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#2020年秋の美術・芸術!コンテスト- 写真という言語

#2020年秋の美術・芸術 !コンテスト-ご報告として、基本は、ほぼ時系列に(多少の順不動お許しください)、応募いただいた作品を、1作品ごとに、ご紹介とコメントとしての評を入れさせていただき掲載させて頂きます。多くのご応募ありがとうございます。
また、結果発表は、2020年11/15(日曜日)18:00 となります。

・写真という言語 
Azusa Sugaさま 応募ありがとうございます。

(評)写真というメディアを通して、「アートを楽しむ術」を思考され、その各自への解答の流れを導いてくれるエッセイだ。
そして、この文脈から、筆者の感性や、規模の大きな温かい人柄が伝わってくる・・
一般的な学術的な視点を分かりやすく、実践的な視点のフォトグラファーらしく、そして、楽しく説いているエッセイだ。
筆者の流れから・・
・2019年、(音楽を含む)「アートと抵抗」というテーマを掲げていた。アート、芸術美術の主張性と力強さと可能性をフィールドで感じたからだった。
・2020年、自身の作品では初の試みで「組み写真」を展示した。
限られたスペースで伝えたいことを凝縮させる、しかもテーマに沿って。「短歌」を思い出した。
そして・・
・写真という枠、ファインダーの内側は限りではあるが「深さには限りがない」。
・不自由の中の自由:工夫・趣向を凝らし単なる事実から物語へ昇華していく・・
 そして「伝える」ことの重要さ:芸術なのかジャーナリズムなのか、メディア論なのか、その真髄はやはり”伝える”こと。
・「人が生まれ息をしている、生きている。その事実を残したい。」それがわたしにとっての写真という芸術なのだ。
そして、最後に
今、何を思いどう感じるのか?それがこのアートと対峙した自分の答え、自分だけの答え。それでいいよ、多分ね。
とまとめてある。

誰が、この文章を読んでも、文章から、また、Azusa Sugaさんのお写真をご覧になって、分かりやすく「写真という言語」を理解できる言葉とイメージだ。
これこそが、フィールドワークで備わった、プロフェッショナルな視点であり解釈だろう。
 Azusa Sugaさんのお写真の視点(極)から、見る側の視点(極)は、実に多様だろう、それが見る側の解答なのだ。

芸術、アート、写真、表象、その言葉は同義語であり、作者(視点)と見る側(解釈)があって成立する。
そこを、Azusa Sugaさんは、気さくに、分かりやすく、明確な文章を掲示して頂き、ありがとうございます。
また、このコンテスト応募と言うより、むしろ最後に、感銘を受けるアートの本来像を伝えて、コンテストを盛り上げて頂き、深く感謝致している次第です。

(追記)実践的なプロの写真家さんからの、コンテストの最後に、嬉しいメッセージだ。
応募の方々を、無駄を削いだ、短文にして明快な文章で励ましていただいて、私も、ここへきて、コンテストに関わったことにありがたく存じている次第です。

(お知らせ)コンテストについて
締切日時は、2020年11/14(土曜日)24:00(終了しました)
結果発表は、2020年11/15(日曜日)18:00となります。
企画の方も、審査の方も、この時間に結果発表となります。ご応募の皆さま、この度はありがとうございます。


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