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YAU SALON

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各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ「YAU SALON」の、レポート記事をお届けします。
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記事一覧

企業だからできる、アートワーカーのキャリア支援のかたち——YAU SALON vol.22「東京都心の新アートセンター、BUGとは?」レポート

2024年2月28日夜、有楽町・国際ビル7階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol.22「東京都心の新アートセンター、BUGとは? その社会的意義から考える」が開催された。 「YAU SALON」は、毎回、都市とアートにまつわるテーマを設定し、多彩なジャンルのゲストと参加者とが意見を交わすYAUのトークシリーズだ。第22回は、このエリアに新しく誕生した、株式会社リクルートホールディングス(以下、リクルート)が運営するアートセンター「BUG(バグ)」から、

ここにあるのが正しいから、ここにあってほしい——YAU SALON vol.21「街の中の私たちを再考する 05_報告とディスカッション」

2024年2月14日夜、YAU STUDIOにて、YAU SALON vol.21「街の中の私たちを再考する 05_報告とディスカッション」が開催された。 「YAU SALON」は、毎回都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。21回目を迎える今回は、「街の中で制作すること」をテーマに2023年夏より実施されてきたワークショップ「街の中の私たちを再考する」の最終回が行われた。 このワークショップは、YAU STUDIOを拠点に活動するTOK

未来に新たな価値を伝えるために。恋愛のように人・アート・ビジネスが出会える街へ——YAU SALON vol.19「YAUのこれまでとこれから〜パイロットから社会実装へ〜」イベントレポート

「有楽町アートアーバニズム」(YAU)の一環で開催されているトークセッション「YAUサロン」。その第19回目として2023年12月12日に実施されたのが、「YAUのこれまでとこれから〜パイロットから社会実装へ〜」だ。 2022年2月に開設されたYAU STUDIOは、2023年10月に有楽町ビルでの活動を終えて、近隣の国際ビルに移転した。移転後初となる今回のイベントでは、YAUの運営に携わる長谷川隆三と深井厚志をモデレーターに、これまでのYAUの活動を振り返った。 ゲスト

アートの根付く街・京橋を舞台に、100年後につながる小さな循環を始動する――YAU SALON Vol.14「ART POWER KYOBASHI─戸田建設が考える、アートの力によるエコシステムとは?」レポート

2023年7月26日、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 14「ART POWER KYOBASHI─戸田建設が考える、アートの力によるエコシステムとは?」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。第14回となる今回のゲストは、戸田建設株式会社による新たなアートプロジェクト「ART POWER KYOBASHI」に取り

社会の画一化を揺るがせ、多義性をもたらすアートの役割——YAU SALON vol. 15「アートとビジネスの境界 ~”アーティスト目線”を考える~」レポート

2023年8月23日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 15「アートとビジネスの境界 ~”アーティスト目線”を考える~」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズだ。第15回は、企業とアートのコラボレーションに異なる立場で関わるゲストを招き、ディスカッションが行われた。 登壇したのは、テレビ朝日ビジネスプロデュース

世界のニュースを伝える、アートの新たな可能性——YAU SALON vol.17「日経新聞、アルスエレクトロニカへの挑戦〜アート×ジャーナリズムから見えた未来〜」レポート

2023年9月27日(水)、有楽町ビル10階のYAU STUDIOにて、YAU SALON vol.17「日経新聞、アルスエレクトロニカへの挑戦〜アート×ジャーナリズムから見えた未来〜」が開催された。 昨年、日本経済新聞社の研究開発部門である「日経イノベーション・ラボ」は、オーストリアのリンツで毎年開催されるメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2022」にて、3D没入型の作品《DATASPACE》を発表した。この作品は、アルスエレクトロニカが擁する研究

自分の価値を説明し、他者を説得するには──YAU SALON vol.16「これからの芸術文化の担い手に求められるスキルとは?」レポート

2023年9月13日、YAU STUDIOで、都市とアートをめぐるトークシリーズ「YAU SALON」の第16回が開催された。 今回のテーマは「これからの芸術文化の担い手に求められるスキルとは?」。芸術文化の自立が促される昨今、その担い手は活動基盤を持続させるためにどうすればよいか——。アーツカウンシル東京が実施する「芸術文化創造活動の担い手のためのキャパシティビルディング講座」は、そんな芸術をめぐる環境の変化に直面する人に向けたプログラムだ。 ゲストとして、同講座を立ち

