産後~1年の10大苦悩

わたしの周りでは空前の出産ブームが巻き起こっている。一人目、二人目、はたまた何年ぶりかで、もう出産のあれこれ忘れたよ!という三人目出産まで。

なので、何のテーマから書き始めようかなぁと思っていたちばこの実験台マガジンだか、出産間近~1歳くらいまでの子育てに悩む父母向けに役立てばとの思いで、出産後にぶちあたる10大苦悩から書きはじめようと思う。

[悩み1]赤ちゃんのゲップ、でないんですけど?!どうすれば??

そう、乳児はそんなに簡単にゲップをださない。そしてゲップを出さないとかわいそうなほど無気力な感じでミルクを吐く。

どれだけの強さで叩いていいのか、どんな姿勢だとゲップが出やすいのか。

助産師さんによって言うこともやり方も違う。

だから世の母はたいてい迷っている。

[実験結果1]肩乗せとんとんが有名だが、気道を立てるやり方が成功率高かった。

方法は、③ステップ。

①赤ちゃんを膝の上に進行方向垂直に座らせる

②赤ちゃんのおしりの穴から喉までを垂直に立てるイメージで背筋をのばしてあげる。

③ただひたすらに待つ(最長5分)

が一番成功率が高い。

これ、2回に1回くらいは成功する。

詳しく知りたい方は以下NICU看護師も使うスゴ技のリンクが参考になります。よ。

[悩み2]母乳が出ない。

どうやったら母乳がでるの?私のお乳の何がダメなの?役立たず!!

そうやって、お乳を責め立てる前に聞いて欲しい。

最初から噴水のようにお乳がふんだんに作られるタイプのお母さんもいれば

そうでないお母さんもいる。

噴水お乳魔神に最初からなれなくても大丈夫。

私もそのタイプで、最初の1ヶ月は自分のお乳の何がいけないのか悩んだ。

[実験結果2]迷わず母乳外来へGO。対処法が人それぞれ違う。

悩んでいても仕方がない。改善が見られないなら早めに母乳外来へ。

わたしの場合はのべ3回通って、3回目で相性の良い助産師さんに出会え劇的に母乳問題が改善した。その方の助言で行ったことは以下4つ。

①水を2~3リットル/日くらいとるイメージでこまめに飲む

②授乳前にコップ一杯の水分をとる

③1日7回以上授乳しないとお乳は量を作ろうとしない。最低7回、出ていても出ていなくても吸わせる

④お米をたくさん食べる。→もともとよく食べるけれどお茶碗5~7杯は食べてた

そう。

[吸わせる。飲む。食べる。]の頻度をあげることが解決の近道であったのだ。

それも助産師さんいわく最初の1ヶ月半が勝負らしい。迷ったらプロに早めに相談するのがおすすめです。

[悩み3]細切れ睡眠で心身ともに限界

産後2ヶ月もすると、ふっと、糸が切れたようになる。
細切れ睡眠の毎日の積み重ねが、一気に体や心にのしかかってくるのである。

最初の1ヶ月は首の座らない我が子に緊張し
気も張っている。

だから、ふとしんどくなる自分に気づくのは
1ヶ月検診が終わったあたりからが多いのではないかな?と思う。

症状としては、鬱々した気持ちになったり。

体が四六時中だるかったり。

やたら、夫が自分より元気で自由に見えてムカついたり、時に喧嘩したり。

私の場合、産後この症状は3ヶ月くらいは続いた。

[実験結果3]授乳中うたた寝OKな自分なりの姿勢を見つける

母乳育児を頑張っていたとしても、ミルクに替えるなどして、夫の授乳回数を増やす。

この分担ができる夫婦は、もしかすると睡眠の悩みなんかそんなにないかもしれない。

私たち夫婦も試みたが、結論失敗した。

母乳が好きでミルクを全く飲まなかったり
夫の抱き方と私の抱き方の違いからなのかよけい泣いて収拾がつかなくなった。

そして、よけい夫にイライラして険悪なムードにもなった。

寝なきゃ。そこで考えた。

寝ても体制が変わらないようにしたら、
授乳しながらうたた寝しても大丈夫なのでは?

結果、これがヒットした。

添い乳で踏んづけてしまったり
ソファーから誤って落とすのが怖かったので、

布団で壁ドン?スタイル授乳を採用した。

①壁につけた布団に座り、壁に背中をくっつける。

②お乳を飲ます方の膝の下には座布団を敷き、
膝の上には授乳枕をセット。

これでうたた寝したとしても体勢は大きく崩れない。

これで最初の3ヶ月、1日平均9回~13回あった完母の授乳の睡魔を乗り気った。というか、うたた寝して少しでも寝た。

[悩み4]ホルモン乱れと夫への罵詈雑言

これはほんと、どのお母さん達に聞いてもある程度あるので産後あるあるなんだろうなぁと思う。

私の場合は、比較的積極的に育児に関わってくれる夫であったので、症状は軽かったかもしれないが、それでも色々あった。

軽めの一例を紹介すると飲み会。

夫「飲み会入ったんやけど行ってきていい?大丈夫かな?」

私「ええでー」←この時点では本当にええでーっと思っている。気を使ってくれてありがとう!とすら思っている。

―飲み会当日ー
ベロベロに酔っ払った夫が、夫なりに気を使い早めの21時くらいに帰ってくる。
そして、それは丁度娘が長めの睡眠にはいる時間。
寝かけていた娘に

夫「〇〇〇~♪可愛いなぁ~♪帰ってきたで~」

とお酒ムンムンの息をふきかける。

娘、せっかく寝かけていたのに、起きる。
ぎゃん泣き。もしくは遊んでモードに突入。

私「せっかく寝かけてたのに!起こさんといてよ!」←心の声としては、(何時間かけて寝かしつけてる思ってんねん。もう乳も枯れとるわ!どないしてくれんねん!)くらいに思っている。

