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2024年5月の記事一覧
星色Tickets(ACT2)_SCENE22
※共通(シナリオ分岐あり)
//背景:恭司の家_朝
勝負の日まで残すは二週間弱。
瑠奈の奮闘のおかげで脚本は完成したけど、問題はこれからだ。
大幅に改変した物語。それによって当然、台詞も大幅に変わり、となれば必然的に役者に負担がかかる。台詞を暗記しなくてはならないからだ。
さて、どうしたものか。
小波「やっぱり体調悪いの?」
恭司「いいや、ちょっと考えごと。ほら小波、そんな顔してないで
星色Tickets(ACT2)_SCENE20
※共通(シナリオ分岐あり)
//背景:病院_夜
恭司「じゃあふたりとも、いい時間だから気をつけて帰るんだぞ」
すもも「えぇ~めんどいっ! 泊めてっ!」
恭司「公共施設だから云々って言ってたのお前だろ……」
恭司「それともなんだ、俺と一緒に寝るのか?」
すもも「アリよりのアリですな。子供の頃はよく一緒に寝てたし」
恭司「いや、子供の頃の話だし。もう高校生だし」
星「青海せんぱいが泊まってくなら、
星色Tickets(ACT2)_SCENE19
※共通(シナリオ分岐あり)
※ACT3で攻略するヒロインが一足早くお見舞いにやってくる。
以下、小波ルート(ノーマルEND)のシナリオ
//背景:病室_夜
恭司「んんっ……」
小波「お兄ちゃん?」
恭司「……小波か?」
小波「お兄ちゃんっ!」
胸にあたたかな温もりを感じる。
目を開くと、今にも泣きだしそうな顔をする小波が俺に抱きついていた。
小波「よかった……ほんとによかったよぉ…
星色Tickets(ACT2)_SCENE18
※共通(シナリオ分岐あり)
//背景:喜多川書店_夕方
志那「最近元気ありませんね」
恭司「……」
志那「今日は恋愛もののライトノベルですか。昨日読んでいた阿刀田高はもう読み終えてしまったんですか?」
恭司「……」
志那「もしもーし先輩」
志那「……むぅ。無視ですかそうですか」
視界が真っ暗になり俺は我に返った。
志那「だ~れだ?」
恭司「喜多川書店店長代理の可愛い後輩」
志那「……先輩っ
星色Tickets(ACT2)_SCENE17
※共通(シナリオ分岐あり)
//背景:校舎裏_夕方
梅雨が遥か遠くの出来事であったかのように、空は青々と晴れ渡っている。
葉はますます深緑に染まり、雨音はセミの合唱となり、気づけばもう七月だ。
七月。
俺たちの勝負の瞬間まで、残すところ四週間。
恭司「なんか違うんだよなぁ~」
にもかかわらず、企画の段階で言えよ、とツッコまれそうな不満を口にする監督がいた。
瑠奈「まだ足りない点が
星色Tickets(ACT2)_SCENE16
※場所選択でヒロイン絞り込み⑧
瑠奈⑤→重要①&②で解放
相合傘をして帰る恭司と瑠奈
アリス⑤→重要①&②で解放
生徒指導に理不尽に怒られる恭司をかばうアリス
志那⑤→重要①&②で解放
お見舞いに来た恭司を引き留める志那
小波②→父親から手紙が届いて悲しむ小波を海に連れて行く
※小波シナリオ①・②どちらも読んだ場合、小波END(ノーマルEND)となる。
以下、小
星色Tickets(ACT2)_SCENE15
※場所選択でヒロイン絞り込み⑦
すもも⑤→重要①&②で解放
住宅街・星と瑠奈が恭司を好いていると伝えるすもも
星⑤→重要①&②で解放
校舎裏・演技を建前に恭司の頬にキスする星
あげは⑤→重要①&②で解放
演劇サークル部室・お揃いの必勝お守りをもらう
小波①→恭司の家・いつだって小波が最優先の恭司
※以下、小波①シナリオ
//背景:恭司の家_朝
恭司「え、授業参
星色Tickets(ACT2)_SCENE14
※共通
//背景:演劇サークル部室
恭司・瑠奈「終わったぁ~」
六月の終わり間際。日に日に下がっていく冷房の温度は、まるで締め切りという名の巨人の足音のようで。
けれど、そんな不穏な気配に悶々とする日々とも今日でお別れらしく……
恭司「ついにやったんだな、俺たち」
藤沢は二週間ちょっとで原稿を書き上げた。
執筆期間と中間テストが重なっていたから、多少予定が後ろ倒しになるかと懸念してい
星色Tickets(ACT2)_SCENE13
※場所選択でヒロイン絞り込み⑥
すもも④→廊下・告白されるも好きな人がいるからと断るすもも(重要②)
星④→校舎裏・友人に恭司と付き合っているのかと問われて強く否定する星(重要②)
瑠奈④→演劇サークル部室・瑠奈が小説を通して想いを伝えるも察してくれない恭司(重要②)
志那④→校門・志那の自転車がパンク。二人乗りして帰る恭司と志那(重要②)
以下、星④シナリオ
//背景:校舎裏_夕方
星「わ
星色Tickets(ACT2)_SCENE12
※場所選択でヒロイン絞り込み⑤
すもも③→演劇部部室・演劇部に出向いて必死に練習するすもも(重要①)
あげは④→あげはの家・双子の監視をあげはに頼まれる(重要②)
アリス④→演劇サークル部室・寝ている恭司にビズするアリス(重要②)
志那③→街・スーパーで志那とばったり出逢う
以下、アリス④シナリオ
//背景:演劇サークル部室_夕方
//SE:扉の開く音
アリス「失礼しま……恭司くん?」
恭司
星色Tickets(ACT2)_SCENE11
※共通
//背景:家庭科室_夕方
米山「こんな感じの衣装に仕上げようと思うのですが……どうでしょうか?」
恭司「さすがは福原先輩の後継。完璧だよ」
米山「ありがとうございます。では明日、雛鳥さんを家庭科室まで連れてきてください。正確に採寸したいので、スリーサイズまでしっかり教えていただけるとありがたいです」
恭司「わかった、伝えとく」
恭司「改めて米山さん。俺のわがままを聞いてくれてありがとう
星色Tickets(ACT2)_SCENE10
※場所選択でヒロイン絞り込み④
星③→校舎裏・星の演劇練習を見守る恭司
瑠奈③→街・疲労の蓄積で本音を包み隠す余裕のない瑠奈(重要①)
あげは③→演劇サークル部室・あげはと演劇鑑賞
アリス③→街・息抜きする恭司とアリス
※以下、瑠奈③シナリオ
//背景:図書館(過去)
恭司『努力家なんだな藤沢って』
瑠奈『……っ!? ストーカーなんて趣味が悪いわね。冷やかしにでもきたの?』
恭司『そんなこと
星色Tickets(ACT2)_SCENE9
※共通
桜の花びらがひらひらと地上に降り注いでいる。
恭司「うぅ、アリシアぁ……」
一枚、また一枚と。命の燃えゆくさまを示唆するように、中庭の大木についた桃色の花弁が徐々に地上に散り落ちていく。
瑠奈「ふぅ。ようやくゴーサインの出せる企画書ができたみたいね」
春の薫りをふんだんに孕んだあたたかな風が、大木に背を預けて寝付くひとりの少女に吹きつける。
アリシアは、春の精だった。
春の精