「冷凍チャーハン」から学ぶ、デザイン論。もともと部分を愛す、視点と考え方。
大きく出た、媚び売りタイトルであるが、先に伝えよう。そんなものは、ない。ないものは、つくればいい。そうやって文明は切り開かれてきた。はじめます。
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本来、私は、「おかず×白米」という、日本人アイデンティティを示してくれる、絶妙コンビが好きだ。おかず、白米、おかず、白米……という口運びリズムを刻む度、日本に生まれてよかったと感じている。
ところが、「チャーハン」はどうだ? 大きめのスプーンでひとすくい。これまた、大きな口にほうり込む。舌をころがる具材、鼻からぬける、ほんのりスパイシーな香り。美味しい。ただし、味がワンパターンなのだ。
私はもともと少食な上、「同じ味のテンションが、長く続くこと」にキツさ感じる。ゆえに、「おかず×白米」が好き。……で普通に考えたら、お前にとってのチャーハンっていいとこなくね? となるだろう。
あまい、あまい。「“食のリズム”を楽しむ視点」でいえば、「おかず×白米」に軍配が上がる。しかし、「チャーハン」が勝つシーン。「“集中力をキープしつつ”、食を楽しむ視点」でみてみよう。
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私は基本、集中力を継続させるため、あまり昼メシを食べない。どかっと食べると、脳みそ血流が消化にもってかれるからよ。
かつ、食べるにしても、作業と作業の合間にあたる時間、手軽にパッと、できるならば、味濃い目の食べた感がほしい。そして、食べた後は15分ほど昼寝する。これが「“集中力をキープしつつ”、食を楽しむ」ワンセット。
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以上を踏まえると、私にとって、「昼メシで1人前」を食べることは、食べすぎに値する。テッテレ〜!! ここで、「冷凍チャーハン」の登場なのだ。
「冷凍チャーハン」はものにもよるが、大抵、「1袋で2人前」である。その上で、「冷凍チャーハン」は、「1回に食す量加減を、自分で調整」できる。
「“集中力をキープしつつ”、食を楽しむ」視点で、「1袋を3人前」と勝手に換算し、1袋を3等分に分けた量を、手軽にチンして温める。ホクホク食べる。麦茶を飲む。「自分が求める量加減で、ちょい少なめに食せる」ことが、「冷凍チャーハンの大メリット」なんだ。(←私にとって!)しかも、1回分の楽しみが自動的に増える。
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ここで伝えたいことは、「ある視点ではマイナス・デメリットに見えそうなことも、視点を切り替えると、プラス・メリットになる」ということ。
「○○ × 冷凍チャーハン」の「○○」視点。この視点とは、 自分自身が日々どのように過ごして、何に何を求めているか? そこがポイントとなる。ライフスタイル。
私の場合、「○○」は、「日々の集中力 + ちょいとした楽しみ」であった。「集中力を継続させるために」には、「食べ過ぎずに、食べる」かつ、「手軽にすぐ食す」。そして、「ほどよい、食べた感のある味の密度」。
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……ところが、ここで強敵が現れる。「冷凍ピラフ」だ。エビなんか入ってたら、かなり悩む。強い。そんな時は迷わず、どっちも買おう。
1人袋3人前と計算したら、2種の袋で6回は昼メシを楽しめる。チャーハン、ピラフ、チャーハン、ピラフ、チャーハン、ピラフで6日間。いったりきたり、コロコロ。
お気づきだろうか? 強敵の登場で、なんと、俯瞰した、「“食のリズム”の楽しみ」も生まれたのだ。
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人も物もついつい、嫌な部分が見えがちである。もとからの要素ってのは、こっちから、むりくり変えることはできないからこそ、「もとからある部分を愛す、その視点と考え方」。それこそが、「人生を有意義にするデザイン」である。
そしてそして。これは、「デザイナーでなくても、だれでもできるデザイン」。
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視点を変えよう。いいところを見よう、発見しよう。楽しもう。
行いはブーメラン。連動する。自分から周りのいいところを見て、伝えていけば、自分自身も「いいとこをを見てもらい、周りが伝えていってくれる」だろう。
以上、「冷凍チャーハン」から学ぶ、デザイン論でした。本日の講義を終わります。起立! 気をつけ! 礼! 昼寝。
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