのか。女子が身体全体を思いっきり動かし、男子は座って指のみをピコピコ動かす光景。

「笑いの養成所」に入学しました。「グラフィックデザイナー × 芸人」の掛け算。「テレビとネット」の“笑い”のちがい。“YouTube動画”をはじめた理由。

noteのみなさま! いつもありがとうございます。永井弘人(アトオシ)です。さて、5月後半。大事なお知らせが、大きく“3つ”あります。 どれもこれも“ただの告知”じゃなーくーてー、noteとしての醍醐味を感じられる“作品”にしますわよ。今回は、お知らせ第一弾。「笑いの養成所」に入学しました。 ------------ ■ なぜ、「笑いの養成所」に入学したか? 先に申し上げると、「笑いの養成所(学校)」は、「ワタナベエンターテインメント」グループの「ワタナベコメディスク

“言葉は現実化する”って、脳みそくんが言ってます。

入稿データへの記載情報は、「いかにわかりやすく」「いかに丁寧か」……が印刷所の方に、より気に入られるキーとなってきます。ちゃんとしたデータであれば、ちゃんとした仕事をしよう! という気持ちになると。 相手も人間です。メール文と同じく、送られてきたデータ内容(記載内容)ひとつで、相手が「ちゃんと思いやりのある人間か」判断できますし、判断されます。普段から「ちゃんと思いやりのある人間」だと認識されている人は、いい噂を呼び込むっちゅーことや。 こんなに丁寧なデータ送ってきやがっ

暑い日に、ホットコーヒーを飲む意味とは? 基本じゃない行動、コントラスト。

その日、僕は健太郎さんと井の頭公園、園内にあるカフェにいた。真夏だ。周囲はカップルだらけの中、男2人。しかも、テラス席。今日も日差しが強い。ギンギンだ。 茶髪で顔のハッキリした女性店員がくる。この子、Sだな。僕は勉強は苦手だが、目の前にきた女性がSかMか、ということはすぐに判断できる。そして、それを試す術を知らない。 ------------ グレーのTシャツをびしゃびしゃにしながら(もう、ほぼブラック)、健太郎さんは言う。 容赦ない太陽に照らされながら、チビチビ飲む