Arts United Fund(AUF)

AUFはコロナ拡大で活動が制限されている芸術文化関係者を支援します。 応募ページhttps://www.info.public.or.jp/auf  クラウドファンディングサイトhttps://camp-fire.jp/projects/view/271390

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    最近の記事

    File.54 無理しないで、前進する。 髭野 純さん(映画プロデューサー)

    ——子どもの頃から映画好きだったのですか。 実家は埼玉なのですが、中学生の頃、親に東京に連れていかれたときに、せっかくだから映画を観て帰りたいと思い、一人だけ残って映画館へ行くことがありました。また、ちょうどその頃、インターネットのmixiが流行し、いろんな方が個人ブログで映画の感想などを書くことが増えてきたんですね。そういうところで仕入れた情報をもとに、地元のレンタルショップでかたっぱしから映画のDVDを借りる、という生活を送っていました。中学生にもかかわらず、そういう人

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      • File.53 大変で、面倒で、美味しい「テノール」 渡辺大さん(テノール歌手)

        オペラはさまざまな楽しみ方ができる芸術だが、その根幹は「歌う芝居」である。したがって、最も重要な要素のひとつは「オペラ歌手」の存在だ。なかでも一番の花形は輝かしい高音を持つテノール。だが、テノール歌手にはほかの歌手たちにはない苦労があるともいわれている。渡辺大さんは「真正テノール」と呼びたくなるような純粋な美声の持ち主だ。もともとは一般の大学に通うジャーナリスト志望の学生だった渡辺さんが、なぜテノール歌手になったのか、そしてテノールにはどのような大変さがあるのかを教えてくれた

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        • File.52 原因不明の「音が出ない」からの復活、ジストニアとの闘いで見つけたPDCA  沼田司さん(バストロンボーン奏者)

          オーケストラや吹奏楽、ビッグバンドなどで幅広く演奏するほか、編曲家やコンクール審査員としても活躍してきたバストロンボーン奏者の沼田司さん。45歳頃からジストニアを患い、一時は演奏できない状態になりながら奇跡的な復活を遂げ、現在は再び演奏と指導に活躍している。闘病を通じて、楽器演奏・指導全般に通じる発見もあったという。まだまだ情報が少ない難病との闘いをどのように乗り越えたのか、その始まりから現在までを丁寧に語ってくれた。 取材・文=鉢村優(音楽評論) ——まずジストニアとはど

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          • File.51 学び、感じる「オケマン」の暮らし 中舘壮志さん(クラリネット奏者)

            若手クラリネット奏者の中舘壮志さんは中学校の吹奏楽部でクラリネットを始め、音楽科のある高校、音大に進学したのち2017年から新日本フィルハーモニー管弦楽団で副主席奏者を務めている。 ソロリサイタルや小編成の室内楽アンサンブルにも取り組み、さまざまなスタイルでクラシック音楽の楽しさを人々に広め、「自分自身の気持ちや考え方を音で表現する喜びを伝えたい」と後進の育成にも力を入れている。10月に予定されているソロリサイタルの話題を中心に、オーケストラ奏者としての経験がどのように自身の

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            File.50 コロナ禍で挑む。後輩たちのために、新たな可能性のために 庄司知世さん(ホルン奏者)

            オーケストラやオペラ、アニメや映画の劇伴音楽、そしてポップスのバンドサポートなど幅広く活躍しているホルン奏者の庄司知世さん。楽器を始めたばかりの頃は指導者もおらず、情報もなかなか手に入らない生活を送っていた。現代の小中高生はネットからたくさんの情報が手に入り恵まれている反面、誤った情報を鵜呑みにしてしまう危険性もある、と警鐘を鳴らす。自身の経験を踏まえ、子どもたちに寄り添った情報発信に取り組んだコロナ禍の日々、そして多重録音という挑戦によって開かれた可能性について聞いた。取材

