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シンガポールでSTAY@HOME 7月22日(土)通算1202日目 グリーン(DORSCON)160日目

シンガポールでは病気のリスクを示す指標であるDORSCONが鳥インフルエンザ等と同じ緑に変更され、公共交通機関ではマスクの着用義務が撤廃されました。以前の生活に戻ってきていることを日々実感していますが、WHOは収束宣言をしていません。当地での様子を引き続き記していますので、お付き合いいただけますと幸いです。
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7月22日(土)通算1202日目 グリーン(DORSCON)160日目

 先日、可愛いスカートを見つけた。探していた色々な条件に合致している上に、試着してみると丁度良い。買おうと思いながら、試着室の鏡を見ると「2つ購入で10%オフ」と書かれている。欲しい服が沢山ある人には有難い話だとは思うものの、私は生憎と1着にしか用がない。折角だから色違いを購入することも考えてみたが、無理して買うのは何となく抵抗感があってやめた。

 結局、レジに1つだけ持って向かい「2つ買うと安くなりますよ」と案の定店員にアドバイスを受けた。その申し出を断り、1着だけ会計をする。レジが終わるのを待っていると、ふと数年前のことを思い出した。

 そのときも、私は洋服を買おうとしていた。今回の店と同じような2つ目は安くなる、といったプロモーションをしていたが、その日も1枚しか用はなく、仕方なくレジに並んでいると知らない2人組から声を掛けられたのだ。「私達と一緒に会計しませんか」と。

 その店では3枚以上になると更に安くなるシステムだったので、私達が1着ずつ出せば結構な割引になることは明らかだ。支払方法はどうするのだろう、と思っていたら、2人は現金を出してみせた。結局、私がまとめて払って、2人から後払いでもらう形で収まった。全く知らない人と割り勘するとは想像していなかっただけに驚いたが、2人は気に入った服を安く買えることが嬉しそうだ。レジに並んでいる間に聞いた話では、2人はマレーシアから遊びに来ていたらしい。

 清算を終えるとすぐに挨拶をして別れたため、その後のことは知らない。ただ、新型コロナウイルスが流行する前で、他人との距離がもう少し近かったから、私も許諾できたのだろうと思う。多分今同じことを頼まれても、首を縦に触れない気がする。店のルールの穴を突いているような思い出話のため、あまり大きな声では言えないが、また他人と割り勘しても良いと思える位の距離感に戻りたいなと思う。

去年(2022年7月22日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年7月22日)の記事はこちら↓

3年前(2020年7月22日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。




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