そう、こういう些細な積み重ねである日、妻は爆発する。

「何で私ばっかり我慢せないかんの?」

「聞いてばかりいんと、自分で考えて行動してよ!赤ちゃんと向き合ってへんねん!」

こんな感じでどんどん夫に対する失望と罵詈雑言が多くなっていく。

夫も積極的に関わってくれているのに、妻からはため息が聞こえ、さぞ辛かっただろうなと今になっては思う。

ただ、当時は夫の気持ちを慮る余裕すら残っていないくらいに限界だったなとも思う。

[実験結果4]土日の数時間でもいい。赤ちゃんから離れよう

この解決策は、私のなかでは、夫との育児分担とか簡単な話ではなく、赤ちゃんとお母さんが物理的に離れる時間が必要だと思ってる。

子育て施設があるなら、ぜひ通って、施設の方に30分でもいいから代わりに遊んでもらってほしい。

土日に夫が協力してくれるなら、次の授乳までの二時間でもいい。

図書館に行ってみたり、カフェに行ってみたり。
近場に写真を撮りに行ったり。

独身の時に当たり前のように自分のために使っていた時間を作ってほしい。

これは、結構意識しない と物理的に離れられない。私が居ないとダメかも!くらいに思っているけど、案外大丈夫。赤ちゃんは強い。慣れる。

子育ては、一人でなんて、無理なんだ。

だから泣いたっていいから、廻りの人に甘えてほしい。

心が壊れてしまって自分が嫌いになってしまわないように。

[悩み5]時々ふと母親をやめたくなる

ふっと、母親をやめたくなる。

つまりは、一人でなんて無理な育児を、一人で頑張りすぎている方の悩みなんだと思う。

体が、もう限界だよっ!と伝えているだけで、

何もあなたが母親失格だなんてことはない。

休め!のサインである。


[実験結果5]休めのサイン。物理的に離れよう。

これは、結果4と同じ対処法かなと思う。

とにかく物理的に赤ちゃんと離れる時間を作ろう。

[悩み6]コミュ障との闘い

まだ喋ることのできない赤ちゃんのお世話と、
夫としか話をしていない毎日。
他の人と、どう話していたっけ?を悩む。

また話せたとしても

あぁ、一方的に話しすぎたな、、、

とか

こういう答え方をしたら良かったのかな、、

とか、出産前は気にならなかった日常会話レベルが、いとも簡単にゲシュタルト崩壊していくことに気づいたりする。


[実験結果6]みんな通る道。ゲシュタルト崩壊の先にうまくやれる世界が待っている。

これは、もう話す回数と頻度しかなかったな、、と思う。

喋らなくて良いことまで喋り、後悔したり。

質問に対して、的を得た回答を返せなかったり。

いろんな小さな悩みはあるけど、子育て施設などに通い複数の人と頻度高く話すようになると
いろんな感覚が戻ってくる。

大丈夫。みんな通る道だと思おう。
目の前のお母さんも、帰ってからきっと悩んでる。

[悩み7]食事の度にぐちゃぐちゃ。と片付け

離乳食が開始されると始まる、食卓廻りのぐちゃぐちゃ。

最初はうまく食べられなくて、こぼして汚れ、

そのうち食べ物を投げ出したり、つかみ食べをしたり、

スプーンでうまく掬えなくてこぼしたり。

床も子供椅子も食卓も。

文字通りぐっちゃぐちゃである。

これが1日3回ある。その度に拭き掃除。

地味だけど着実に産後の体と心を蝕んでいく。


[実験結果7]洗いやすい素材を見つけつつも、スプーンを持たせてみる

賛否両論あるかもしれないが、汚れる部分をガードしたり洗いやすい素材のものでカバーしつつも、

赤ちゃんの意欲が出てきたら
ぐちゃぐちゃになろうが
スプーンを持たせてみたり、
つかみたべをさせてみる。

時が経って見ればこの方法が
正解だった気がするので、私はおすすめする。

毎日の食後の片付け時間を長期戦にしたいのか、短期戦にしたいのか。

代わりに食べさせてあげると
毎日の汚れは酷くはならないが、
綺麗に自分で食べられるようになる
というゴールからは
着実に遠くのではないかと思っている。

なので敢えて、早期の頃から
ぐちゃぐちゃを覚悟で
子供が自分で持ちやすいスプーンを
買い持たせていた。

結果、かなり早い段階からこぼさずに
自分でスプーンやフォークを
使えるようになったと思う。

おすすめのスプーンはこちら

続く....

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