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使う機会がないほうがいいものにお金をかける

注文していた簡易トイレの追加分が届いた。
3日分の備蓄が、これで10日分ほどになった。
能登の状態を想定すると、月単位の備蓄が必要なのかもしれないけれど、なかなかそこまで整備できない。

私は行政区画の境目に住んでいる。
最も近い避難所は、境目の国道を渡った向こう側で、歩いて5分くらい。
備蓄倉庫が連なっていて、各避難所への配送基地も兼ねた広めの施設だ。

しかし、管理組合の防災担当理事は当然ながら、行政区画に応じた講演会や訓練に出席する。
そこで先日、理事は「当マンションは在宅避難が原則」だと言われたという。
いま、共同住宅は、建物の倒壊などがない限り、避難所には行かずそのまま自宅に留まることが推奨されているとのこと。
区画内の避難所である中学校の体育館は、200名くらいしか収容できないらしい。
少なっ!

まあ、ぎゅうぎゅうに詰められても、精神的にまいるだろう。
コロナ感染のおそれもあるし。
しかも、区画外のほうは5分で行けるのに、区画内のほうは20分くらいかかる。

交通事故に遭う前は、近いほうの「災害基地」のほうに、ちゃっかり行こうと思っていた。
物も豊富そうだし、広いし。

しかしそこは、車がぶつかってきた交差点の向こう側にあるのだ。
そして、私はまだ、というかこの先もたぶん、トラウマによってそこが渡れそうにない。
加えて、エレベータが止まれば階段を上がることになり、片手でしか荷物を持てなくなっているので、何往復もしなければならない。
うちは最上階なのである。
コロナ後遺症ではないかと疑っているが、昨夏の感染後は心肺機能が落ちて、すこしの段数を上がるのにも途中休憩が必要になる。

事故後は心を入れ替えた。
避難所に行かないのなら、生活物資も自分で整え、配布や買い物に行かなくても済むようにしなくては。

期限が切れた水も生活用水として使えるので、かなり前からそのまま捨てずにおき、さらに期限内で飲食に使えるものを買い足している。
ネットスーパーの送料無料のラインに達しないときは、水かペーパー類を加えているから、それらだけはたくさんある。
一人ではローリングが追いつかず、飲む分だけでも1か月くらいは持ちそう。
結構なかさもある。

自治体配布のチラシには、1週間分の備蓄が望ましいと書かれている。
以前は3日分だった。
チェックしてみたら、あと足りていないのは簡易トイレだけだった。

けして安い買い物じゃない。
使用機会が来ないほうがいいものに、どこまでお金をかけられるか。
水や食料は、回していけるが、簡易トイレはそうではない。
一生使わないでいるほうが幸せなのだ。
いや、一度試してみたほうが、いざというとき戸惑わなくて済むかもしれないが。

先週だったか、マンホールの蓋が吹っ飛んで水柱が上がった映像を見た。
別のところでも、水道管の老朽化による水漏れのニュースがあった。
昔は、年度末になるとそこかしこで道路を掘り返していたような印象があるが、いまはどうなのか。
リモート勤務が多くなったので気づかなかったが、古い水道管などはきちんと交換されているのか。

以前はふるさと納税をしていたが、仲介組織が中抜きする手数料の額を知ってうんざりしてやめた。
それに、やはりいま暮らしている自治体の税収に貢献して、インフラをきちんと管理・整備してほしいという思いもあって。

中小の地震が続くと「大地震の予兆ではないのか」と怯え、なければないで「溜まったエネルギーが一気に放出されるのでは」と不安になる。
できれば、備蓄品はそういう不安を和らげるための精神安定剤としてのみ存在してほしい。


今週はすべてリモートワークだった。
家にいるときは、炊き立てのご飯を食べたいと思って、ついつい炊いてしまう。
すると冷凍した残りご飯の塊が冷凍庫に溜まって、どれがいつのものだったかわからなくなる。
日付などを書けばいいのかもしれないが、そこまでマメではないし、どうせすぐ食べると思ってしまう。
実際、通勤していれば、帰るとそれなりの時間だし疲れているので、ご飯はレンチンが多い。

昨日と今日のお昼はそれらをまとめてレンチン。
昨日はチャーハンだった。
小さな塊も数があると結構多い。
今日は食べ過ぎてしまった。

ベーコンとピーマンを入れたカレー粉炒め。
ドライカレーではないし、炊き込んでいないのでカレーピラフとも呼べないしろものだ。
玉ねぎを入れたほうが美味しいのはわかっていたけど、刻むのが面倒で入れなかった。
休日なので、賞味期限切れの缶ビール付き。

冷凍庫の中がすこし片付いたので、明日は炊き立てのご飯を食べよう。
夜はおでんの残りを食べる。


読んでいただきありがとうございますm(__)m