「モテる」とは、どんな状態？ くっつき、はなれる。隙間に流れる、新たな思考。

一時的にめちゃくちゃ仲が良かったりすると、何かをきっかけに、あんな近かったのが嘘かのごとく、連絡が取れなくなったりする。逆に。そこまで仲が良くない、ん？ そもそも仲が良いとはなんぞや。

……お互い、合性は良いと感じ合う。けども、肩組んでプライベートで遊びにいくほどじゃない。ポジティブにいうと、適度な距離感をもっている。数年ブランクがあった、そんな人から連絡が入る。タイミング的に助けを求めつつ、仕事を紹介をする。皆、嬉しい。ほそく、ながく。バッツリと切れない縁は、どこかでまた交わるのだろう。

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ところで、“人に誘われる”と嬉しいものだ。ただし、個と個の場合に限る。集まりがあるからおいでよ！ は、ただの人数集めにすぎない。参加料のかき集めか賑やかさのかさ増しか。せっかくだから、密度の濃い時間を過ごしたい。本当に必要とされる時間を過ごしたい。あなたとあなたとあなたと。

充実した時間は、栄養分。その誘い、いただきます。


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私はデザイナー。ってことは、1つの事象に対して、自分の視点でふかーく考察、そして、言語化する必要があるんです。「オリジナリティあふれる言葉、それを形にする行為」こそ、ある意味「デザイン」なのです。

つまり！ 日常に漂っているアレやソレやコレを意識して、ちゃんと見つめる。そもそもの存在意義とか意味とか今後の展望なんてのを掘りさげちゃって、デザイン思考と絡めてアウトプット。こりゃもう、「デザイン力を上げる筋トレ」なんですわ。人の鍛錬のぞき見してる、そこのあなた！ エッチ！

おいおい、よくわかんねぇ野郎が好き勝手書いた文章なんて、フェリックスガムより価値ねぇよ、とお思いの方。“日常とデザインを拡げる雑文”は、ガムよりも味長つづき、気づけば、あなたの筋トレにも……おっと、真面目に語りすぎた。テーマを話そう。今日は「モテる」について。


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「モテる」。一般的には、“うらやましい状態”とされている。ですよね？

モテたいモテたいモテたい。そんなことを学生時代、頭の中で強く考えていた。今も、この先も、彼女がてきても、結婚して子どもが生まれても、ジジイになっても。モテたい。ずっと、モテたい。きっと、そうだろう。

「何がなんでも、モテたくない」と思う人は少数で、やはり、明日食べるものに困っても、困らなくても、まずは「モテたい」のである。食う、寝る。性欲？ 本能か。

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いやしかし、「モテたい」が叶い → やった！「モテた！」 というのは、具体的に「どのような状態」を指すのだろうか？ 多くの異性に、同時に好かれる状態を指すのだろうか？ んん？

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彼女がいない状況であれば、「彼女がほしい！」= 「モテたい」。

これ、わかりやすいですよね。んじゃあ、彼女がいたら、どうだろう？ 「彼女いるし、全くモテたくない！」となるだろうか？ いいや、人間であれば「モテたい」はずだ。ここで、面白い現象が起きる。

本能的には「モテたい」んだけど、もう相手がいるから、「モテたら」困るのである（色々と）。強いて言えば、「い、今かよ〜！」なのだ。一通りのコースを食べて、お腹いっぱいになっている時に、ガラガラと「実はまだ、美味しい料理がたぁんまりとありました〜」って運ばれてくる。い、今かよ〜！

まぁ、彼女いたり、奥さんいたりすると、焦りやギラつき感がなくって、妙な安心感をかもし出してる空気感に惹かれる = 「モテる」、なんてこともよく聞きますわね。

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んじゃあさ、彼女や奥さんがいる（公にしている）時の「モテる」って、「具体的にはどんな状態」よ？ メシか、キスか、セックスか。こちらから誘わず、相手からグイグイ迫ってきて、ドン！ 島耕作か。

いいんや、別にそんなことしなくても。なぁーに？ ちやほや？ ツイッターのリプ、女性からたくさん？ たくさんってどのくらい？ 職場で頻繁に声かけられる？ 頻度は？？

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そう。よくよく考えると、「モテる」って、とっても「曖昧」なんだ。

人に関していえば、ひろ〜い感覚で「あの人、モテそう」って、“自然体”。「モテたい」なんて意識しない、頭から常にパパパッと離れた時、“好まれる瞬間”は訪れる。

実はね。デザインも一緒なんだ。一回、真剣に向き合って、一回、頭から離す。すると、第三視点の面白アイディアなんてのが、急に頭の中に流れこんでくる。スキスキ〜って。アイディアに「モテる」。なんつて。


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ちゃんと見つめる。考える。あくまでも、無理をしない自然体。「モテる」につながる。しかし、意識し過ぎちゃうと「モテない」。あくまでも、ラフに。カッコよくて、きゃわわ。

と、いうことは？ モテたいモテたいモテたい……みたいな呪文を書いてる時点で、私が「モテる」には、まだまだほど遠いってことかぁ。ここがスタートラインかぁ。希望の伸びしろ。明るいロード。

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