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むさしの写真帖

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「写真っていうのはねぇ。いい被写体が来たっ、て思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。その二、三秒のあいだに…
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#カメラのたのしみ方

むさしの写真帖

むさしの写真帖

古いデジカメについて書いています。
ただしこれらの記事は2018年前後のものであるので、カメラのほとんどは手許にないのをご承知おきください。

追記: ネタが尽きたので写真、カメラにまつわること。またアラカンおじさんの日常について書いたりします。(2023年霜月朔日)

25×1.5×1.5?

25×1.5×1.5?

ふとAPS-CにCCTVレンズを付けたことがないのに気づく。
このカメラには「全画素超解像ズーム」なるデジタルズームが備わっているとのことで、2倍までは画素数も変わらないらしい。
Cマウントレンズはイメージサークルが小さいのでAPS-Cに付けて絞ると周辺が盛大にケラれるが、このズームを使えばケラれは最小にできるではないの。

そんなわけで撮り散らかしてみる。

APS-Cなので換算1.5倍だから2

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気分を変える

気分を変える

ここのところ写ルンですのレンズを使っていたので、たまにはM3/4用に使っていたCCTVレンズを付けてみる。
写ルンですレンズは広角なのはいいけれどF値はf/11くらいの固定だから夜には使いにくい。
フィルムカメラとは違ってISO値を勝手に上げてくれるから、いきなりシャッタースピードが1/8とかになってしまうことはないけれど終日これ一本だけで過ごすというのは悩みどころだ。
内蔵フラッシュもあるけれど

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いい420

いい420

昨日中古レンズを買いに新宿まで行ったというのを書いたが、このカメラに付けるレンズなのである。

オリンパスE-420。

2008年に発売された一眼レフだ。
16年も前のカメラなので性能云々の話をしても仕方ない。
ぼくはこのカメラを死蔵していたのだ。
というよりも「忘れていた」が正しい。
先日、納戸の整理をしていた際、こちらに越してきてから1度も開封してない段ボールがあり、なんだっけな、と思いなが

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固執

固執

我ながら呆れるが、これらは左からオリンパスのE-PM1が2台、それとE-PL3である。
3台とも写真が撮れる。
だが3台とも共通した故障がある。
それは手ブレ防止のエラーである。

ぼくはカメラでも車でもそうだが、本来機能するはずのものが機能していないのが嫌だというタチだ。
全体からすれば大したことではないにしても、例えば車ならパワーウインドウのスイッチのバックライトが切れたとか、そんな些細なこと

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ハリー・ポッターと愚者の弁当箱〜Argus C3

ハリー・ポッターと愚者の弁当箱〜Argus C3

田中長徳さんが「アーガスC3」についての投稿をされていて、それで昔使ったことがあるのを思い出したのである。

アーガスC3はアメリカ製である。
35mmフィルムを使うカメラでアメリカ製というのは珍しいのではないか。
もちろん初期のコダックをはじめアメリカで製造されたカメラはあって1900年代初頭にはアメリカがカメラ業界を牽引した時代があったが、フィルムカメラのほとんどが中古になっている現在で、ある

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恋人〜Leica M5

恋人〜Leica M5

ライカというと大体持ち物自慢みたいな話になるから避けているのだけど(写真の云々をぶっ飛ばすくらい機材ラブが分かるならいいんだけどね)、M3から始まってM2、M4-P、M6、IIIf、M8、M8.2、M9と使ってみて、ひときわ記憶に残るカメラはM5なのである。

載せたレンズはズマロン35mmかズマリット50mmだった。いずれもLマウントの古いやつだ。
ボディは初め銀だったが、露出計が故障してから黒

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XR RIKENON 50mm F2 L

XR RIKENON 50mm F2 L

K-mを買った勢いでポチッとしてしまったリケノン50mmが届いた。
和製ズミクロンとの誉れ高いリコーの一眼レフ用レンズである。
今はリコーと言えばGRシリーズだが、かつてはフィルム一眼レフを製造していて、1978年に発売された「XR500」の標準レンズとして装着されたのが、このXR RIKENON 50mm F2というわけだ。

XR RIKENON 50mm F2は製造年によって四種類あるらしい

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PENTAX K-m

PENTAX K-m

これこれ。
こういう青が出るからCCDはやめられんのよ。

ペンタックスはあまり書いたことはないけれど結構使ってきた。
まぁ言うてもK-7くらいまでだから最近のは全然知らない。
今日素見しのつもりで入ったハードオフで、みごとにミイラ取りがミイラになってきた。
まとこに人生とは思うようにはいかないのである。

K-mというのはどんなカメラなのか、というのも買ってから色々調べ始める始末。

「ママ想い

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近所の神社に行く

近所の神社に行く

初詣には鎮守とか氏神からというのだけど、調べてみてもよくわからなかったから一番近所にある神社へ出向く。
元旦はよく晴れ暖かい日だったので気分よく歩ける。
首からは先日買ったレンズを付けたニコンをぶら下げる。
D60は軽くて好い。
モノのページに、このレンズはf/8くらいが一番描写が良いとされていたので、その絞り値に合わせて撮ってみたのだが実にキリリとした清廉な印象さえ受ける画となっている。

一年

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コールドムーンを初代EOS Kiss Digitalで

コールドムーンを初代EOS Kiss Digitalで

タイトルがすべての内容。

久しぶりのEOS Kiss Digital初代である。
とても良くできたカメラである。
ネーミングからしてママ向けのカメラであるのだけど、柄も大きくて握りやすいし機能も必要十分なものが備わっていて、モノとしては大変いいと思う。
セールスとしても成功したカメラなのでよく売れたのだけど、その分大量に中古が出回っていて、もうなんともはや…な根付けがされている。

まぁでものん

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PENTACON SIX TL

PENTACON SIX TL

どこで買ったんだかすら忘れてしまったが(たぶんあそこだな、というのはあるけど)、これも気に入っていたカメラのひとつ。

PENTACON SIX TL

発売は1966年だというからだいたいぼくと同年代だ。
これもローライフレックスと同じ120mmフィルムを使い6×6の正方形の写真が撮れる。

レンズ交換式の一眼レフで、同じようなカメラにペンタックスの67(通称「バケペン」)というのがある。
バケ

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