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アメリカの国境を覗くメキシコ人の子ども(アーティスト-JRの仕事とは)

アメリカ側の景色をメキシコ側から覗くように見る1歳児の男の子-2017
(images courtesy of JR)
このアメリカとメキシコの国境にある作家-JRの記念碑的なアートワークは、インパクトある平和的なメッセージを児童の移民問題に対して表明している。

 アメリカの国境を覗くメキシコ人の子ども

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all images courtesy of JR

JR(ジェイアール,1983- /フランスのアーティスト)は、アメリカとメキシコの国境に、70フィート(1feet≒304.8mm)の高さがある子どものオブジェクトを完成さた。そのメキシコの子どもは、アメリカ側の国境沿いにある、カルフォルニアのロケーションを興味深く覗いている。

このJRの作品プロジェクトは、アメリカの当時のトランプ大統領のDACAプログラム( Deferred Action for Childhood Arrivals:若年移民に対する国外強制退去の延期措置)の措置に反応したもので、JRのプロジェクトメンバーは、メキシコ側から来る移民に対応すべき、移民に子供がいた場合にアメリカ側の追放から守ることについての「コンセプト」あるオブジェだ。

(追記)JRの現代アートついてのコラムであり、トランプ大統領時代のその処置について、賛否を述べるものではなく、現代アートに於ける政治的な理念は、今やスタンダートとなっていると言う事だ。
そして、JRのこのオブジェのプロジェクトのインパクトは大きいだろう。
最後になるが、JRの両親は、東欧とチュニジアの移民だ、そして、グローバルに、戦争、貧困、暴力や抑制の犠牲(子供や女性)に於ける表象を世界各国で展開している。

#現代アート #現代アーティストと紹介

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