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            File.49 ミュージカルもアイドル・ユニットも前進あるのみ 酒井紫音さん(俳優)

            『リトルプリンス』『泣かないで』『21C:マドモアゼル モーツァルト』などクオリティの高いオリジナル・ミュージカルを創造してきた音楽座ミュージカル。拠点とする東京都町田市出身で、音楽座ミュージカルを盛り上げようと立ち上がった3人の女優さんがいる。その一人が、酒井紫音さん。コロナ禍ではアイドル・ユニットとして独自の活動を展開し、音楽座ミュージカルのPRを展開している。入団前は音楽座ミュージカルのファンではなかったからこそ、その魅力に気づいたという酒井さんに聞いた。 取材・文=今

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            File.48 「オリジナルな音」から立ち上げる演劇空間 池田野歩さん(音響デザイナー)

            ロロや範宙遊泳、カンパニーデラシネラなど気鋭のカンパニーとともに作品を創る音響スタッフとして信頼を集めつつ、ときにインスタレーションや映像作品の音響も手がけるなど幅広い活動を展開する音響デザイナー・池田野歩。その音はどこに連なりどこに向かうのか。演劇との出会いから今後の展望までを聞いた。 取材・文:山﨑健太(批評家・ドラマトゥルク) ————————————— (写真上)『スワン666』(18)より、水中に沈めたマイク —— 演劇に関わるようになったきっかけを教えてください

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            File.47 誠実に、貪欲に、「演劇」で勝負する 淺場万矢さん(俳優/演出家/プロデューサー)

            淺場万矢さんは羽目も外せる華のある役者さんだ。それでいて、時折ただよわせるアングラな匂いや和の香りが、華やかさの下に隠れている侮れなさを感じさせる。所属する劇団柿喰う客の公演はもちろん、多彩な演出家の舞台で活躍している淺場さん。それらが稼働できなくなったコロナ禍だったが、自身が率いる演劇ユニット「時速8次元」(2015年旗揚げ)で新たな表現の可能性を見出しているようだ。 取材・文=今井浩一(ライター/編集者/Nagano Art +)————————————— (写真上)『野

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            File.46 みんなで楽しむ、ユニバーサルなレビュー 平川和代さん(レビューチーム・クリスタル代表/ダンサー)

            華やかな歌と踊り、きらびやかな衣装や美術に彩られたレビュー・ショー。中でも男役が登場するレビューというと、たいていの人は、宝塚歌劇やOSK日本歌劇団を思い浮かべるだろう。だが、この分野の裾野は思いのほか広く、プロアマ問わずさまざまなチームが、日本各地で活動している。テーマパークのショーや映像でも活躍するプロのダンサーたちで構成されたレビューチーム「クリスタル」もその一つ。2006年の結成以来、ライブ、劇場公演を重ね、着実にファンを増やしている。その代表をつとめる平川和代さんは

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            File.45 元証券マンのダンサーがひらくフラメンコへの扉、世界への発信 永田健さん(フラメンコダンサー)

            日本では数少ない男性フラメンコダンサーとして活躍する永田健さんは、元証券マンという異色のキャリアを持つ。ライブ活動の傍ら映像作品を制作配信し、フラメンコの魅力を精力的に発信するその想いとは。 取材・文=呉宮百合香(ダンス研究) ————————————— (写真上)映画『えんとつ町のプペル』の主題歌で踊る ——フラメンコとの出会いについて教えてください。 神田外語大学の学園祭に行った時にフラメンコサークルの発表を見て感動したことがきっかけで、習い始めました。当時証券

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            File.44 身体を聞き、空間を聞き、世界を探る 山崎阿弥さん(声のアーティスト/美術家)

