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【本から学ぶ】好きなことに大小も下積みもいらない【20-6】

「好きなことをして生きていく」というと何か大きなことを成し遂げる必要があって、その為には綿密な下準備が必要だと思っていました。

ところが、本書によるとそうでもないそうで。小さなことなら今すぐにでもできるというのです。

今、好きなことができない人は、どこへ行っても好きなことが出来ません。すごく頑張って、お金がたまって、ちゃんと好きなことができるようになっても「まだまだ」「こんなんじゃない」「私がやりたかったことはこんなちっぽけなことじゃない」と思います。
いつまでたっても、好きなことをしているという満足感が得られない。

今与えられているものを受け取れる人は大きなプレゼントも受け取れます。
今ある小さなことが受け取れる人は、大きな大好きなこともちゃんと受け取れます。
今ある好きなことができる人は、本当に好きなことが出てきたときも「あ、やろ」とフットワーク軽く動くことが出来ます。
でも今ある好きなことが受け取れない人は好きなことをやりなれていないので、本当に好きなことが出てきた時も「こんなんじゃない」と思って動きません。
ふだんから動かしてないと、体は急に動きません。
筋肉と一緒ですね。

心屋仁之助『「好きなこと」だけして生きていく。』,PHP研究所,2014,P68-69

この、今ある好きなことは「コーヒーを飲みたい」とか「ちょっと寝たいとかそんなちっぽけなことでもいいそうです。それくらいの好きなことは今でも出来ている気がします。特に食欲に関しては・・・笑。

だた、もう少し大きい好きなこととなると、衝動的に動いて失敗しないように、一度立ち止まって考えるように心がけていました。どこまで衝動的に動いていいのかな・・・いつも?悩ましいです。

また、下準備は不要というのは、こういう意味だそうです。

下積みか下積みでないかは、下積みがその人にとってどんな意味を持つかによって違ってきます。それを下積みと思って楽しめな人は、その先にあることも、それほど好きではないのかもしれませんね。
その道のプロになる人は、好きなことを夢中になってやっています。無我夢中で損得も考えずに人がどう言おうとおかまいなく、将来のことも考えずに、気がついたら圧倒的な数の練習を重ねている。
「圧倒的な練習」を下積みと言います。

心屋仁之助『「好きなこと」だけして生きていく。』,PHP研究所,2014,P71

本当に好きなことを無我夢中でやっていたら、それ自体が下積みになるという考え方は新鮮で、目から鱗でした。立ち止まって考えるものいいけれど、「とにかくやってみる」のは重要かも知れませんね。

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