YAU編集室

2022年2月1日にスタートした「有楽町アートアーバニズム[YAU]」を記録し、考える…

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2022年2月1日にスタートした「有楽町アートアーバニズム[YAU]」を記録し、考えるメディアです。 https://arturbanism.jp/

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  • YAU PROJECT

    YAUが主催する企画の、開催レポートをまとめたマガジンです。

  • YAU SALON

    各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ「YAU SALON」の、レポート記事をお届けします。

  • はじめてのYAU

    22年2月に始まった、まちがアートとイノベーティブな原動力を生み出すための実証パイロットプログラムYAU。このマガジンは、YAUをはじめて知る方への記事をまとめています。

  • YAU LETTER

    書き手の方には有楽町でのYAUプログラムをご覧/参加いただき、「都市(=東京)について」テキスト執筆をお願いしました。

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【10/9-10/22】『YAU TEN '23』 開催します

こんにちは! 「有楽町アートアーバニズム」略して「YAU(ヤウ)」編集室です。 来る2023年10月9日から22日まで、同タイトルのイベントとして2回目となる『YAU TEN '23』を開催します。 YAUの活動拠点 YAU STUDIOが位置する有楽町ビルは、1966年に開業してから半世紀が過ぎ、まもなく閉館を迎えます。これからも、ビジネスセンターである有楽町が多様性をさらに受け入れ、クリエイティブなまちづくりに向かう船出にYAUは立ち会い、有楽町ビルとこれまでの数々の出

    • 世界のニュースを伝える、アートの新たな可能性——YAU SALON vol.17「日経新聞、アルスエレクトロニカへの挑戦〜アート×ジャーナリズムから見えた未来〜」レポート

      2023年9月27日(水)、有楽町ビル10階のYAU STUDIOにて、YAU SALON vol.17「日経新聞、アルスエレクトロニカへの挑戦〜アート×ジャーナリズムから見えた未来〜」が開催された。 昨年、日本経済新聞社の研究開発部門である「日経イノベーション・ラボ」は、オーストリアのリンツで毎年開催されるメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2022」にて、3D没入型の作品《DATASPACE》を発表した。この作品は、アルスエレクトロニカが擁する研究

      • 社会の画一化を揺るがせ、多義性をもたらすアートの役割——YAU SALON vol. 15「アートとビジネスの境界 ~”アーティスト目線”を考える~」レポート

        2023年8月23日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 15「アートとビジネスの境界 ~”アーティスト目線”を考える~」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズだ。第15回は、企業とアートのコラボレーションに異なる立場で関わるゲストを招き、ディスカッションが行われた。 登壇したのは、テレビ朝日ビジネスプロデュース

        • アートの根付く街・京橋を舞台に、100年後につながる小さな循環を始動する――YAU SALON Vol.14「ART POWER KYOBASHI─戸田建設が考える、アートの力によるエコシステムとは?」レポート

          2023年7月26日、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 14「ART POWER KYOBASHI─戸田建設が考える、アートの力によるエコシステムとは?」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。第14回となる今回のゲストは、戸田建設株式会社による新たなアートプロジェクト「ART POWER KYOBASHI」に取り

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        【10/9-10/22】『YAU TEN '23』 開催します

        • 世界のニュースを伝える、アートの新たな可能性——YAU SALON vol.17「日経新聞、アルスエレクトロニカへの挑戦〜アート×ジャーナリズムから見えた未来〜」レポート

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        大手町・丸の内・有楽町で働く人たちとパフォーマンス? ダンス? 演劇?をつくるためのワークショップ 参加者募集

        アートアーバニズムの始まりに寄せて

        YAU TEN「TALK SESSION」タイムスケジュールと登壇者決定!!

        【3/9-12】今年も開催! YAU OPEN STUDIOで、アーティストの活動拠点@有楽町を覗いてみませんか?

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          「面倒くさいことを持ってくる人」は「問いをもたらす人」——YAU SALON vol. 13「『アーティスト・イン・デイサービス』から読み解く、福祉の現場とアート」レポート

          2023年7月19日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOにて、YAU SALON vol. 13「『アーティスト・イン・デイサービス』から読み解く、福祉の現場とアート」が開かれた。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。 第13回のテーマは「福祉の現場とアート」について。YAUの活動に舞台芸術の領域から関わる一般社団法人ベンチが、埼玉県東松山市の医療法人保順会と協

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          「被災地」から新たな魅力あるまちへ─YAU SALON vol. 12「“復興”をアートから問い直す」レポート

          2023年7月12日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 12「”復興”をアートから問い直す」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズだ。第12回となる今回のタイトルは「福島のこれまでとこれから」。東日本大震災の被災地である福島県・浜通りでのクリエイティブな動きについて、現地からゲストを招きディスカッションが行われた

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          次世代に力を蓄えてほしい。表現の現場における「ブルペン」はどのようにつくれるか?

