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厳選!5月のピックアップ作品

こんにちは。ARTWORKS.galleryです。

梅雨入りをして、雨日和が続くこの頃、いかがお過ごしですか?紫陽花が美しく咲き、夏に向けて植物の緑色がますます濃くなる様子を楽しめる時期ですね。

今回はARTWORKS.galleryの公式Twitterで、5月にピックアップした4作品をご紹介します。あなたのお気に入りの作品が見つかる機会となれば嬉しいです。

また、作品紹介の他にも、SNSでは国内外で今話題のニュースをピックアップしているほか、アートに関する豆知識を紹介しています。そして、ARTWORKS.galleryやnote記事では、ARTWORKS.galleryのサービス紹介やクリエイターインタビュー記事、アートに関する記事も投稿しています。

ぜひ、公式アカウントも併せてご覧ください。

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1.ミニマルでデザイン性のある可愛らしいペンギンたち

クリエイター:加藤英一郎
作品名:《Snares》

ペンギンや葉っぱ、柵といったモチーフを線と線を結びつけて描いたような、角張ったフォルムが印象的で、直線と数色で描かれたミニマルかつデザイン性のある作品です。細部は描かれずシンプルではありますが、少し前屈みの姿勢で歩く様子、両脇にちょこんとついたような可愛らしい手など、ペンギンの可愛らしい姿を捉えています。
ブラウンベースの背景に、緑の植物がバランスよく配置され、葉のモチーフを描きつつ、同時にギザギザ模様のデザインとしても機能していることがわかります。また、全体をブラウンが占める中で、葉の緑やペンギンの口ばしの赤や頭の黄色がポイントになっています。ペンギンの愛くるしい特徴を捉えつつ、ミニマルなスタイルでデザイン性のある作品です。

2.詩とともに読む。墨の濃淡が美しい幻想的な作品

クリエイター:大陽公顧哲剛
作品名:《我舞影零乱》

唐代の偉大な詩人である李白の詩に感動して制作されたこちらの画作。
「自分が歌うと月は天を行き廻り ー 自分が舞うと影もつられて乱れて舞う」
墨がぽたっと落ちたかのような丸い跡、細い線が軽やかに走り、墨が滲む様子…
そのような墨の変化を堪能できる、幻想的な作品です。
墨の濃淡が少しずつ変化しつづけてまるでスローモーションのよう。黒地の背景が、そのゆったりと動く墨の動きに奥行きを与え、立体感があります。
詩と共に作品を見ると、作品のどこか、もしくは作品全体から、墨の舞いにつられて月の光とその影も一緒に舞う様子が想像できはしませんか?詩と書を掛け合わせて作品を嗜む情緒ある作品です。

3.構図からみる心地よさと、ものの見方について

クリエイター:鈴木啓太
作品名:《Bird on the Tree》

手前の枝と奥の枝、その枝にとまっている1羽の鳥。
空を見上げる鳥からは、一羽でポツンといる様子が少し寂しくも感じます。モノクロがよりそれを助長させているようですが、実は鳥にとって一羽でいることは日常のことなのかもしれません…。見る側の視点によって生まれる新たな表現があることにふと気づきます。
構図に目を向けてみると、手前の木は葉をつけており、ぼんやりとピントが合わないのに対して、奥の方は葉のない一本一本の枝を丁寧に捉えています。奥と手前のささやかなコントラストがありつつ、左斜めに流れる枝のラインが調和しているようで、バランスの取れた構図が、見ていて心地よく感じる作品です。

4.自然な光が形作り、色を生み出す菱形模様

クリエイター:AKINORI TANAKA
作品名:《abstraction#002》

緑色をベースに中心には青や黄、白などの色の菱形模様をかたち作っています。色同士が新たな色を生み出し、徐々に変化しているようにも。
輪郭という輪郭がなく、まるで光自体が模様を形成しているようにも見えます。色の重なりがまた新たな菱形模様を作り出し、色同士が自然に馴染むことで、そこからまた新たな色が生み出され、徐々に変化していく…。そんな色同士がお互いに混じり合うように生まれるささやかな変化が、みていて心地よくなりますね。アウトラインを引かずにも、色の些細な変化によって作り出される繊細な光の表現が美しい作品です。

いかがでしたか?

今回ご紹介した作品は、デザインや構図、色合いから心地よさを感じ取れる作品をご紹介しました。どれも、眺めていると落ち着く作品だったのではないでしょうか。

ARTWORKS.galleryは、このようなオリジナリティ溢れるプロのクリエイターの作品にデジタル上で出会えるオンラインギャラリーです。

今後もSNSで魅力ある作品を紹介していきますので、ぜひご期待ください。

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