外国人留学生が日本で働くときに考えていること
こんにちは。留学生就職支援をしております、ASIA Linkです。
今回は、弊社のブログから、2015年12月12日に公開した記事を転載してお届けします。
ASIA Linkで以前行っていたASIA Link Cafeというイベントのレポートをお届けします。
留学生にとって日本で働くとはどういった意味があることなのかを弊社代表の小野が聞いておりますので、ぜひ、ご一読ください。
こんにちは! ASIA Linkの小野です。
今日は、外国人留学生と、日本企業で働く元留学生との交流会「ASIA Link Cafe」の記念すべき20回目を開催しました!
1回目の開催は、ASIA Linkが創業してまだ1か月の、2011年11月でした。あれから20回。これまでの延べ参加留学生は300人を超えました。
さて、今回の参加メンバーは、これから就職活動を行う中国人留学生・ネパール人留学生・スペイン人留学生。
そして、メーカーで内定が決まった中国人留学生と、IT企業で内定が決まった中国人留学生。
社会人では、環境調査・分析の企業で働く中国人元留学生と、医療設備メーカーで働く、インド人元留学生が参加してくださいました。
司会進行を務めるのは、11月からASIA Linkに新しくアルバイト社員として加わったばかりの、早稲田大学の学生・めいさん。
みんなで自己紹介をしたあと、スーパーへ食材の買い出しへ。それからワイワイ料理を作り、お腹いっぱいごちそうをいただきました。
食後は、輪になって、日本企業で働く上での不安や悩み、アドバイスなどをみんなでディスカッションしました。
今回のディスカッションで、私が強く印象に残った言葉があります。
それは、現在日本企業で働く元留学生が話してくれた言葉です。
私の中で、「腑に落ちた」瞬間でした。
よく、外国人社員を雇用した経験のある企業の方々から伺う話の中で、
といったご意見があります。
確かに、仕事は step by step ですし、何の知識・経験もないまま重要な仕事ができるはずもありません。
いい加減な仕事をして、長い時間をかけて積み上げてきた会社の信用や、顧客との信頼関係を壊しては何にもなりませんから、企業の方々のおっしゃることにも一理あると思います。
ただ、今日、上記の元留学生からの正直な気持ちを聞いて、本当に心から、痛いほど気持ちがわかりました。
組織に「社員」として入社するからには、「労使関係」としての立場の違いや果たすべき職務はありますが、これから日本企業がますます外国人留学生の力を必要としていく時、この両者の想いはうまく調整していくべき課題だと感じました。
もちろん、「終身雇用」の概念がなくなってきた現在においては、外国人留学生に限った課題ではないのかもしれません。
逆に言えば、これからの時代の人材活用を考える上で、大きなヒントになるのではないか、と感じました。
12月の忙しい時期に参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
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