            山崎阿弥さんは、音を扱うアーティストだ。鑑賞者は人間の身体のどこからこんな声が出るのか、と常に驚かされる。身体を楽器にし、空間の響きも活用しながら、鑑賞者に「聞く」という体験をさまざまな角度から共有する。身体にはこんなにも可能性と潜在的な力があるのだと山崎さんの表現や思考の過程を知ると気づかされ、普段いかに身体に向き合っていないか身につまされる。まずはYouTubeの動画を見てからインタビューを読むのをおすすめしたい。 取材・文=水田紗弥子(キュレーター)  ————————

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            File.43 新しいスキルで拓く、自分らしい未来 宮本あゆみさん(ハープ奏者)

            若手ハープ奏者の宮本あゆみさんは室内楽やオーケストラといった舞台で活躍するほか、映画やドラマ、アニメ、ゲーム音楽などのレコーディングに数多く参加している。コロナ禍で演奏機会が軒並みキャンセルになるなか、作曲と宅録という新しい取り組みで自分らしい未来を切り開いてきた。ハープという珍しい楽器を手にする道のりから、2月11日に2枚目のCDをリリースした現在までをうかがった。 取材・文=鉢村 優(音楽評論) ——4歳からピアノ、6歳からハープを始められたそうですが、ハープとの出会い

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            File.42 混沌から引き出される静謐 榎園歩希さん(美術作家)

            榎園歩希さんの作品には抽象的な記号のような、微生物のようなイメージが繰り返し登場する。静かで心が落ち着くと同時に懐かしい風景のようにも見えてくる。数字に色や性別を感じ、共感覚を備えていた子どもの頃を思い出す作品なのだが、その原点にドイツで受けたシュタイナー教育があると知り納得した。東京を離れて、大分県に移住されたばかりの榎園さんにご自身の活動をお話しいただいた。 取材・文=水田紗弥子(キュレーター)  《interconnection》420×594mm, Colored

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            File.41 唯一無二の芸じゃない芸で距離を超える サンキュー手塚さん(大道芸人)

            このところ大道芸を見ていて感じるのは、ジャグリング系が多いなあということ。その技術の進歩は目覚ましく、観客は息を飲む。息を飲んで、息を飲んで、息を飲んでばかりで少し苦しくなってしまう。たまには飲む込んだ息を吐き出して、ただただお腹を抱えて大笑いしたい。日常のささいな瞬間を拡大し、秀逸な間と呼吸で笑わせる天才が、サンキュー手塚さんだ。新型コロナウイルス感染症は、路上のスターにも影を落としていた。 取材・文=今井浩一(ライター/編集者/Nagano Art +) ——コロナ禍で

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            Fie.40 日本中に笑いの処方箋を 笑太夢マジック/笑太夢さん・キラリンさん(マジシャン)

            笑太夢さんとキラリンさんの「笑太夢マジック」は、どちらが欠けても成立しない最強のデュオ。マジックを通して笑いと夢を一人ひとりに届ける太陽のような存在でありたい、というメッセージは、二人の人生に裏打ちされた言葉だ。 数年前、癌の末期を告げられてからMRIに入るキラリンさんの脳裏に浮かんだのは、いつも変わらない夫の「変顔」。笑いはフェイクでも健康に効くというが、機械に入り不安でいっぱいになるはずのキラリンさんは夫の顔を思い出して笑いが止まらない。検査の結果、彼女は「ステージゼロ」

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            File.39 身体が共鳴する音を届ける NATSUさん(和太鼓奏者)

            和太鼓が身近にある地方都市に住んでいる。街では年に1度300人が同じステージに登って揃い打ちをしたりするお祭りがある。和太鼓の響きは心臓の鼓動と呼応してテンションが上がってくるところが好きだ。だからNATSUさんの取材にもすかさず手を挙げた。YouTubeには、シルバーの衣装でほかの和楽器奏者と笑顔でコラボし、躍動するNATSUさんの姿があった。コロナ禍はもちろんだが、都会では日常からご苦労のある和太鼓奏者の姿が語られた。この日本の伝統楽器が隅に追いやられるのはもったいない。

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