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「ポジティブ」が鬱陶しい

楽しくて、何かへのやる気に満ちているときは、あまり書かない。
物理的に書く時間がないし、あっても惜しい。
そして、「楽しさ自慢」をすることに対して、気が進まない。
「素敵ブログ」は読むのも書くのも苦手だ。

だから、必然的に内容が愚痴や憤懣っぽくなる。
でも、書いて、吐いてしまうことで自分をラクにしているので、それでいいのだと思っている。

ポジティブに生きることが大切なのはわかっている。
わかっていても、自分の心の自然な流れを捻じ曲げることは得策ではない。
逆に余計な負荷がかかって疲れるだけ。
あくまでも私の場合は。

だから、落ち込んでいたら、そのままにしてほしい。
私の「ネガティブ」を否定しないでほしいと思う。
落ち込むときは、しっかりと落ち込み切ることが必要なのだ。

悲観性は、リスクマネジメントの一部。
いつも最悪の事態を想定して、被害や絶望を最小限に抑える方法を考える。
最悪の事態への対応を具体的に想定することで、何が起こっても大丈夫だと自分を安心させられる。
むしろ根拠のない無邪気な楽観性を怖いと思う。

世の中、ポジティブ、ポジティブってうるさいよ。

何か心配事やアクシデントがあるたびに「なんとかなる」と言う人がいる。
私はそうは考えられない。
いつだって「私がなんとかしなければ」と思って生きてきた。
看護も介護もお金のことも仕事のことも。

「なんとかなる」と言っている人を見ると、それは、なんとかなっているんじゃなくて、あなたの知らないところで誰かがなんとかしてくれているんだよといつも思う。

「ときどきは 前向きのキミがつらくなる 振り向くばかりの私を見ないで」

読んでいただきありがとうございますm(__)m