          YAUでは、定期的に「SOUDAN」と題した相談所プログラムを開催し、表現の現場で活躍する様々な専門家を相談員に迎えて、来場者のアートとビジネスにまつわる悩みを一緒に考えてきた。2023年3月28日に開催された「ブルペンー次世代の肩を温めてる話ー」も、SOUDANの一環である。 タイトルになっている「ブルペン」とは、野球場で次に登板予定のピッチャーが肩を温める場所のことを指す。本来の力を出し切りながらも肩を壊さずに長くやっていくための重要な場所だが、野球から表現の現場に置き

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          誰もが「キュレーター」を名乗る時代へ——YAU SALON vol.10「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」レポート

          2023年4月26日、YAU STUDIOにて「YAU SALON」の第10回が開催された。 今回のテーマは「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」。ゲストには、熊倉純子(東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科教授)、難波祐子(同大学キュレーション教育研究センター特任准教授)、酒井雅代(同大学キュレーション教育研究センター・コーディネーター)の3氏を迎えた。 アートマネジメントの第一人者である熊倉、国内外で活躍するキュレーターである難波、演奏家であり音楽プログ

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          YAU × サッポロ・パラレル・ミュージアム エクスチェンジプログラム

          サッポロ・パラレル・ミュージアムは、札幌駅前通のまちなかとウェブサイト上の2ヶ所同時でアート作品を楽しめる展覧会で、新型コロナウイルスの流行で減少したまちの回遊性を高めるとともに、世界中どこからでもアクセス可能な展覧会として、2021年に誕生した。 主催の札幌駅前通地区活性化委員会(事務局:札幌駅前通まちづくり株式会社)は、この地区に働き、集うみなさんが快適に、楽しく過ごせるようさまざまな取組みを行っている。にぎわい創出の手法検討と実施を目的に、駅前通沿道企業や札幌市など

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          テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 2022「HAPPY TURN」 by 東京藝術大学大学院 青木淳研究室

          文=仲野耕介(東京藝術大学大学院 美術研究科 建築専攻 修士1年) 写真=青木淳研究室 「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」とは青木淳研究室(以下、青木研)修士1年生が「空間そのものが作品であり、展覧会場でもある」展覧会を設計する、グループ設計課題です。 青木研設立年に青木が設定した「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」というテキストを問いとし、それを自分たちなりに読み解くことからはじめ、会場探し、企画、設計、施工、一般公開までを行うという試みで、 今

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          互いに変化し、価値を引き出し合う、幸せな協働とは?——YAU SALON vol.11「アートと企業のコラボレーションのかたちを考える」レポート

          「有楽町アートアーバニズム(YAU)」の拠点である有楽町は、スーツを纏ったビジネスパーソンが行き交うオフィス街。YAUは、都市に新しい動きを生み出すために、アーティストやパフォーマー、キュレーター、アートマネージャーなど、芸術文化活動に従事する様々な背景を持つ人々を次々迎え入れて、展示やトークやワークショップを開催している。 活動の一環として定期的に開催されてきた「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホストとなり、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意

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          街と結ぶパフォーマンス表現にYAUのヒントを探して——YAU SALON vol.6『「東京で、都市/まちで(と)、"演劇"をつくることを話す」レポート

          2022年1月18日、YAU STUDIOにて第6回「YAU SALON」が開催された。「東京で、都市/まちで(と)、”演劇”をつくることを話す」をテーマに、演劇とダンス、パフォーミングアーツの領域で活動する4組5名に、街と関わるプロジェクトの展開やオルタナティブな場づくりなどの事例を聞いた。 登壇者は、NPO法人「場所と物語」を運営し、演劇プロジェクトを行う石神夏希(劇作家/場所と物語)、劇団「快快」のメンバーであり、舞台美術家コレクティブ「セノ派」に参加することで演劇プ

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          12年目の3月11日。あのときのことを語り継ぐ|宮島達男「タイム設定ワークショップ」レポート

          2017年にスタートした宮島達男によるアートプロジェクト「時の海 - 東北」プロジェクトのタイム設定ワークショップが、東京で初開催された。 これまで参加した人数は1,800人以上。この日も約100人の参加者が東京やその近郊、遠くは九州、山陽、関西、東海エリアと各地からYAU STUDIOに集まった。 本レポートでは、実際にワークショップを体験したライターの視点から、ワークショップ当日の様子を紹介する。 文=佐藤恵美(編集者/ライター)撮影:加藤甫(写真家) 画像提供=「時

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          舞台芸術と社会をつなぐ「最初の一歩」——ファーストラインという試み

          芸術文化と社会をつなぐために必要なものは何か。アートマネジメントはそれを考え、実践する営みだ。舞台芸術の分野においてその担い手は制作やプロデューサー、あるいはコーディネーターなどと呼ばれることが多い。 「有楽町アートアーバニズムプログラム YAU」の一環として実施された「ファーストライン」は、舞台芸術を主としたアートマネジメントに興味のある10代から20代を対象とした交流プログラムだ。 公募によって選ばれた参加者は、学生からすでに制作者として活動する若手まで11名。202

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          死蔵データGP 2022-2023 制作後記「終わらない盆踊り」

          皆さんは「死蔵データGP(グランプリ)」をご存知だろうか? 「SNSにアップロードされていない、かつ誰にも見せていないデータ(=死蔵データ)」のコンペティションで、優勝データには現金10万円が進呈される風変わりな企画である。 https://katakishi.com/sdg_final_battle/ 仕掛け人は(主に美術)作家複数人で運営されるマテリアルショップ「カタルシスの岸辺(以下、カタ岸)」だ。   254件の応募データは73名の審査員による8ヶ月間の予選審査と

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          潘逸舟、菅野歩美、チーム・チープロが有楽町を舞台に新作を制作。アーティスト招聘プログラムが実施中の「YAUオープンスタジオ」をレポート

          就労者人数約28万人という東京の大手町・丸の内・有楽町エリア。この都内有数のオフィス街で有楽町アートアーバニズム実行委員会が運営する「有楽町アートアーバニズム(YAU)」は、アートとビジネスのプレイヤーの交流を促し、街とクリエイターが相互に高め合える土壌づくりを目指す実験的プロジェクトだ。 3月9〜12日、プロジェクトの拠点であり、日頃から多くの表現者やアート関係者、ビジネスパーソンが出入りする有楽町ビル10階の「YAU STUDIO」にて、オープンスタジオが開催された。期

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