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「拘り」が成功するのは一握りだけ。

依頼を受けてアプリ開発することも多いのだが、「デザイナーの立場が強い」依頼元は、失敗するケースが多い。

デザイナーの「拘り」が強すぎて、静止画としての見栄えは大変良いさすがだなと思うのだが、アプリとして日常的に使う上では、操作感が最悪・・・ということが圧倒的に多いのだ。

「のりもの、どんなおと?」~世間のアプリから学べること~
http://www.materialize.jp/art/internship/9062/

ひたすら似ているアプリを見て、乗り物の種類やカテゴリーの分け方を勉強しました。
最初はぶっちゃけ「意味あるのかな?」と思っていました(⌒∇⌒)(ごめんなさい)
しかし「たくさん見る」、そして手を動かして書いていくことで得られる気づきは多かったです!

上記はプログラミング未経験の文系女子大生インターンのコメントで、この子もこの続きに書いているが、自分の中で完結した独り善がりなものを展開して受け入れられるなんて、稀も稀だ。ニーズにマッチしたことが「たまたま」思いつけただけで、それはもうほぼ運でしかない。宝くじと同じだ。

マーケットを調査して、どのようなものが好まれているのか、どのようなことにユーザは不満を抱いているのか、それらを全て把握して踏襲して、それをベースにより良い革新的なものを作って、初めて光明が差してくる。

ただもちろん、そうすると多くの場合が、似たようなデザイン、使い勝手になってくるわけだが、その中で如何にオリジナルを打ち出せるのかが、「プロ」の仕事なわけだ。ただ単に、好き勝手なものを作ってヒットするわけがない、マーケットで売れ筋のアプリが、なんとなく似通っているのは、理由があることを理解しないといけない。

依頼を受けてアプリ開発をすると、とにかく残念な結果になることが多い。

例えばこんな話もあった。その依頼元の会社で、全社員に対してデザイン案のアンケートを取った。一位に選ばれたのは、開発観点で見ても使い勝手も悪くなさそうな感じのもので、社内アンケートを取るなんて殊勝な会社だなと思っていたのだが、最終決定は、デザイナーの一声で、順位外のデザインに決まってしまった。リリースされたアプリは、使い勝手が最低のアプリになった・・・。

もちろん「拘り」には色々ある。でも、譲れない「拘り」を決して間違えてはいけない。

CountizePad - 文字数カウンター付き無料のメモ帳
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.materialize.wordcountize

前回紹介したこのメモ帳アプリ「CountizePad」は、元旦のアップデートから、ダウンロード数の伸びが凄いです。折れ線グラフが見たことない角度になってて、本当にありがとうございます。この土日が、過去最高のダウンロード数でした。

このメモ帳に、デザイン的な拘りは一切ありません。マーケットを調査して、とにかく使い勝手の良いアプリを参考にしてガンガン取り入れています。オリジナルな革新的な機能は一切無し。アイコンだって、noteのオマージュです・・・。

機能要望をいくつか戴いているので、今月中を目標に、更なるアップデート予定です。今の見た目や操作は変わりません。選択できる機能がいくらか増えます!

要望ございましたらレビューに書き込んでくだされば、採用には至らないかもしれませんが、検討は必ずします。

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