発達障害児と海外移住〜ロンドン凸凹生活〜

英国特別支援情報サイトを開設しました。 https://www.ukjapanspec…

発達障害児と海外移住〜ロンドン凸凹生活〜

英国特別支援情報サイトを開設しました。 https://www.ukjapanspecialneeds.com/ ロンドン在住。 自閉ボーイズたちとの凸凹生活。 私達の歩んだ日本とイギリスの発達障害支援事情。 心理→社会福祉学科在籍中。

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イギリス特別支援サイトを開設しました(リンクあり)

イギリス特別支援情報サイト開設の経緯 今でこそ多くの方に手を差し伸べていただき英国の特別支援のプロセスを歩んでいる我々親子ですが、 渡英前や渡英後間もない私は、イギリスの特別支援情報がうまく取得できない現状に困難と大きな不安を感じていました。 予想外だったのは、インターネットで検索しても「日本語で得られる情報」が非常に少なかったことです。 勿論、役に立つ現地情報のサイトは沢山出てきます。現地の情報に勝るものはありません。 しかし、似たようなサイトが多く、量も多く。何

    • イギリス発達支援への道㉓EPアセスメント(次男)

      今週から学校が始まり、怒涛の1週間でした。学校見学、山のような書類提出、各専門チームへの問い合わせetc… やっとひと段落付いたので、忘れないうちに書いておきます。 私にとってこのNoteは自分の感情や思考を整理したり、心を落ち着けるために役立っているなあと最近感じています。 今週の1番山場だったのは、何と言ってもEHCP取得のためのEP(Educational psychologist)のアセスメントでした。 EPは直訳すると「教育心理学者」となります。  心理学の学

      • イギリス発達支援への道22パニックボーイ

        最近パニックがひどい次男。 試行錯誤してもどうしてもだめな時があって、 今隣で暴れくるってます。 向き合うと自分のダムが決壊しそうなので、 子どもを安全な状態にして距離を取りつつ、今このNoteを書いて気を紛らわせています。 よくパニック前後の状態のメモを取っているのですが、 息子の笑顔がたった3秒で鬼の形相に変わることがあり。 彼が怒るのは理由があるのでしょうが、 遡ってもそれがわからないこともあります。 1日に5回も10回も怒りと混乱の感情に苛まれる彼は、 辛いし苦し

        • イギリス発達支援の道㉑子供たちのEHCPリクエスト結果

          先日、長男と次男のEHCPのリクエストを自治体に申請し、結果が来ました。 幸い2人とも、アセスメントに進めるという結果が来ました。 彼ら(自治体)は最近平気で落としてくるわよと言う話を現地のママンや保育園、学校のSENCOから聞いていたので不安だったのですが。とりあえず良かった良かった。 一安心?といったところです。 これから小児科医の受診やEPのアセスメントといった、「彼らにどの程度の支援が必要なのか」を見定めるステップが待っています。 幸いにも小児科から電話が来て

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        イギリス特別支援サイトを開設しました(リンクあり)

          イギリス発達支援への道⑳長男の小学校での問題Part1

          まず初めに。 この1か月半は、私にとって毎日暴風が吹き荒れる日々でした。 この国の支援制度は素晴らしいものが多くありますが、それに反してシビアな現状は数えきれないほど多く存在しています。今回は、それを肌で経験できた貴重な機会であるとともに、支援の享受への姿勢を見直す・自分の甘さを痛感する機会ともなりました。 少し長くなりますが、何回かに分けて投稿していけたらと思います。 次男はEHCPの申請が終了し落ち着いてきた一方で、長男は上手くいかない場面がいくつかありました。 今ま

          イギリス発達支援への道⑳長男の小学校での問題Part1

          イギリス発達支援への道⑲ 次男のEHCP申請

          次男のEHCP申請(最初のステップ)が無事完了しました。 いよいよ本格的なスタートを切ったという感じです。 EHCPとは…Education Health and Care Plan 25歳までの子供または若者の特別な教育ニーズに対し、彼らが必要とするサポートを説明する法的な文書です。 とても簡潔に説明すると 加配サポートを受けたり特別支援学校に入るために必要な印籠のようなものです。 そして子供のEHCPのbandingなるものがあり、自治体から支給される金額(それで学校側

          イギリス発達支援への道⑲ 次男のEHCP申請

          イギリス発達支援への道⑱発達障害とEHCP在英日本人グループ

          ※管理者の方に許可をいただき、特定の団体名を掲載・紹介しております。 こちらにきて助けていただいた在英日本人の発達支援関係のグループが、もう1つあります。 「発達障害とEHCP在英日本人グループ」の会です。 GoogleやMixBで上記の検索をするとページが出てきます。 http://www.facebook.com/groups/1016562892293986 (Facebookページ) https://uk.mixb.net/circle/articles/1161

          イギリス発達支援への道⑱発達障害とEHCP在英日本人グループ

          イギリス発達支援への道⑰小児聴覚科受診

          先月、長男・次男ともにPedeatric Audiology(小児聴覚科)を受診しました。 現在息子たちは自閉症の診断を英国で受けるプロセスにあります。 小児科(児童精神科)の受診はまだ先ですが、 自閉症の診断のための除外項目として、 「聴覚異常の有無」を調べるようです。 自閉症診断プロセスの1項目となっているのか、 親は特に手続きを何もすることなく病院から予約の確認が来ました。 (そういえば9月に自閉症チームからそんなことを言われたような言われていないような…) 当

