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ペットと暮らすリノベーション

「リノベーションした住まいでペットと楽しく暮らしたい!」ペットが走れる小さな庭があったり、ペット用のドアをつけたり、キャットタワーを作るのもいいなぁ・・と考えて物件探しを始めると、ペットが飼えるマンションが思いのほか少ないのに気がつきます。もちろん戸建て住宅にするのもひとつ。そうなると、探すエリアや資金計画も変わってきます。
ペットを飼っている方、飼いたい方のリノベーション物件の探し方をまとめました。

マンションのペットに関する規約


分譲マンションには、管理組合によって管理規約が定められており、そこでペットに関する規約があります。
まず定められているのは、『ペット飼育可』『飼育不可』のいずれか。『飼育可』の場合でも、「1匹まで」「2匹まで」と言った頭数制限や「体長○cmまで」という大きさの制限があるのが一般的。『飼育可』の場合、ほとんどのマンションでは猫や小型犬の飼育が許可されていますが、大型犬の飼育が許可されていることはほとんどありません。
また、『飼育不可』の場合でも、カゴの中で飼う鳥や水槽で飼う魚など、他の入居者に影響を与えることがほぼない生き物は許可されていることが多いです。ウサギや少し大きい鳥などは個別判断になることが多いようです。
種類や大きさ、頭数制限など、管理規約に明記されていなくてもルールがある場合があります。後々のトラブルを防ぐためにも、管理規約のチェック、管理組合へのヒアリングなどは事前にきっちりと行う必要があります。

ペットが飼えるマンションの特徴

ペットの規約には築年数によってある程度の傾向があります。築40年を超えるくらいの物件だとペットの規約を定めていないところが比較的多くあります。分譲マンションが増えてきた当初はペットによるトラブルが想定されておらず、管理規約に盛り込まれないままになっているのかもしれません。
逆に、ここ15年くらいの新しい物件では、分譲当初からペットの規約を定めていて、頭数制限や大きさの制限を満たせば飼育可能なことが多くなってきました。エレベーターにペットボタン(ペットが乗っている時は外部からわかり、苦手な人が同乗することがないように配慮する仕組み)を取り入れたり、ペット同伴時の専用通路を設けたり、ペットを飼いたい人と動物が苦手な人の間のトラブルを回避するためにハード面の仕組みを整えているマンションも増えてきました。物件探しをしているとその間の物件で『飼育不可』と定められていることが多いような印象があります。

ペットを飼うことを優先するなら?


ペットを飼うことを前提にすると、物件の選択肢はグッと減ってしまいます。ペットを飼うことを優先するのであれば、探すエリアを広げたり、広さや駅からの距離、築年数など条件を柔軟に設定するのが良いでしょう。比較的新しい物件を検討して、リノベーションする範囲を一部にして予算を調整することも選択肢の一つでしょう。
また、マンションにこだわらずに戸建て住宅を選択肢に入れることも。戸建て住宅ではもちろん管理規約による制限はありませんが、物件の構造や状態によってリノベーションの費用は大きく異なるので物件探しの段階からリノベーションに詳しい担当者に相談して進めるのがオススメです。

ペットと暮らすリノベーション住宅の例

リノベーションして、ペットと暮らす住まいを手に入れた事例を紹介します。
●新築で購入して12年住んだ自宅をリノベーションしたご夫婦。小型犬1匹と一緒に暮らしています。寝室とダイニングの間には、愛犬のための小さなトンネル。凛とした空気の中にも遊び心が散りばめられた事例です。

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●コーポラティブ住宅の草分けである『都住創』を購入してリノベーションした事例。ペット飼育可の物件を探して見つけたこちらの部屋はメゾネット。猫たちにとっても嬉しいポイントだったそう。食器棚と間仕切りにキャットタワーを兼ねるなど、デザイン性を保ちながら猫たちにも楽しい住まいを実現しました。

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●2002年築の比較的新しいマンションを購入してリノベーションした事例。足場板やヴィンテージ加工の床材、アンティークドアなど、築年数に囚われずヴィンテージに徹底的にこだわって好みの空間に仕上げた。引っ越してからトイプードルが家族に仲間入り。

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●幼い頃から長らく住んできた築約120年の実家をリノベーションした事例。大きな庭がある郊外の古民家ならでは、中型犬を2匹飼っておられます。

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リノベーション向け物件探しのお手伝いをします。
アートアンドクラフトでは、リノベーション向け物件を探す個別のお手伝いをしています。ペット飼育可の物件を探したいというご要望ももちろん対応可能。これまでにも多くのペットと暮らす住まいづくりを手がけてきました。
なかなか探し出すのが難しい、ペット飼育可能物件。物件探しからお気軽にご相談ください!
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大阪R不動産では個性的な物件を多数紹介しています。
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文:松下文子 Arts &Crafts 取締役副社長


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