好きな本レビュー第7回目『重松清/きみの友だち』
完全な偏見で、読書が好きな人っていうのはどこか「暗さ」を持った人が多いと思っている。
ものすごく生意気なことを書くが、大人になってからは、読書は「良いことだ」「心を豊かにするものだ」という理性のようなものが身につくと思うので、子どもの頃嫌いだった食べ物が「体に良いから」食べられるようになるように、興味のなかった読書をできるようになれる人はいると思う。あるいは、だから自分の子どもには教育上やるべきこととして身に付けさせようとする人もいると思う。
活字を追い始めた瞬間に、その場