見出し画像

エシカル消費におすすめ絵本

保育士育休中で、3歳と1歳の息子の母ちゃんをしています。

今日はこちらの絵本でエシカルな消費について考えてみます。

4〜5歳から読んでほしいですが、大人にもぜひ!

現実を知り、私はとても複雑な気持ちになりました。


知識の幅が狭いので知らなかったことが恥ずかしいです。

でも自分だけではないはず。
絵本の一部を紹介します。

【バナナ】
・フィリピンの、とある大きな農園では
虫や病気を防ぐために
飛行機が空から農薬を撒いている。
その農園のすぐ近くに学校もある。
近くに住んでいる人や子どもたちは
農薬を吸い込んで病気になっている。

・フィリピンの別の山の中の農園では
農薬を使わないから周りの木も元気。
運び出すのはひと苦労だけど。
虫や汚れを落とすために水で洗う。

どちらのバナナを買いますか?
空から農薬が降ってきたら、避けることはできません。
でも、私たちは農薬たっぷりのバナナを買うか買わないか、選択肢があります。

【カカオ】
・ガーナでは子どもたちも働いている。
カカオは重いから頭に乗せて運ぶと
全身が痛くなる。
疲れても病気になっても休みたいとは言えない。
家が貧しくて子どもも働かないと暮らせない。
一生懸命作っても安いお金しかもらえない。

・別の農園では農薬を使わないから森が元気。
子どもたちが働かなくても、大人が働けば
家族みんなが安心して暮らせるお金がもらえる。

どちらのチョコを買いますか?
フェアトレードのチョコを買うことで、労働に相応の対価をカカオ農家の方に払うことができます。

【衣服】
・バングラディシュの衣類工場では、
1日14時間もミシンを動かして働いている。
大勢の人がぎゅうぎゅう詰めで
清潔な水も飲めず汗水たらして働く。
もらえるお金はほんの少し。

・同じバングラディシュの別の工場では
明るく涼しい部屋で、丁寧に生地を作り
木製ハンコで模様をつけ、縫い合わせる。
昼休みもあるし、暗くなったら帰れる。
家族みんなが暮らしていけるお金ももらえる。

どちらの工場で作られた服を買いますか?
安いからとたくさん買って、やっぱり似合わない、などとすぐに捨てる。
そのために安いお金で長時間働いている人がいるんです。

私たちは何かを買う時、人や環境が幸せになる方を選ぶことができます。
一つひとつの買い物で、地球の未来を変えることができます。

でもいざ買おうとすると、オーガニックバナナ、オーガニックコットン、フェアトレードチョコなどは他と比べて高いな、と躊躇してしまいますよね。
そこでまずは、人へのプレゼントにこれらの物を選んでみるのはどうでしょうか。
もらった人も生産者に想いを馳せる、そんな輪が繋がっていったら、少しずつ未来の地球のためになると思います。

子どもたちの未来のために。
そして子どもたちが大人になる頃、そんな社会が当たり前になりますように。

この絵本から、子どもとの買い物、食事の中での話題が広がっていくといいなと思います。

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

最後までお読みいただきありがとうございました! 「スキ」ボタンがとても励みになります♡