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デンマークの家族と過ごすクリスマス

今年のクリスマスはいつもと違い、クリスマスケーキ、ケンタッキーがないクリスマス。でも今年は忘れられないクリスマスになりました。

24日から26日にかけて火曜日のクラスが同じだったデンマーク人の友達(ルイーズ)が家に招待してくれて3日間デンマーク流のクリスマスを満喫してきました!まさかデンマークで本場の家庭のクリスマスを体験できると思っていなかったので誘われたときはびっくりしたし、家族の邪魔になるんじゃないかといろいろ考えたりもしましたが、他の友だちからこんなチャンスはめったにないから絶対に行った方がいい!という声に背中を押され行くことを決意しました。

最初の2日間はコペンハーゲンの実家にお邪魔しました。ちょうどクリスマスの前々日くらいから雪が降っていて当日は一面雪景色。デンマークで最後にクリスマス当日に雪が降ったのは2010年以来だそうで今年はとてもラッキー🤞

家にお邪魔すると早速立派なクリスマスツリーが!!ツリーは本物で、ツリーに飾り付けるお菓子は毎年変わるそう(今年はキャンディー)

ご家族に挨拶をした後は外で友達と友達の弟君といとこと雪合戦をしました!日本にいるとき雪合戦ができるほど雪が降った記憶がなかったので雪合戦はめちゃくちゃ楽しかったです。まさか19歳で本気で雪合戦をするとは思いませんでしたが一つ年下の弟君が雪合戦のプロでした(笑)

家に戻って休憩をした後はデンマークのクリスマスカウントダウンのテレビ番組をみんなで鑑賞しました!このテレビ番組はThe Julekalender(1991)と呼ばれ12月1日から24日まで30分ほどの物語が毎年放送されているそう。日本で言うとお正月の紅白歌合戦とかガキ使みたいなそのシーズンになるとこれを見ないと年を越せない!みたいな番組と同じ感じなのかな。


そのあとは親戚のおばあちゃんなども合流し一緒に家族にとってのクリスマスの伝統としてディズニーのクリスマススペシャルバージョンを鑑賞!みんな楽しそうに見ていてとてもほっこりしました~ あとテーブルに置かれたセルフサービスのお菓子たちがおいしすぎた、、

見終わった後はみんなで歌を歌いました!

そのあとはテーブルに移動し、クリスマスディナー!8人という人数なので前々日くらいからご飯を準備し始めたそうで、テーブルセッティングも豪華で、キャンドルがすごく心地が良かったです

また、ビュッフェのように沢山の料理を自分のさらに取り分けるスタイルだったのですが、どれもおいしそうで全種類いただきました!!

左上からジャガイモの甘煮Brunede kartofler(ブリュンネ・カルトッフラー)(バターと砂糖で味付けしてあります)ほくほくで味付けも丁度良いやさしい甘さがたまりませんでした

その下が鴨肉の焼いたもの。

真ん中の大きいソーセージはFyn島で食べられるものでNettoでも買えるそうです!!

その右上はFlæskestegというお祝い事の時に食べられる豚のカリカリ焼き。豚肉の塊の皮の部分に細かい切り目を入れ、オーブンでじっくりと焼き上げます。特性のグレイビーソースとマッチして本当においしかったです。また、皮の部分はナイフでは切りにくかったので手で持って食べることをお勧めされるくらいカリカリ。日本の鳥皮のから揚げみたいにおつまみとして何個でもたべれそうと思いました!!

そして一番下の紫の野菜はリュドコール (rødkål)
赤キャベツを蒸して煮たサラダのような付け合わせ!古い作り方がこれで新しい作り方としてりんごやオレンジを混ぜたサラダがあるのですが、私はオールドスタイルの方が好きでした!

デザートはリースアラマン (Ris a la mande)


牛乳にクリームやバニラがベースのライスプディング。 鍋にはアーモンドが一粒丸ごと入れ、取り分けた際にアーモンドが入っていた人は、プレゼントをもらうことが出来ます!毎年ルイーズのお父さんが当てるらしく、みんな誰がアーモンドを持っているかみんなの顔を観察しながら食べるのが凄く楽しかったです笑 付け合わせはチェリーソース!

