back to kids! 〜心の奥底に隠れた「子ども」に出会う〜 【後編】
2019年の4月から半年間、プライベートの時間の多くを捧げた。500/5000人キャンプ2019@東京。9月7日と9月8日(1泊2日)。
運営スタッフとして仲間と一緒に苦楽を分かち合い、目を背けてきたことにとことん向き合った。そんな半年間の記録です。
今回は2部構成です(注意)
500人キャンプの出会いから半年間の流れは前半で書いています、後半は、自分の心に閉じ込められていた「子ども」に再会する話です。
子どもの頃の忘れ物
一人で泣き尽くしていて、ようやく思い出した。私は大人に成長した代わりに、自然と泣くことを忘れていたんだと。
子どもの頃は、典型的な泣き虫でした。少しでも嫌な事があれば泣いて、感情の起伏が周囲から見ても分かりやすい。そんな子どもでした。男だからとか、中高生だからとか、周りから何度も指摘されました。
周りに認められたい。年を重ねるに連れて、自然と泣かなくなり、安心しました。もう、周りから泣くことでケチをつけられずに済む。本当にそう思いました。
実際は、自分の感情を表に出すことを恐れ、周りに合わせることに執着していました。同時に、周りに期待もしなくなりました。
周りに合わせるのだから、自分のペースを侵さないでほしい。そう暗にメッセージを発して、自ら壁を作り上げていました。
コンセプトに対する自問自答
コンセプト「back to kids!」の説明を聞いても、最初は全く腹落ちしませんでした。なぜなら、私には自由に振る舞うような子どもの記憶など無く、親や周りの期待に応えることに必死な子ども。
無邪気な子どもなど、私の中には存在しない!そう思い込んでいました。
好きく嫌いか、ではなく、得意か苦手か。常にその基準で判断していました。それが合理的な考え方であり、自分は決して間違っていない。そうやって、本当にやりたいことから目を背け続けてきたとも知らず。
BKTランドの住人であるリエちゃん(という名前のスタッフです)。最初は「子どものまま、ずっとここで遊ぼう!」と言っていた。最後には「好きな人のお嫁さんになりたかった」と勇気を出して言いました。
私の場合は、泣くこと、笑うこと、怒ること、そんな素の感情を表に出す自分を受け入れて欲しかった。男らしくとか、そういう正論で諭すのではなくて。
この半年間、メンバーたちの前で、良くも悪くも自分の様々な感情を表に出してきました。バカにされていると認識した瞬間、条件反射のように反発し、一方的に悲しい気持ちになるなど。
これまでは、相手から逃げれば終われた。ところが、正面から切り出されて、逃がしてせず、発言せざるを得ない状況に。それが不都合な態度に発展してしまう。
私は「大人」らしいポーズを、過去の思い込みや合理性と言う名の自己弁論と一緒に決め込んでしまい、心の奥底にある「子ども」こと本心を閉じ込めていました。
これからは、子どもの心を失わず、いまここに在る気持ちを、感情と理性の両方のバランスを取りながら表現したい。
壁を作り、自分を正当化するではなくて。感情を爆発させるでもなくて。難しいけど、過去を認識できただけでも、十分だと思います。
これが、今回の500人キャンプで気づいた、自分の本当の気持ちです。
おわりに 〜これからのこと〜
自分の奥底に隠れた「子ども」に気づくのに、遠回りしました。私にとっては、全力で過去を巻き直し続ける半年間でした。
再会した「子ども」は言います。自分が好きなこと、仕事、プライベート、好きなようにやれば良い。社会からの評価は隅に置いて良い。戦いたくないなら、戦わなければ良い。
自分の本心に嘘をついて、自分の心を汚すことはもう止めにします。少しずつ。
阿部真央さんの「Believe in yourself」の歌詞を引用して、締めくくります。
自分の人生をより良くしていくために。
誰かと自分を比べるよりも、己を誇れる人になりたい。自分を投げ出さず生きた今日を、褒め続けられる日々を送ろう。
500/5000人キャンプ2019@東京、この半年間の経験と仲間たちに、心から感謝します!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。
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