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#09/オンラインで設計した休憩所のデザインが決定!

アセット 7

こんにちは、アーティストリーの生嶋です。

「NARA(New Artistry Rest Area)プロジェクト」
実際に会ったこともない、学校も年齢も経験もバラバラな全国各地の学生が、このコロナ禍のなか、日本有数のものづくりの会社とともに、新しいものづくりの手法に挑戦しています。

8月後半にメンバーがオンライン上で集まり、約1ヶ月の期間を経て10月の頭にA,Bチームからベース案の発表がありました。

その後、アーティストリーの社長水戸と、プロジェクト企画者の大西が2つのベース案からどちらを作るのかを決定いたしました。

休憩所を通じて輪が広がっていく、という豊かさを表現したAチーム。

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心地のよい関係性や、過ごしやすい雰囲気を醸し出す、そんな休憩所を目指したBチーム。

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選ばれたのは、、、


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「わ」の休憩所、でした!!

Aチームの皆様おめでとうございます!


以下は、各チームの採点コメントになります。

審査評価Aチーム

《提案力》⭐︎×9/10

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アーティストリーの現状をしっかり捉えた上で、次のステージのことを前提
として考えてあり、頼もしい。プレゼンも提案やコンセプトをじっくり説明
した後、提案意匠が出てきたところも良かった。
ただの内的な休憩所ではなく、「わ」から広がる外への可能性と日本ではま
だ事例の少ないであろう豊かさにわくわくした。喫煙者と非喫煙者ともコ
ミュ二ティーも考慮にあり良かった。


《デザイン力》⭐︎×9/10

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大胆な曲線、全体な流線型がいいと思った。人目に付く、インパクト、印象
に残るという意味できっと話題になるデザインだと感じた。設計者たちの関
心も得ることが想像できる。
この形状を実現するためには、5軸以外にも、職人の知恵や3DCADの高い対
応力が必要になり、コアコンピタンスを活かしている。
実際のサイズ感が合っているのか?少し、喫煙者側が窮屈そうに思える。


《ビジネス力》⭐︎×5/10

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コスト面が、その金額でできるのか?が大きな疑問。細かなディテールや施
工方法などは実現可能か不透明な印象。
このプランは休憩所という名目だが、この形を欲しがる設計士は、きっとい
ると思う(富裕層の幼稚園とか)。道ゆく人が見れば、きっと話題となり、
アーティストリーの技術力と新たなビジネスとの出会いに期待を大いにいだ
ける。

《総評》⭐︎×23

自由活発な形は5軸3Dを活用した「モノの豊かさは加速している」という感
じがして素晴らしい。その形は、PRとしての評価は高い。休憩所作りで終わ
らず、その後の可能性を大いに秘めている。
後は、実際に使う側としてのコスト、サイズ、冬の寒さと、夏の暑さという
現実をどこまで詰めていけるか、また、どれを最優先にするかが今後の課題
になるでしょう。


審査評価Bチーム


《提案力》⭐︎×8/10

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アクセントとなる要素により使う人に安らぎを与える休憩所としての本質を
おさえれている。地域にも溶け込みやすい休憩所ですね。


《デザイン力》⭐︎×6/10

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現実をしっかり考え、その中に5軸、3Dをもり混んでいて、ディティールの
魅力や価値を繊細に考えられ、作ることまで配慮したデザインがこの後の、
制作までの詰めがすでに始まっている完成度の高いデザインだと感じた。
ただし、現実的なところが強い分、設計士へのPRや印象に残るという意味で
少し弱い感じもしました。もう少し遊んでも良かった。
コアコンピタンス全体を活かしているか?というと、3D部材だけアーティス
トリーで作って、後は余所でやってもできるとも見えました。


《ビジネス力》⭐︎×9/10

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コスト面についても、しっかり見積されていると思う。概算とはいえ、現実
味を感じることができた。
弊社の特注対応という魅力を活かすための場面対応がしやすいデザインだと
感じました。
メンテナンスや施工まで考えれている。また、屋根まで考慮され完成度の高
い提案だと感じた。この提案自体は売り込み可能なくらい魅力的です。

《総評》⭐︎×23

実際に造る段階においては屋根も含め非常に完成度の高い現実的な提案。
これをもう少しブラッシュアップして、製品化して展開したいと思えた。
しかし、ビジネスのところに引っ張られすぎたのか、提案力、デザイン料の
ところでアーティストリーというフィルターが弱かった。休憩所コンペとし
ては最適解だった。


点数としては同じだったようですね。

総合的に見て、よりアーティストリーらしさを感じられるようなワクワクする休憩所が選ばれました。
どちらも本当に魅力的なアイデアだったので、今後機会があればBチームの「ゆらぎのファサード」も、活用することもあるかも!?ということでした。


NARAプロジェクト、実製作に向けて


さて、今回の結果発表、総評を踏まえ、「わ」の休憩所のブラッシュアップが始まります。

そのため、A,Bチームの学生さん達が一度合流し、そこからまたそれぞれの役割に分かれ、「わ」の休憩所をみんなで作り上げていきます。


次回からは、NARAプロジェクト製作編へ!

最後までお読みいただきありがとうございました。


リアルタイムのNARAプロジェクトの様子は
アーティストリー公式Instagramにて随時配信中!

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アーティストリー公式HP→ http://www.artistry.co.jp/index.html
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