仕事で幸せの青い鳥を探さなくて済んだ話 〜note感想文〜
好きなことで仕事をする。なんとも良い響きのある台詞だが、果たしてどれくらいの人がそれを達成し、続けていられていることだろう。
私の場合は、就職して数年でうつ病を経験することになり、休職と復職を経てようやく「天職」であることを自覚できた(結局は転職活動はしていない)。だが、ここ最近までは、自分の中の「天職」という言葉が揺らいでいた。
長らく理系一本で生きてきたが故に、自分の中で「実は他に天職があるかもしれない」と、自分に疑いの目を向けていた。まるで「幸せの青い鳥」を必死で探していたかのように。
今の仕事が天職という答えに帰着する
プライベートな話だが、今回の目的はあくまでnoteの記事のシェアである。
今回紹介したいのは、こちらの記事。天職という言葉に惑わされないように。そんな警鐘を鳴らしてくれた記事である。
天職とは「心が充足している状態」を指し、主婦でも会社員でもハッピーと思えばそれが天職。要するに何でも良いし、どうでも良い。
天職などというものは、ないから探すだけ時間の無駄だ。賃金が発生し、しかもさほど苦にならないのならば、それがあなたの天職だ。
うつで休職していた頃の話だ。今の仕事が合わないからうつ病になった。そう考えたことがきっかけで、転職の道を考えるように。転職先を「幸せの青い鳥」に見立てて、色々な業界を見て知るようになる。
だが、結局は自分の中で考えているだけで、転職活動には移らずに終わる。そうこうしている内に復職の話が出てきて、結果的に今の仕事で徐々に軌道に乗るようになる。現時点で復職して5年目だ。
上の言葉を借りれば、今の仕事が天職であるという答えに帰着した。つまり、天職という言葉に惑わされずに済んだのである。
学生時代の過去を持ち出さない
私の仕事はCAE(Computer Aided Engineering)のエンジニアである。
今はそう自信を持って言える。以前は、自分は転職するかもしれないというピントのズレた希望を抱いていたので、なかなか難しいことだった。
その代わりに、学生時代のこと(学歴など)を無意識に持ち出す悪癖があった。なぜ悪癖かと言うと、紹介した記事の中でこんな言葉があるからだ。
大学受験時は「18歳時の学力」の証明だ。いつまでたっても受験や学歴に拘泥しているのならばそれは何も成長していない証だろう。
うつ病で塞ぎ込んでいたので、確かにあの頃は成長はしていない。その正誤に関しては今はどうでも良い。
だが、復職とうつ病の寛解を迎えたことで、今の仕事に改めて正面から向き合うようにしよう。そう復職に際して誓いを立てた。
結果として、今は学歴の話をあまり持ち出さないようになれた。我ながら良い形に着地できたと思う。人間関係の改善も確かにあるのだが、その影響で真摯に今の仕事に対して向き合えるようになったというのも大きな要因である。
おわりに
幸せの青い鳥の物語もそうであるが、意外と答えは身近に存在していて、身近であるが故に気がつかないものである。私の場合は仕事がまさにそうであった。
一時はブログ(記事を書くこと)を仕事にしようとしていた時期もあった。それは一種の良くない方の逃げであったと今は振り返る。
もちろん、ブログも将来的に何かしらの形で仕事に昇華させたいと思っている。だが、それはあくまで副業的なものであり、まだまだ先の話だと考えている。
他のことでも、私は「幸せの青い鳥」の幻想を見ている分野がある。それはおいおい書くとして、今回は仕事に関して「天職」を見誤らずに済んだということで、話を締めようと思う。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。マイペースでほぼ毎日の更新に取り組んでいます。何卒よろしくお願いいたします。
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