チャレンジするアーティストは街に生きる人々の希望になっていく ——YAU SALON vol. 18「神戸、松戸、有楽町、アーティストが街にいることから、生まれる時間」レポート

2023年10月11日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOにて、YAU SALON vol. 18「神戸、松戸、有楽町、アーティストが街にいることから、生まれる時間」が開かれた。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。第18回のテーマは「アーティスト・イン・レジデンス(以下、AIR)」。アーティストがその土地に一定期間滞在し、普段とは違った環境下で作品を制作するAI

「面倒くさいことを持ってくる人」は「問いをもたらす人」——YAU SALON vol. 13「『アーティスト・イン・デイサービス』から読み解く、福祉の現場とアート」レポート

2023年7月19日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOにて、YAU SALON vol. 13「『アーティスト・イン・デイサービス』から読み解く、福祉の現場とアート」が開かれた。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。 第13回のテーマは「福祉の現場とアート」について。YAUの活動に舞台芸術の領域から関わる一般社団法人ベンチが、埼玉県東松山市の医療法人保順会と協

「被災地」から新たな魅力あるまちへ─YAU SALON vol. 12「“復興”をアートから問い直す」レポート

2023年7月12日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 12「”復興”をアートから問い直す」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズだ。第12回となる今回のタイトルは「福島のこれまでとこれから」。東日本大震災の被災地である福島県・浜通りでのクリエイティブな動きについて、現地からゲストを招きディスカッションが行われた

誰もが「キュレーター」を名乗る時代へ——YAU SALON vol.10「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」レポート

2023年4月26日、YAU STUDIOにて「YAU SALON」の第10回が開催された。 今回のテーマは「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」。ゲストには、熊倉純子(東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科教授)、難波祐子(同大学キュレーション教育研究センター特任准教授)、酒井雅代(同大学キュレーション教育研究センター・コーディネーター)の3氏を迎えた。 アートマネジメントの第一人者である熊倉、国内外で活躍するキュレーターである難波、演奏家であり音楽プログ

互いに変化し、価値を引き出し合う、幸せな協働とは?——YAU SALON vol.11「アートと企業のコラボレーションのかたちを考える」レポート

「有楽町アートアーバニズム(YAU)」の拠点である有楽町は、スーツを纏ったビジネスパーソンが行き交うオフィス街。YAUは、都市に新しい動きを生み出すために、アーティストやパフォーマー、キュレーター、アートマネージャーなど、芸術文化活動に従事する様々な背景を持つ人々を次々迎え入れて、展示やトークやワークショップを開催している。 活動の一環として定期的に開催されてきた「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホストとなり、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意

街と結ぶパフォーマンス表現にYAUのヒントを探して——YAU SALON vol.6『「東京で、都市/まちで(と)、"演劇"をつくることを話す」レポート

2022年1月18日、YAU STUDIOにて第6回「YAU SALON」が開催された。「東京で、都市/まちで(と)、”演劇”をつくることを話す」をテーマに、演劇とダンス、パフォーミングアーツの領域で活動する4組5名に、街と関わるプロジェクトの展開やオルタナティブな場づくりなどの事例を聞いた。 登壇者は、NPO法人「場所と物語」を運営し、演劇プロジェクトを行う石神夏希(劇作家/場所と物語)、劇団「快快」のメンバーであり、舞台美術家コレクティブ「セノ派」に参加することで演劇プ

都市リサーチの可能性をめぐって——YAU SALON vol.4「誰が為にリサーチは或る?」 レポート

2022年12月7日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol.4「誰が為にリサーチは或る?」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。第4回となる今回のホストは、YAU STUDIOを拠点のひとつとして有楽町エリアでもプロジェクトを行ってきた「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」の代表で写真家の小山泰介