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1日10分の筋トレが魅せてくれた『新世界』。子育て層にこそ自宅筋トレがおすすめ!

2024年1月、とにかくずっと体調が悪かった。子どもの風邪をもらったのも確かに原因のひとつのではある。でも、絶対にそれだけではない。なんというか、こう、幾層にも重なった自分のレイヤーの奥の奥の方にある部分がガタガタに崩れている感じ。

そこで気づく。「そういえば、自分、いつから運動してないっけ?」元々体を動かすのは割と好きなはずなのに、ここ最近の私は「運動してます」なんて、とてもじゃないけれどいえない生活を送っていた。

これはちょっと、自分の体のテコ入れが必要だ。そう思い、2024年2月、私は新たな運動習慣を身につけようと、ひっそりともがき始めた。

明らかに違う、昔の自分と今の自分のカラダ

自分でいうのも何だが、私は幼少期割と華奢なタイプだった。成長期は食べても食べても太らず、基本的に摂取した栄養は横ではなく縦に活かされていた。結果身長は167cmまで伸びたのだが、成長期終了後も食べ続けていたらそりゃあ太る。

とはいえ、学生時代は1週間ほど少し夕飯を控えめにすれば、比較的容易に2〜3キロ位体重が落ちる…そんな感じだった。(大学時代は酒の味を覚え暗黒デブ期だったが、まあ今回その話は置いておいて)

だがどうだ。齢(よわい)30を超えた今、私のカラダのあちこちに深く根を張った強靭な脂肪たちは、ちょっとやそっと刺激を与えたところで、そう容易く立ち去ってはくれない。

そして昔はつかなかったところに肉がつく。腰回り、二の腕。毎日別に高カロリーな食事を摂っているわけでもないのに、こいつらは一体どこからやってくるんだろうか。

1月は体調不良であまり食べられない日々が続いたはずなのに、先日久しぶりに体重計に乗ってみたところ、何故かそこに表示されたのは、自身のベスト体重から4キロほどプラスの数値だった。

代謝が落ち、筋力が落ち、免疫力まで落ちている状態では、毎日が楽しくない。おまけに余計な肉までまとっているとなれば、もうどうしようもない。

もう、私のカラダは昔とは違うのだ。当たり前の現実にようやく気づき、何だか唐突に私の中のスイッチが入った。

そうして私は、毎日子ども達を保育園&幼稚園に送った後、仕事開始前に一日10分ほどの自宅筋トレを始めてみることにした。

現在実践中の10分筋トレはこんな感じ

あまりハードルの高いトレーニングは、絶対に持続しない。そんなことは分かりきっていたので、私は日々の筋トレにYouTubeを活用することにした。

特におすすめのトレーニングはこのあたり。

慣れるまでは割とキツイが、終わった後の達成感と爽快感はなかなかのものだ。毎日SNSに費やしていた10分を、自宅筋トレに充てるのも悪くないと思う。のがちゃんさま、いつもありがとう。

唐突に傷めつけられいじめられ、恐らく私の筋肉たちは「いきなり何すんだこのアホ!」と、私のことを恨んでいるであろう。しかし、どうだ。そんな筋肉たちの悲鳴を全く無視して、ここ最近の私の心は、山積みの仕事を締め切り直前に全てやり切ったかのような、清々しさに満ち溢れている。

もちろん体のラインも少しずつ変わってきた。

もとは「自分の美と健康のため!」という名目で始めた筋トレだが、どうやら今回の筋トレで得られた効果は、体の表面的なものだけではないようだ。

習慣化したからこそ気づく、自宅筋トレは子育て層におすすめ

「昨日できなかったことが今日はできる」「しんどかったけど最後まで頑張れた」

自宅筋トレ生活を始めてから、そんなちょっとした達成感を日々感じられるようになった。そして、ふと気づく。

「あれ、こんな毎日気持ちよく過ごせるの、産後初めてかも」

そう、育児中のママ・パパは、愛しい小さきモンスターたちの手により、毎日ささやかな達成欲阻害を受け続けている。

「本当はこの仕事やり終えたかったけど、もう保育園のお迎えの時間」
「お皿洗い終えたいけど、子どもが足元で大泣きしてるから後にしよう」
「あと一品作りたいのに、時間がないからもう無理」

子どもが家にいると、こんなことは日常茶飯事だ。子どもを産むまでは経験したことのなかった、なんてことない事象がままならない日々。別にそれは仕方ないことだし、もはやそんなの慣れっこ。

でも、ここ最近の筋トレ生活で気づいた。私は、子育て中の私たちは、日々の生活の中で達成感を得ることに確実に飢えている。

筋トレを始め、ささやかな達成感を得られるようになってから、私はこのことを強く自覚した。

毎日たった10分程度のトレーニング。でも、それで得られるちょっとした達成感は、私の心を間違いなく満たしてくれている。

別に無理なトレーニングやダイエットをする必要はない。でも、ほんのちょっとの頑張りを継続することが、体と心を確実に整えてくれるのだ。

だから思う、なかなか達成感を得られない子育て層にこそ、ぜひとも手軽な自宅筋トレに挑戦してみてほしい。1日5分でも10分でもいい。ほんの少しの自分の頑張りが、枯れそうな心にたっぷりの水を与えてくれるのだ。

1ヶ月自宅筋トレを続けてみた結果

最初は少ししんどかった自宅筋トレだが、1ヶ月続けた結果、確実に体に筋肉がついた。そして、1月中常に感じていた全身の倦怠感が減った。

決して無理はしていないが、今回筋トレを始めたことにより、自分の心身に良い変化が生じていると感じている。最近は筋トレできなかった日には、何となく気持ち悪さを感じるようにさえなってきた。

1日10分のささやかな筋トレは、私のたるんだお腹だけでなく、べったりとくっついていた心の肉じゅばんまでもを、きれいさっぱり取っ払ってくれたようだ。

…ここまで偉そうに色々語っておいて、現時点で体重が全く変わっていないという事実には、あえて触れないでおこう。これも、きっと筋肉のせいだ。(と信じたい)

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