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算数と数学は立つ土俵が違う 〜note感想文〜

他の人が書いた記事から、個人的に気になる記事をシェアする。去年は定期的に書いていたのだが、今年はこれが初めてだ。

そんな今年の初回となるテーマは、算数と数学の違いについて。皆さんは「算数」と「数学」の違いを説明できるだろうか。

私は小学校と中学校(以降)で呼び方を変えているだけで、基本は同じものだと誤解していた。

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具象と抽象という違い

こちらの記事がその疑問を解決してくれた。私の場合であれば、これまでの誤解を解いてくれた。心から御礼申し上げたい。

「算数」と「数学」の違いとして、よく言われているのが、扱う対象の抽象度の違いです。つまり、「算数」はその扱う対象を、より具体的な事物を通してとらえるのに対して、「数学」の扱う対象は算数に比べて抽象度が高くなります。

確かに、小学生のテストで「りんごが〜個あり、みかんが〜個あります」みたいなことが何度も登場した。これは、具体的なイメージがしやすい「導入」からスタートしなければならないという、学習方針(指導要領)に関する決まりごとなのだ。

一方、数学は文字を使って様々な事象を一般化する学問だ。例えば、何かしらの法則がある時に、それを数式を使って説明するなど。私はこういう作業が好きな方なのだが、嫌いな人にとっては苦痛で仕方ないだろう。

抽象的なことを理解するには、まずはそれに該当する具体的な事象を知り、そこを起点にして話の抽象度を上げていくのだ。そう考えると、この作業は小学生には酷なことかもしれない。

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根本的にルールが違う

具象が支配する環境と、抽象が支配する環境。当然ながらその場におけるルールも全然違う。言うなれば、現実的なイメージを作ることが先行する「算数」と、一般化された定義を利用することが先行する「数学」の違いである。

この違いにより、算数は得意なのに数学は苦手という生徒が出てくるのだ。単に勉強をサボったなどという話ではない。

逆もあるかもしれない。現実をイメージするより、機械的に処理する方が好きな私がそうだが、いまひとつ算数は数学より面白みに欠けていた気がする。

そして、一見すれば「算数」と「数学」は完全に繋がっているように見えるのだが、それぞれの成り立ちを紐解くと、立つ土俵が違うものだということがわかる。

得てして「数学」は社会に出ても使わないと思われがちだ。私の場合は仕事柄で必ず使うものではあるが、この見解にも納得はしている。

ところが、これが「算数」であると話が違ってくる。算数は具体的な話題を用いて展開されるので、日常生活における知恵になり得ることなのだ。だからこそ、親が子供にきちんと教えてあげるべき学問だと思う。

紹介した記事でも立体図形に関して、日常的なイメージをつけられるように説明がされている。イメージをつけながら読んでみると楽しいかもしれない。

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おわりに

少し話はずれるが、呼び方を「算数」と「数学」で分けているのは、抽象度の高いことは教えないという戒めだという(紹介した記事の作者の見解)。これには私も新しさを覚えた。

算数と数学の違いを明確に知ることができ、満足したようにも思える。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。なるべく毎日更新する気持ちで取り組んでいきます。あなたの人生の新たな1ページに添えたら嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。

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