          イギリス発達支援への道⑰小児聴覚科受診

          イギリス発達支援への道⑯学校との距離感

          めちゃ短いです。 最近は次男の小学校申請やEHCPの準備、そして長男の学校の支援の方法について考えなければいけないことが多く、非常にバタついてしまっておりました。 次男はなんだかんだルートに乗っている感じはしますが、 長男のほうはなまじ現地校の集団生活に入ってしまっている分支援の在り方が見えにくいところがあります。 そんななか、長男から学校で受けている支援について直接聞いてむむむ???と思うことがあり、誰に、そしてどのようにアプローチを仕掛けていくか悩み中です。 学

          イギリス発達支援への道⑯学校との距離感

          イギリス発達支援への道⑮Local Offer(自治体のSENサポートウェブページ)

          とりあえずロンドンのCouncil1/3のLocal Offer情報です。時間ができたらまたまとめます。 ①City of London Local Offer https://www.cityoflondon.gov.uk/services/children-and-families/local-offer ②Hammersmith&fulham Local Offer https://www.lbhf.gov.uk/send-local-offer  ③City

          イギリス発達支援への道⑮Local Offer(自治体のSENサポートウェブページ)

          発達支援への道⑭Local Offerとは(重要)

          「イギリスで発達について相談したい、支援を受けたい。でもそこに相談すればいいかわからない。」 はい、渡英3日後の私です。 以前の記事にも書きましたが、まず住んでいるCouncil(自治体)のウェブページを見に行きました。 すると発達支援や医療、社会サポートについてまとめられた自治体ページが出てきました。そこには‘’ Local Offer‘’と書かれていました。 What is Local Offer?… ’’A Local Offer gives children an

          発達支援への道⑭Local Offerとは(重要)

          イギリス発達支援への道⑬ケセラの会

          ※管理者の方に許可をいただき、特定の団体名を掲載・紹介しております。 渡英当初は現地の人たちからサポート情報を得ていた私ですが、 同じようにこどもに支援が必要な日本人同士の繋がりも得たいと感じていました。(非常に心細かったのです) そこで出会えたのが「ケセラの会」さんでした。 https://queseranokai.wixsite.com/website ロンドンを中心に活動している特別支援が必要な子どもの親の会です。 月に1度茶話会での交流があり、その他クリスマス

          イギリス発達支援への道⑬ケセラの会

          世間から障害児の親が持たれるイメージ・ステレオタイプ

          あまりイギリスは関係ないです。 綺麗事でもないです。 世の中様々なステレオタイプがあるように、発達障がい児とその親にも持たれるイメージがあります。 といっても論文を読んだわけでも自分で統計調査したわけでもないのでエビデンスを示すことはできません。 一意見なので賛否両論もあると思います。 今回述べたいのは、その子の特性により彼らのキャラクターに反映される固定概念ではありません。(Ex:荒っぽい、手がかかるetc…) 大衆から親に対して「求められる」キャラクター、態度についてです

          世間から障害児の親が持たれるイメージ・ステレオタイプ

          イギリス発達支援への道⑫School(特別支援学校) 見学

          先日、次男のスペシャルスクール(特別支援学校)の見学へ行きました。 イギリスでは4歳から小学校の入学が始まります。Reception(0年生)というそうです。 この国の特別支援学校には、自閉症児に特化、LDを専門に受け入れるといったように、細分化されている学校の存在が印象的です。 LDに対する支援は、日本と比べて進んでいるようにも感じます。 メールで問い合わせて、電話で日程調整を行いました。 電話の耐性がついてきた(できるかどうかは別にして)のは間違いなく発達支援で多方

          イギリス発達支援への道⑫School(特別支援学校) 見学

          イギリス発達支援への道11Autism Support teamとの面談

          先日学校のSENCOから突然連絡を貰い、 Autism Support Teamとの面談を行いました。 このチームはカウンシルのPrimary およびSecondary Schoolに在籍する自閉症の生徒たちをサポートする資格を持った先生および専門家集団です。 息子にはSENCOから元々の支援計画が作成されています。 その計画にさらなるアドバイスを行い、SENCOへのサポートを行うといったこともチームの役割だそうです。 その他、親向けの講座を開くなどの支援も行っています

          イギリス発達支援への道11Autism Support teamとの面談

          ロンドン発達支援の道⑩発達支援と通訳

          最初に断っておきます。愚痴入ってます。 でもちょっとしたアドバイスにもなると思います。 スペシャリストから受ける支援は個別もあればグループsessionもあります。 特にグループsessionは非ネイティブには辛いです。 先日のOTセッションはグループsessionだったため、情報のとり漏らしが起こってしまうことを危惧していました。 自閉症専門チームから、日本語の通訳者をつけられる場合もあるというので、問い合わせを行いました。 まずはメールを送りました。 するとすぐに

          ロンドン発達支援の道⑩発達支援と通訳