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note Life【8】

〜未完成であること〜

 2014年のnoteオープンからかれこれ5年が過ぎたことになります。始めた頃は5年続けられるかどうかなんてわかりっこなかったのです。
 改めてnoteを続けるためのコツってなんだっただろうと思い返しつつ、何か参考になるだろうかと書き出してみることにします。

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 そう言えば、続けることが大切と考え最初は連続投稿にこだわっていたっけ。続けているうちにせっかく投稿をするなら少しでも良いものにしたいとも思うようにもなりました。この二つを両立させる事は簡単じゃないんですよね。やりたい事は膨らむのに毎日の投稿を続けるためにはある程度の所でまとめる必要がある。そんな想いが溜まり続けた結果、キリのいい所で連投を終えることにしました。

 仕事だったり毎日の投稿で対価を得るなどの責任がない場合は連投にこだわる必要はないと思うんです。毎日の投稿が途切れてもnoteに出力するという気持ちを途切らさなければいい。

 noteを始めた頃はどう関わったらいいのかということも試行錯誤でした。受注生産のオーダーメイドで制作することも可能ですが、待っていても何も始まらないのです。そこで制作して発信するスタイルに変更しました。それでもまだ試行錯誤は続きます。素晴らしい作品を発表する方はたくさんいるのです。その中でボクが鑑賞したい作品のないジャンルがボクの居場所になるかも知れないと思いました。

 noteを始めた頃は他の方の作品も今より積極的に拝見していたと思います。開始当初の賑やかさはしばらく続いていたし、様々なイベントも企画されていました。今思えば、もう少し参加しても良かったようにも思います。企画に参加することで自分のペースが乱れることを恐れていました。

 公開される多くの作品から刺激をもらい新しい作品に取り組んでいました。noteはSNSと少し違って他のユーザーさんと積極的に関わることが難しく感じるかも知れません。でも、世界観が近ければ、阿吽の呼吸と言うかちょっとしたコメントでも通じ合えるような気がしていました。そしてnoteを取り巻く様々なSNSを情報交換に活かしたりもしています。

 心を開いて様々な作品を鑑賞し受け入れてみる事は、自身の世界観を広げたり考えていたことを練り直すためにも有効ではないかと思います。

 今はnoteオープンの頃とは情熱とか取り組み方が違うかも知れませんが、制作フローは一周年の頃とあまり変わっていない気がします。少し簡略化はされてるかも知れません。

 自慢にならないのは未完成の作品が多いことです。描きたいものがあるのに完成させることができないまま時が過ぎていきます。行き詰まったら方向性を変えてみる。取り組み方を見直してみる。そんなことを繰り返しているせいでしょう。寄り道や紆余曲折だって肥やしになって力になるはずです。そして何とか完成にこぎつけたいという想いがnoteにこだわってしまう理由の一つだろうと思います。

 自分自身はいつまでも未完成でありつつ作品は一つずつ完成させていきたいものです。

 言うまでもなく、ありがたいのはスキをつけてくださる方の存在です。公開する作品にスキをつけていただけるからこそ続けられているのかも知れません。

 5年経ってもnoteは作品を販売可能なプラットホームと言う希少さは変わっていないようです。だからと言って、すでに知名度があったり他のステージでの実績があるのでなければすぐ売れるものではない気がします。最近は、note運営さんのオススメも充実してきています。これからnoteでどんな活動をしていくかを考える上でも多くの方の作品や制作スタイルを知ることも悪くないのではないかと思います。

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もくじ|  随想

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note Life
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…頼風…

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