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2020年9月の記事一覧

中学で感じたこと

▶︎学生相談室を見つける。中にはスクールカウンセラーがいて、困りごとを相談できる。入ってみたかった。ある日、相談室の前をひとりで通りかかると、入口でスクールカウンセラーらしき女性が立っていた。中では、オセロや囲碁などをしている生徒達がいる。休憩時間は、遊び場となっているようだった。

▶︎遊んでいきませんか?というかんじで、その女性は自分を誘ってきた。部屋に入ろうとした、瞬間、名前を呼ばれた、同級

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分岐路

▶︎大人達の視線は気になりつつも、登校を続けた。日々が過ぎ、卒業が迫まってきた頃、母が訪ねてきた。この先の進路について話があった。自分はこのまま残り、みんなと同じ中学に行きたかった。しかし、父の仕事の都合上、あと3年残れる保証はない。

▶︎2つの選択肢が言い渡される。1つは母の所へ戻り、学区内の中学校に通う。つまり、自分の不登校を知っている人達のとこに飛び込むということ。2つ目は母の所へ戻り、学

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レッテル

▶︎以前通っていた小学校へ戻った。応接室。小5の時と変わらぬ担任と再会し、挨拶をした。自分を見る担任の眼差しが強かったのを覚えている。兎にも角にも、慣れ親しんだ場所へ戻れたことはうれしかった、安心した。

▶︎授業の遅れを取り返すべく、マンツーマンで補講が行われた。時々、担任から生活について質問された。お父さんは何時に帰ってくるのか、ご飯はどうしてるのか。小学生の子供と父との二人暮らし、ということ

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時は経つ

▶︎朝起きると、"あぁ、また目覚めてしまった" と落胆する。毎日10時ぐらいに起き、お昼はテレビドラマを見ていた。夕方くらい、2階の窓から外を覗いていると同じクラスの人が、家の前を通りすがるのを見かけた。たまたまなのか。寄り道をして様子を伺いにきたのだろうか。いろいろと気になった。

▶︎不登校が続く。担任が家庭訪問に来た。母から「先生が来たら会ってね」と言われていたが、いざ訪問されると会うのが怖

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ハードル走のような日々

▶︎太っている。体育が苦手。授業が毎回苦痛だった。逆立ちの授業。逆立ちをできるようにならないといけなかった。休み時間、得意な人から、練習に誘われた。なんとか足を掴んでもらえればできるようになった。それは、ひとつ克服できた。

▶︎秋の運動会が近づいてくるのが怖かった。自分の劣っている姿を披露しないといけないから。

▶︎サッカーを見るのが好きだった。それを話したらサッカークラブに誘われた。入る気は

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