おばあちゃんやお父さんとも沢山話せて、めちゃくちゃお腹いっぱいになって幸せでした〜😻
お腹パンパン

その後はプレゼントの開封をみんなでしました!私はゲストにも関わらず、大切な家族伝統のクリスマスギフト開封に立ち合わせてもらってとても感激🙏

方法としてはツリーの下に置いてある沢山のプレゼントをルイーズと弟くんと私が一つづつ取り、タグに書いてある差出人と宛名を読み上げて本人に渡すというもの。家庭によってプレゼントの開け方は異なるそうですが、一つ一つ開けることでそのプレゼントの説明をしたりその人の喜ぶ顔を見れたり(私まで嬉しくなる) 年に一回しかないクリスマスの時間を存分に楽しめる時間がこの瞬間で、素敵な時間。
合計で多分1時間半以上かかっていたと思いますが、その価値は本当にありました。

ちなみに有難いことに私もプレゼントをいただきました😭 ロイヤルコペンハーゲンのマグカップやHyggeについての本など素敵なプレゼントばかり!

1日目はたくさん食べて笑ってたらすぐ過ぎていきました!夜1時半くらいに就寝💤

25日

朝、弟君の彼女さんをコペンハーゲン空港までルイーズの運転で迎えに行ったのですが、車のガラスが凍っていてびっくり!

お昼ご飯も昨日に続き豪華な食べ物が並びます!

ローストビーフやサーモンなど普段はお高くて自分で買うのに躊躇する食材も、、

この中でも特に美味しかったのがタールテレッタ(Tarteletter)タルト型にホワイトアスバラガスや鶏肉、ホワイトソースが入った料理。サクサクの生地にとろみのあるホワイトソースがよく合って美味しいです。私も自分で作ってみたいと思ったくらいリピートしたい料理だったのでレシピも載せておきます!(日本語のが見つからなかったので英語版ですが)

また、クリスマス限定のビールも食卓に!デザインがすごくかわいい!

また手作りのアドベントカレンダーを見せてくれたのですが、どれもカラフルで手作りとは思えないほどのクオリティ!店で買うのが普通だと思っていましたが、手作りも思い出になるしエコだし長く使える!

夜はルイーズとクリスマス映画を見たり、寝る前に行きたい国やガールズトークまで沢山のことを話しました💌楽しかった!!

26日

朝ごはんは初のオートミール!デンマークでは朝ごはんにオートミールを食べる人が多いそうで、安いし健康的だし簡単だし朝ごはんに最適!しかも思ってた以上に美味しい、、帰った後すぐオートミール入手しました笑
下のシロップは黒砂糖みたいな味がするんですが、色々な種類があってクッキーに使ったりパンケーキにかけたり種類によって使い分けれるらしいです!

ご飯を食べた後はコペンハーゲンからオーデンセまで2時間ほどかけて車でルイーズのおばあちゃんの家へ連れて行ってもらいました。従兄弟も集合して計9人で食卓を囲みました。

ルイーズの祖父母とは英語でのコミュニケーションが難しかったため、ルイーズが通訳してくれました!
私のために日本語のアンデルセンの童話集とクリスマスカードを用意してくれていました。本当に嬉しかったです。また、おじいちゃんは救急隊員として40年以上勤め、デンマークの女王様に感謝状をもらったくらいすごい人。またおばあちゃんも看護師として長い間勤めていたそう。


ここでも豪華なご飯が!私はこの3日間でデンマークの伝統料理を食べ尽くした気がします☃️
おばあちゃんがどんどん食べていいんだよ〜といつも言ってくれたので限界まで食べ続けました笑


本当に全ての料理において美味しかったです。

その後はみんなでお散歩へ。
ルイーズのおじいちゃんとお父さんが通っていた学校を見せてもらったり、教会の近くにあるセメタリーでクリスマスでは先祖に感謝する時でもあると教えてもらったり、改めて今回来て良かったなと感じさせられる瞬間でした。

デンマークと日本でのクリスマスの過ごし方は全く違うものでしたが、デンマークでのクリスマスは食事や家族の伝統を共有する時間を大切にする時間でもあり、You can’t hygge without chewgge という言葉があるように、なによりもその場にいる人との会話を楽しんでいるなと思いました。

今回の経験は私にとって絶対忘れない大切な思い出になりました💌

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