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生きるための知恵  叶

ふとしたときに役立つ生活の知恵を現代ではライフハックと呼ぶらしい。
インターネットでちらりと調べたところ、
元はIT用語だったとか。
ITなんてものに触れたのは高校の頃の技術でプログラミングを習い、
ちゃちな自作ゲームを動かしたのが最後だろうか。
いや、WEB制作を趣味にしようとして挫折したのはついこの間のことだった。
技術はわたしの血肉とはならず、
手元にはタイピングくらいしかできない人間にとってオーバースペックなPCだけが残った。


ITに縋りつこうとしたものの、自ら縁を断ち切ってしまったわたしにとってライフハックは、
亀田製菓ぽたぽた焼きのビニールの裏に載っている「ぽたぽたおばあちゃんのちえ袋」あたりがちょうどイメージしやすい。
お茶の間に「ねぇ知ってる?」と問いかけてくる豆柴の言葉は、
ライフハックではなくて豆知識に入るのかしら。
テーマに『ライフハック』を据えておいて、
このあたりの定義を曖昧にしているのはおそらくわたしの欠点だろう。


ここでわたしのライフハックその1として
『自分の欠点を認める』
を挙げる。
現代の生きづらさを感じている人々の多くは、
自分の欠点を受け入れられていないかのように思える。
出来ないこと、不得意なことを思い知る場面で、
欠点を認めるを通り越して『だから自分はダメなんだ』という思考に陥りがちなのではと考える。
これはやや突き放した言い方になってしまうが、
世の中は一部の天才奇才を除いて殆どが凡人である。
凡人であるにも関わらず自分に対しての要求や期待が大きいと実際の能力との乖離が酷くなり、
そりゃあ落ち込むよねというのが個人的な考えだ。
一応付け加えておくが、出来ないことや不得意なものを克服するための努力を否定するつもりは一切ない。
ただ、『これは自分の欠点だ』と一旦理解し受容することは、
自分と生きていく上で多少は役に立つのではないかと思う。
事あるごとに自分に絶望するよりも、
そんな自分との付き合い方を考える方がずっと建設的ではないかしら。
かくいうわたしも凡人の自分と付き合っている内のひとりだ。


ライフハックその2は本来なら誰にも教えたくないのだが、
今回は特別にお教えしよう。
『ブログを運営する際は、
自分より質の良い文章を書ける速筆の共同執筆者を確保するとやりやすい』


それではまた。


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