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英国発達支援の道25小児科受診に向けて

ASDのための小児科受診が控えていますが、私の住むカウンシルのNHSでは記入や提出を求められるペーパーワークが多くあります。
小児科受診の日程決定のレターが来たと同時に、
NHSの小児科から受診の2週間前までに以下の提出が求められました。

1.親からの子供に関する情報
生育歴、既往、息子の生活全般の様子、社会的支援の有無、スペシャリストとの関わり、センサリーニーズ、困り感etc...
とにかく山のような情報の提出を求められます。結局20枚ほどのものを提出しました。
(実は昨年の秋に一度提出しているのですが、もう一度書かされました。)

2.小児聴覚科(Pediatric Audiology)の検査レポート
小児聴覚科で受けた聴覚検査の結果です。部門から直接小児科にも結果のデータを渡しているとの事だったのですが、提出一覧にあったことと、この国ではこちらから再度送るのに越した事はない!(笑)と思い提出しました。

3.EPレポート
先月受けたEPアセスメントの結果レポートです。アセスメントを受けると、数週間後にEPが現状とそれに対しての支援計画がまとまったレポートが共有されます。

4.SLT(speech and language therapist)レポート
我が家は秋から3ヶ月ごとにアセスメントを受けており、その都度レポートが上がってきます。SLTもNHSの同病院所属だったため情報にはアクセスでき、共有とされていると思いますましたが、こちらも念のため、親からも送りました。

5.SEND Advisory Team レポート
次男はカウンシルの自閉症チームが介入しているため、こちらで当初受けたアセスメントレポートを提出しました。

その他、既往歴がある場合など、必要によって提出するものは増減すると思います。
次男に関して提出を求められたものは以上となります。

何が怖いって、長男も同じものの提出が求められているんですよね...(震)

ここ最近は、このような機関へのペーパーワークやミーティングばかりしている気がします。。。

イギリスに来て10ヶ月ほど経ちましたが、ここに来るまでにやはり時間はどうしてもかかってしまうんだなあと(これでも早い方だと言われることも多いので、驚きです)。

一度通れば多くの支援が受けられることは間違いないですし、本当に困った場合は緊急での対応や親からのプッシュでそこそこプロセスを早められるようですが、

時間がかかると、特別支援が必要な子どもとその家族が孤立する危険性は大いにあるなと。

私たちのような海外から来る人がここまでに到達するのは紛れもなくより一層の労力が必要で。
これは途中で立ち止まってしまう人がいても、全くおかしくない状況だなと。

私は日本にいた時によく「もっとこうすればよかったかな」と振り返る事がおおかったのですが、
この波瀾万丈なイギリス生活を送るうちに、きっと当時はそれが自分にとっての精一杯の選択だったのだと、少しずつ思えるようになりました。
というか、思わないとやっていられません。
自分が子どもと歩んできたここまでの道を優しく肯定してあげようと思いました。

しかし夏休みまでには、どうにか落ち着きたいものです。

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