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「集中力」は「マジックポイント」。効率? 非効率? 1日分のMP、うまくつかって大冒険。

家の真裏にある公園。散歩で通りかかったら、小学生の子供たち。男子グループ・女子グループ。かたまりができている。女子たちは、元気よく缶ケリをやっている。コーヒーのボトル缶だ。最近はなかなか350㎖の缶ジュースを買う人も少ないのだろう。

それはさておき男子たち。ハンカチ落としの時みたいな輪になって、皆で携帯ゲームをやっている…。なにも外でやらなくても……いやいや、場所を選ばないゲームだからやっているのか。女子が身体全体を思いっきり動かし、男子は座って指のみをピコピコ動かす光景。なんだか切なさを感じた。

まてよ。ゲームの中でヒーローになる快感を覚えた後は、現実世界でもヒーローになりたい、という欲求が湧いてきて、指のみ動きはやがて手淫に変わり、むなしさを心から味わう。これではイカンとモテたいがために、女子へのアピール、すなわち身体全体を動かすことになるのだろう。いずれ。

ま、じゃあ、いっか。そんなことを思いながらグループ横を通りすぎると、携帯ゲーム持ちながらサッカーしている、2人の男子。君ら強いわ。

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プロジェクトを複数同時進行する。初回打合せ日からスタートし、一発目のプレゼンが一つの山場となる。

以前は、一つのプロジェクトに対し、「リサーチ・アイデア・ラフ・制作」まで、一気にプレゼンで見せる形までつくりあげてきた。そして、「その後の調整に一番時間をかける」……という方法を主にとっていたのだが、やり方が停滞することは、デザイン自体が停滞することにもつながると感じ、途中から、「リサーチ / アイデア / ラフ / 制作」までの工程にすべて、一つ一つ、「区切りをつけ」、行程ごとに「置いておく」ことにした。

この状態を、“寝かす”という風に例える方もいると思う。プロジェクト自体は“起きている”ので、「置く」とでも言おうか。Aの立ち上がりをここまでやって、Bの続きをやって、Cをちょいとやって、Aの続きをやって、Dの立ち上がりをやって、BをFixして……。

「置く」ことで、不思議と頭の中がクリアーな状態で、もう一度入っていける。心地良い距離感。少し、距離を置いておく方が、良い関係が長く続く。中距離恋愛。物理的に近づいていても、やさしい風がふきこむ間柄。

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さて、“MP”の話しをしよう。”MP”とは、ドラクエでいうとこの「マジックポイント」である。魔法を使うことができるポイント数。強力な魔法であれば、“MP”の消費も大きい。

私は“魔法”を使えない。今、これを読んでいる方々も、きっと“魔法”は使えないだろう。(もし使えるのであれば、ユリ・ゲラー、織田無道と対決してほしい。AbemaTV、ぜひ企画を。1,000万円!)

しかし、人間には平等に、“魔法”に変わって、使えるものがある。それは、「集中力」だ。集中力。「MP = マジックポイント」と共通していることがある。それは、「1日に使える数値に限りがある」ってとこ。

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ドラクエをやった人ならおわかりだろうが、「マジックポイント」は、村か町の宿屋でぐっすりと寝なければ、元の数値まで回復しない。どんなに、「いや、オレ、まだまだ、がんばれますよ! 魔法、使えますよ!!」と、大声と気合いを出したところで、使えないもんは使えないのである。

「集中力」も同じ。

(んん、厳密にいうと、20代は、「集中力」は、気合いや体力でカバーできていた。30入ってからだ。「1日限定数の集中力」を、特に気にする、気にせざるを得ないようになったのは)

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寝起きは、「集中力」マックスモードで、どんなプロジェクトでものめり込める。正午過ぎ、ややあぶなくなり、夕方過ぎあたりなんか、ちょっと気を許せば、プリントアウト中のわずかな時間に、フラッと2ちゃん〜エロサイトにアクセスしちゃうもんだから、まいっちゃう。

……どうなってんのよ、マイ集中力!

そう。ある意味、「1日の中、集中力をフルに使って、プロジェクトに打ち込める時間」は、「次の宿屋で休めるまでの間、強敵モンスターに、激烈攻撃魔法を食らわすことができる残回数」と同等であり、「集中力 = 魔法」なのである。つまり、「1日に集中力を使える時間 = マジックポイント = MP」とさせていただく。

ハッキリ言おう。私は、こじつけが好きだ。

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というわけで、脳科学や集中力やら、いろんな本を読みあさった末、現在、効率よーく「MP = 1日に使える集中力」を発揮させるため、私は以下8点を意識して、日々、作業進行をしております。

・01. 1日の集中力は限られる。トータルで、4〜5時間集中できれば、いい方

・02. 同一作業間でも、30分〜1時間ごとに、こまめに休むのが吉。長時間一気に“MP”を使っちゃうと、消費が早くなってしまう。

・03. 朝→夜にかけて、“MP”の密度は、濃→薄。なので、朝一は、「ゼロベースでイチにもっていく、立ち上げ企画」や「絶対にミスできない、入稿作業」など、より集中力を要することを行う。

・04. 逆に、夕方〜夜は、「ほぼ流れ・方向性が定まっている、あまり集中力を必要としない、歌詞あり音楽を聴きながらでもできる内容」を行う。骨格が決まったレイアウト制作や、ロゴマークの細部調整など。

・05. なので、「効率いい“MP”の使い方」も含めて、「ToDoリスト・着手順」を考える。

・06. できれば、朝一は、一気にスタートダッシュかましたいので、「前日の寝る直前に、『ToDoリスト・着手順』を考え」、紙に書いておく。

・07. 昼飯を一気に食べると、頭と身体が、おぉ、やすめー!って反応して眠くなっちゃう。だから、継続の波をつくる行動食として、小刻みに少量ずつ、ナッツやグミ、固形ブドウ糖やチョコパイを取り入れる。

・08. 同じ環境で作業を続けると、”飽き”がくる。集中力を継続させるために、「BGMを他ジャンルに変える」、「作業場所を変える(PC前からラフ手描きができる喫茶店など)」

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自分が向かうゴール。そこに達するには、「時間の使い方」と同じくらい、「MP = 集中力の使い方」が大事なのでは? と思う今日この頃。

同時に複数のプロジェクトを進める。中期〜長期。ただし、1日は1日。超短期としては、目の前のモンスターのみ、しっかり向き合う。愛と敬意をもって、しっかり倒せば、仲間になりたそうな目をしてくれるだろう。

やりたいことは全部やる。力の分散ではなく、乗算。ことなるプロジェクトを進めることで、自分で自分を客観視できるのだ。たずさわる人の考えにふれることで、勉強にもなり、あっちやそっちに活かせるのだ。

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今、これを打ち込んでいるのは夜。

お気づきかと思いますが、私、MPが切れかけています。あと数回、メラとブリザド使ったら、今日は閉店。MP切れた状態では、どんなに気合い入れても、効率ワルオなのです。おとなしく、宿屋で寝よう。

ふかふかのベッドで泥のように眠るんだ〜。うふふ。ドラクエとFFごっちゃだけど、気にしないんだ〜。

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