見出し画像

厳選!6月のピックアップ作品

こんにちは。ARTWORKS.galleryです。

夏真っ只中の今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?蝉の鳴き声と濃く落ちる影、こんもりと沸き立つ雲が夏の盛りを感じさせますね。

今回はARTWORKS.galleryの公式Twitterで、6月にピックアップした5作品をご紹介します。あなたのお気に入りの作品が見つかる機会となれば嬉しいです。

また、作品紹介の他にも、SNSでは国内外で今話題のニュースをピックアップしているほか、アートに関する豆知識を紹介しています。そして、ARTWORKS.galleryやnote記事では、ARTWORKS.galleryのサービス紹介やクリエイターインタビュー記事、アートに関する記事も投稿しています。

ぜひ、公式アカウントも併せてご覧ください。

X(旧Twitter):@ARTWORKS_Junni
instagram:artworks.gallery.junni
note:https://note.com/artworks_gallery

1.余白と筆の動きから伝わる「風」

クリエイター:龍玄
作品名:《風》

余白を効かせ、さっと駆け抜けるような筆の動きから始まり、強弱のある表現で書き上げた「風」。
書体が崩れ「風」という漢字を文字全体でみると華奢な印象を持ちます。また、細部をとれば、一、二画目の筆は直線的な表現に対して、中の「虫」は、軽やかな箇所もあれば、筆に力を入れたように筆が太い箇所もあり、さっと駆け抜ける筆の動きや勢いに任せて書き上げる表現がみてとれます。
色々な風がある中で、余白を効かせた構図や全体的に華奢な印象を持つ「風」からは、風通しのよさや、さざ波を立てるような穏やかな風を想像できはしませんか?
また、その中でも勢いを感じるような強弱をつけた表現などからは、風の軽やかさと共に、潔さのようなものを感じます。人々の「意識の覚醒」を自身の活動のテーマとした龍玄さんの作品からは、まさに作品を通して感覚に訴えかけてくれるような力を感じられます。

2.一瞬を捉えた水辺の輝き

クリエイター:福田啓人
作品名:《カワセミ〜水辺の宝石〜》

オレンジと青が印象的なカワセミ。渓流などの水辺に生息し、水中生物などを素早い動きで捕獲する特性があるようで、こちらの写真は水浴びの瞬間なのだそうです。川面の水を弾き、羽を広げて飛ぶ様子は躍動的でそんな一瞬を捉えています。また、広げられた羽は一本一本が秩序正しく美しく並んでいます。カワセミが翡翠(ひすい)と書くように、青の美しさが伝わると共に、オレンジ色とのコントラストが鮮やかな色合いで、それがカワセミの魅力なのでしょう。また、川面を弾く際に生じた水飛沫も宝石のようで、そんな自然の一瞬の美しさを捉えられるのも、写真技術の他に、カワセミの習性や様々な知見があってこそのもので、まさに、生き物の自然の姿の美しさを捉えた作品です。

3.枠にとらわれない自由な水心

クリエイター:稲田匡孝
作品名:《水心》

水の透き通る様子が美しい作品です。
太陽の光が水面の揺れに応じて自由に模様を描き、青や緑などの色がグラデーションしています。言葉でいうと青や緑と表現できますが、光と水が表す色には、言葉に表せられない色同士の美しい融合があることがみてとれます。水面にうつる太陽の光も、どれという形をなす訳でもなく、水面の揺れに応じて自由に水中に形を作っていますね。そんな様子からは、色も形も一つの言葉には表せない、表現の枠から抜けた自由さがあると思いませんか…?
日常生活の中では固定概念が自然と私たちの思考についてしまったりしますが、稲田さんの作品からは、自然が教えてくれる「自由さ」が伝わってきます。見ているだけでどこか気持ちが洗われるような作品です

4.自然界の美しさを文字に

クリエイター:Maki Shimano
作品名:《花鳥風月》

こちらの作品は、自然の美を筆の動きに乗せて表現したとのことです。花鳥風月とは自然界の美しい景物を意味する言葉。白と黒の中にある儚さや力強さを感じて欲しいという、Shimanoさんのコメントからも様々に強弱した表現があります。筆が軽やかに走るところと力強く筆が入るところや、一旦細い線がいきなり太くなる箇所など…。消えてしまいそうな細い線からは儚さが伝わるとともに、勢いのある線からは力強さが伝わり、一見相反するようなものが、文字の中に共存していることがわかります。一つの文字にさえ大胆な強弱が存在し、はたまたどのようにして書かれたのかと想像してしてみると、自然の流れに身を任せて書いている様子が伝わってきます。そんな四季折々に変わる自然界の美しさを示す言葉を、一つの形式にはとらわれない、Shimanoさんの自由な表現に魅力を感じます。

5.鮮やかな青色の世界のさかなたち

クリエイター:加藤晶子
作品名:《さかなたち》

ターコイズブルーの鮮やかな海中の様子を描いた作品です。黄色や白の魚が同じ方向に泳いでいます。ブルーといっても濃淡があるのは、珊瑚の影で暗くなっている場所でしょうか。また、黄色や白が青色に混じりあう様子は、太陽の光が水中に入る具合によって変わる色の様子でしょうか。いずれにしても、一緒くたには表せない鮮やかな世界で、まるで美しい海の中を覗いているような気持ちにもなりますね。また、魚たちが同じ方向に泳ぐ様子は、ある魚の特性なのかもしれませんが、その一連の連なりがキャンパスを横断する一つの模様のようにも見えると共に、一緒に泳ぐ魚たちがどこか可愛らしくも感じます。色やモチーフにデザイン性をも感じられると共に、鮮やかな海の世界に気持ちも晴れやかになる作品です。


いかがでしたか?

今回は海や水の美しい青色や、文字を通して伝わる感覚、カワセミ(翡翠)の宝石のような美しい鮮やかさなどが感じられる作品をご紹介しました。どれもこの夏の暑さに心地よさを感じられるような作品だったのではないでしょうか?

ARTWORKS.galleryは、このようなオリジナリティ溢れるプロのクリエイターの作品にデジタル上で出会えるオンラインギャラリーです。

今後もSNSで魅力ある作品を紹介していきますので、ぜひご期待ください。

X(旧Twitter):https://twitter.com/ARTWORKS_Junni
instagram:https://www.instagram.com/artworks.gallery.junni/
note:https://note.com/artworks_gallery


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?