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イギリス特別支援サイトを開設しました(リンクあり)


イギリス特別支援情報サイト開設の経緯


今でこそ多くの方に手を差し伸べていただき英国の特別支援のプロセスを歩んでいる我々親子ですが、

渡英前や渡英後間もない私は、イギリスの特別支援情報がうまく取得できない現状に困難と大きな不安を感じていました。

予想外だったのは、インターネットで検索しても「日本語で得られる情報」が非常に少なかったことです。

勿論、役に立つ現地情報のサイトは沢山出てきます。現地の情報に勝るものはありません。
しかし、似たようなサイトが多く、量も多く。何より英語です。
もはや、全部が「最重要事項」に見えてきます。

渡英前後の慌ただしい状況の中、この膨大なネットの海から母国語ではない言語で
「何が重要な情報か」を見極め収集し、日本とは全く異なるイギリスの特別の支援の枠組みを捉えることは容易ではありません。

この状況を1つの課題として設定し、最初のスモールステップとして始めたものがこのNoteでした。

そして今回、その課題解決の1つとしてこの「イギリス特別支援情報サイト」の開設に至りました。

現地の特別支援制度の枠組みや診断、特別支援プロセスについての一般的な情報について、日本語で解説しています。

対象となる地域


イングランド、自治体情報についてはロンドンに適応する項目が主です。
(スコットランド、ウェールズ、アイルランドでは、特別支援に関して使用する用語が異なり、指針、根本の法律、サポートの範囲や内容が異なっていることがあります。)

本ウェブサイトは現在発達障害に関連する取り扱いが多く掲載されています。今後少しずつ、様々なニーズに対応できればと考えています。

情報提供の信頼度と項目

作成に至ってはカウンシル(自治体)のチームメンバーに情報提供および、項目によっては監修を依頼しました。
参照した情報については、政府や自治体・大規模慈善団体(チャリティー登録済)といった信頼性の高い組織が運営している情報を取り扱いました。
(例:National Autistic Society、legislation.gov.uk、NHS、Council for disabled children、各自治体Local Offer、政府ページなど)

【情報提供項目】

現在、以下の項目について日本語で解説しています。

1 イギリスの発達支援の枠組み・法律
2 年齢(Key Stage)ごとによる支援プロセス
3 特別支援教育を受けるプロセス
4 自治体(LA)ごとの情報(Local Offer)について
5 診断プロセスについて
6 EHCPについて(現在作成中)
7 SENに関わる用語
8支援団体リンク(現地支援団体・在英日本人向け支援団体)
9現地支援獲得に関するアドバイス(現在情報まとめ中)

このほかにも今後コンテンツを随時更新予定です。(SEN向け施設情報、助成金情報〈永住者向け〉etc...)

このサイトが目指すもの

形式的なことを述べてしまいましたが、

「いつか英国で特別支援を受けるであろう保護者の負担が少しでも軽減され、情報の不足により子どもが不利益を被ることがないようにしたい」
という思いで立ち上げに至りました。 

しかしながら前提として、残念ながらこのウェブサイトで全ての情報を網羅することは出来ません。
必ずどこかで現地の情報を取得し、現地の言葉でコミュニケーションをとり、それぞれの子どもにとって最善の道を模索していくことになります。

本ウェブサイトは、その具体的な支援の「入り口まで」を必要とする人に示すことを1つの大きな目的としています。

現在も質向上のため情報収集中ですが、さらなる充実のため今後テーマに沿ってこちらで情報提供を呼びかけることも考えています。
(施設情報など、いただいた情報は現在の状況を確認した上で掲載いたします。また情報提供における情報取り扱いについては今後ウェブサイトにて指針をお知らせいたします。)


イギリスで支援を受けている家族の方々と共に、このウェブサイトを作り上げていきたい。そんなことを考えています。

まだ駆け出したばかりで未熟な所も多々ありますが、
今後このウェブサイトをより良いものにしていきたいと考えています。

このウェブサイトをスタートとして、英国で特別支援のプロセスの中で奮闘する子どもたちとそのご家族の安定した基盤を作っていくことが、今の私の大きすぎる?目標です。

キーワード:自閉スペクトラム 自閉症 ADHD 知的障害 特別支援 発達支援 イギリス特別支援 イギリス発達支援 ロンドン特別支援 ロンドン発達支援 SEN EHCP
Special Educational Needs

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