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note Life【6】

〜5年目の妄想〜

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 noteは4周年。そして5年目ということになりますね。

 何事も継続することは難しく正解であるとも限りません。この4年という時間の流れの中では公私共に様々な出来事があったのではないでしょうか。時の流れを超えてnoteに関わり続けられたことにまずは感謝したいと思うのです。

 始めた頃は何を公開し、どのように活動していけばよいかしばらく試行錯誤が続きました。有志の方が様々な企画を立て賑わっていたように思います。
 そんな中、継続していくためにどのような取り組みが必要かと考えていました。イラスト、写真、デザイン…可能性を探る日々を過ごしているうちに需要が掴みにくいことに気がつきました。それで誰かの意見や指示を待つのではなくアーティスト的に「出来ることを続ける」ことが必要だと思ったのです。
 言ってみればマイペースで制作し続けること…それは孤独な旅のようなものです。目的地があるのかないのかわからなくても旅だけは続きます。

 漫画を描くことはイラストとストーリーを組み合わせることで継続性が生まれるのではないかと考えました。それも思った以上に難しかったのは画力の不足、ストーリーの構成力の不足、表現力の不足など足りないものだらけで始めてしまったためでもあります。
 小さな発想の種をいかに育てていくか…そのために4年かかってしまい、未だ基礎固めの感覚です。

 「こんな作品描いてます」

 作品が良いものであれば口コミで広がるはずだと考えていました。広がらないのは作品に力がないためだと考えるようにしていました。もちろんそれ以前に制作でつまずくのですから話になりません。

 最近、思うところあって某SNSのグループに参加してみました。全くの趣味と興味のグループなのにとても賑わっていてTLを追いきれないほど投稿が流れます。そしてそれぞれの投稿にコメントすることで交流が続いているようでした。グループの参加者数は約10,000人超。

 「ここに漫画を投稿したらどうだろう。」

 そう考えて読み切りの1ページ漫画を投稿してみました。グループのテーマがあるわけですからある意味で需要は明確です。グループの利益に反しない内容で経験談から構成しました。商用の告知的なこともタブーなので飽くまでも個人の趣味の一環として出張漫画を描いてみたわけです。
 すると予想以上の反応がありました。全体数から考えれば、noteでいただく反応の割合の方が大きいわけですが、実質的に「いいね」してくださった数はnoteでもっとも反応を頂いていた時期に迫っています。しかもSNSの仕様で一旦TLを流れ去った投稿も後で見た人がアクションしたりコメントしたりすることで再浮上するようです。お陰でたった一回の投稿漫画が何度も注目されることとなりジワジワと伸びています。メリットばかりではなくコメントに対する返信も必要なのでコミュニケーションにかかる時間も必要です。

 それでカテゴリの分類について考えてみたのです。
 漫画を好きな人はどんな漫画でも好きかと言えばそうではないでしょう。一方で釣りを好きな人は漫画であれ写真であれ小説であれ興味を持つのではないでしょうか。制作者サイドから見れば需要が明確になります。
 いくつかのグループやコミュニティーがあれば、その特性や内容に即した話題や作品を提供することが可能になります。
 現在、noteでもハッシュタグを利用することである程度実現可能ではあると思います。問題はハッシュタグは管理できないので便乗されてしまうことが少なくないと言うことでしょうか。

 グループやコミュニティーを作った場合、管理者が常に投稿の適性を判断する必要があります。不適切な内容の投稿は削除したり参加取り消し手続きが必要な場合もあるでしょう。大手SNSではそんなグループやコミュニティーがある程度機能しているように感じます。

 管理者は公開や非公開を設定することが可能で承認制がいいでしょう。もちろん管理者はクリエイターでなくてもいいわけです。目玉になるのはnoteの課金システムです。有料の会員制でも無料の公開制で管理者にサポートする形でもいいかもしれません。
 作家は複数のグループに参加して作品を提供することも出来ます。管理者が作家を招待する形も良いでしょうね。

 様々なSNSのいいとこ取りになるでしょうか。
 目的に応じた作品を制作して提供できるようになれば需要と供給が噛み合い、ポイントを抑えた作品にして行けるのではないかと思うのです。

 noteはユーザーさんを見つけることが容易ではないのでグループやコミュニティーで集まれるようにすれば発見性も向上するでしょう。また、フォロワーさんが多くなくても大きなグループやコミュニティーへ投稿すれば作品の意義も高まります。

 実現は簡単なことではないでしょうね。グループやコミュニティーへのフォローも必要となれば運営さんもきっと大変ですよね。外部のSNSとの連携によって実現できないかと考えてみましたが、作品を投稿するということについて理解が必要かと思います。note内のグループやコミュニティーであれば作品投稿も違和感なくできるでしょう。

 そういう土壌を少しずつ整備していくことで作家さんも作品の目的意識が明確になるのではないかと妄想したのでした。

 一年後、どんな状況になっているのかわかりません。でも、どんな形であれnoteに関わりを持ちながら継続できていればいいなぁと思うのです。

4周年おめでとうございます。これからも宜しくお願いします。


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