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イギリス発達支援への道㉛次男のEHCP最終版発行と学校決定

次男のドラフトの修正依頼を出したのち、法定期限の数日前である6月末にEHCP最終版が届きました。
結論から言うと、週30時間サポート£11000/年の補助が決定しました。
ナーサリーのSENCOや自閉症チーム曰く、かなり良い結果だそうです。
近年ではかなり査定が厳しく、これより1段階下のサポートしかおりないことが多いそうです。

学校配置についてはスペシャルスクールもしくはARP(自閉スペクトラム特化の支援級)を希望していましたが、入学は叶いませんでした。
結果、EHCP取得前の通常の学校申し込みで決定された長男と同じ学校名が正式にSection Iに記されていました。

EHCP最終版が発行され学校配置が決定した場合、進学予定の学校との情報共有・支援の相談について移行会議を行うことになります。(詳細については別記事を更新予定)

また同時に、保護者は「Appeal」という権利も与えられます。
端的に言うと、特別支援に関する専門の裁判所に学校名(SectionI)や支援内容(SectionBやSectionF)へ異議申し立てをし、変更を求めることです。

様々な機関やグループ、周りの先輩ママたちに相談した結果、
私たちはこの「Appeal(上訴・控訴)」のプロセスを開始することを決めました。

1番の理由は学校変更です。勿論、次男がMainstreamの環境に適応でき、幸せであればそれに越したことはありません。
しかし、彼の状況を考えると、学年が上がるときのことを考えたときに、専門的な特別支援の環境が必要になってくる場合の選択肢を得ていかなければなりません。

残念ながら私たちの自治体では、「裁判所へアピールの手続きを一刻も踏むことが、希望の配置を得る近道である」というのが現状だそうです。
現に、周りの多くの保護者がすでにこの手続きをとっています。
現在、審議までにはやく1年弱の時間を要するそうです。
もし申請期限を超えた場合、アピールへ持ち込むチャンスがあるのは通常、例外を除いて次の評価時(年1回のEHCP評価であるアニュアルレビュー。年齢によっては半年に1回)になります。

また新たな段階に踏み出すことになりそうですが、この「アピール」についても追って状況を更新していければと思います。


最近、多くの方からNoteやウェブサイトを通して励ましや「note記事や情報を参考にしている」というあたたかいお言葉をいただきます。
ありがとうございます。非常に励みになります。 全て拝読しておりますが、なかなか個別にお返事できないことも多いのでこちらでお礼の言葉を記したいと思います。
イギリスの支援獲得方法は日本より個別性が高く、 私もn=1の経験にすぎないためすべてを網羅することができないことを歯がゆく思っています。しかしこれを読んでいただいている、情報を必要としている誰かの足掛かりに少しでもなれましたら幸いです。









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