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2024年4月のお礼と振り返り、時代小説新連載のお知らせ


 
こんばんは、そして、こんにちは。ミックです。

今月もありがとうございました。改めて、皆さんが読んでくださることが、私が書くモチベーションになっています。お時間をいただいて、読んでいただくことで、皆さんにとって、少しでも楽しい時間を過ごしていただけたなら、幸いです。
 
今日はいつもの月次振り返り。とその前に、5月からの新連載小説についてお知らせしたいと思います。







時代小説新連載のお知らせ


 
5/4(土)から、毎週土曜日21:00に、新しいシリーズの創作小説を投稿します。今度は、今までと変わって、時代小説です。
 
舞台は、江戸時代。テーマは「囲碁」です。
 
囲碁の才能を持つ、無鉄砲で活発な少年と、囲碁の天才で後に名人まで上り詰める、おとなしい少年。二人の友情と挫折を巡る青春小説です。
 
この「後に名人になる」少年は、実在の人物です。他にも実在する江戸時代の名人達や、囲碁の打ち手も出てきます。実在の歴史の人物と架空の人物を混ぜたフィクションです。
 
また、囲碁の見方や、江戸時代の囲碁の歴史の説明も随時途中に織り込みますので、ルールを知らない方でも大丈夫です。実際に打たれた碁の場面図も入れる予定です。
 
連載と言いましたが、それほど長くはならない予定です。毎話いつものエッセイより少しだけ多め位の長さで、全7~8話の予定。気軽にお読みいただけたら、大変嬉しいです。




なぜ、急に囲碁の時代小説かと言うと、私は元々趣味で囲碁を少し打っていました。そして、歴史が好きなので、江戸時代の囲碁の打ち手の歴史を色々調べたりしていました。
 
その中で、今回取り上げる名人に興味を持ち、それを基に、以前応募のための小説を書いたことがありました。といっても、それは半分の舞台は現代で、現代の男が、江戸時代の名人のとある謎を追う話でした。
 
書いたのは随分前のことですが、自分の中では結構興味深い実話でした。このまま放置しておくのも惜しく、今まで書いたことのない時代小説という形式で、直接その時代を書くことにチャレンジしたい、と思いついたのがきっかけです。




囲碁や将棋は、勝負であると同時に一つの「芸」だと思っているので、広義の意味での「アート」だと捉えています。二人の少年の友情と一緒にそんな「アート」の攻防&興亡も、お楽しみいただければ幸いです。
 
そういえば、今回初めて三人称での「である」調の書き方になります。まあ「スナップショット」シリーズとかでも「である口調」の人も出て来たので、そこまで違和感はないかなと。
 
創作は、火曜が「スナップショット」、土曜が時代小説。その他の曜日は、いつものエッセイとなります。お読みいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!




人気記事トップ3


では、改めて今月もスキ数トップ3記事を振り返ります。




3位



まさかの「スナップショット」シリーズ。嬉しいです。
 
この作品、とりあえず「デジャブ」をテーマにしようと考えて、そこから絵の前での話になりました。ウサギの童話は、こういう話があったような、なかったような。多分私の創作です。
 
デジャブの考察と、関係性が簡潔な点。あと色々空白を想像いただけたのが、よかったのかもしれません。ありがとうございます。




2位



セザンヌの絵画のエッセイが好評だったようです。セザンヌは、その良さがどこか曖昧な部分があるので、画家本人の言葉と一緒に色々書いたのが、参考にしていただけたのかなと思っています。




1位


 


毎度1位はびっくりするのですが、これも意外でした。ディランって、こんなに好かれていた?のかと思ってしまいました。

ノーベル文学賞をとって、なんだかんだ知名度があるのと、詩と音楽の両方繋がりの面から照射したのが、面白みを感じていただけたのかなと。ありがとうございます。




ピックアップ


 


マツオヒロミと、ゴダール。自分がずっと好きだったものについて書いて、これだけ読んでいただけるのは、本当に嬉しいことです。




創作振り返り1 芸術探偵シリーズ


 


今月も、無事に3話完結。ありがとうございました。この作品は、『ダ・ヴィンチの吸血鬼』というタイトルの言葉をまず思いついて、そこから彼の絵で吸血鬼的なものって何だろう、と考えて書いていきました。
 
第3話は、ちょっと詰め込んでしまいましたが、あの古いお屋敷の仕掛け的なものは、本当に大好きで、書けて満足です。

少し『ドラクエ』とか『ゼルダ』のダンジョン攻略もイメージしています(私の中のイメージですが)。楽しんでいただけたら嬉しいです。
 
5・6月はちょっとこのシリーズおやすみしますが、また3話完結で書きたいなと思っています。




創作振り返り2 『スナップショット』裏話


『美術展にて』以外の、今月の全作品の一言裏話を。
 
これは、「人の子よ」と呼びかけるキャラを書きたいなと思って書いた作品です。
 
私は霊感、第六感、心霊体験が皆無な人間なので、こういう雰囲気の作品は好きです。無いからこそ、心惹かれるものがあります。




これは、タイトル先行で、「夜の坂道で」という言葉を思いついて、夜の坂道と言えば、(私の中では)渋谷。あ、そういえば、クラバー書きたいな、という発想でした。
 
「僕は自分自身に向き合うのがずっと怖かった」という台詞を書けて良かったと思います。きっと、多くの人が経験することだと思っています。




自分のルーツを探して城巡りをする人を書きたくて、書いた作品。私の父がモチーフです。とても気に入っています。




これは、もうそのまま。以前どこかでも書きましたが、私はアイドルや歌手に「推し活」したことはありません。でも、彼ら彼女らにも自分の人生があって、葛藤を抱えながら活動していることには、興味があります。
 
二人の中ではもう答えは決まっていて、気持ちが急に昂って、すぐに我に返る、その瞬間を切り取っています。




4月も過ぎて、改めて、初夏の陽気になっていましたね。そんな季節でも、自分で楽しんで書きつつ、皆様にも楽しんでいただけるような投稿をしていきたいと思います。また来ていただけたら嬉しいです。来月もよろしくお願いします。



今回はここまで。
お読みいただきありがとうございます。
今日も明日も
読んでくださった皆さんにとって
善い一日でありますように。
次回のエッセイでまたお会いしましょう。


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