ギタースケッチ録音 鉄弦の魔法
芸術記です🎨
アコースティック・ギターの織り成すハーモニーは"鉄弦の魔法"…。
新しい曲のサウンドアート(アレンジ)考察のために、
レッスン室でハンディレコーダーのMTR機能で新しい曲のスケッチ録音を。
天気も晴れた翌日の道中に、そのスケッチ版を聴きながら
「うーん今年もいい曲が出来た」
美しい色彩の情景を描くギターバラードがこのギター芸術活動のコンセプト。
毎年一曲、アルバムでしたらタイトル曲のようになる、ギターバラードが出来ています。
自分が一番形にしたいアコースティック・ギター音楽のイメージです。
「鮮やか」という言葉がテーマ。
今までの曲で使ったことのない、
水がやわらかく流れるようなアルペジオとハーモニー。
歌詞が載せられるような16分の繊細なギターメロディー。
ギターソロはなく、今回はテクニックよりも、メロディーとハーモニーと世界観で勝負かな。
でも、コンサートで生演奏の際はソロのセクション作っちゃおうかな、と創造は広がるばかり。
歩きながら聴きながら、イメージを脳内作曲。
春の陽気がまたそのイメージを広げてくれます。
この辺りにこの音を加えようか、
リズムはタカタカと
新しいフレーズや展開
ハモりのラインも聴こえてくる
と脳内作曲。
まるで音で絵を描くような。
サウンドアートです。
音楽という時間と空間に色彩を重ねて。
2D的に言えば、絵のように四角い画材があり、そこを音で重ねていくような。
3D的に、時間軸で言えば、万里の長城の短い版のような横方向の画材に、
起承転結を音で重ねていくような。
そんなようなことも生徒さんのご質問から、自分の頭の中が見えてきました。
ギターレッスンでも、生徒さんのご希望の内容をお聞きして、
そこから3~4つ選択肢が浮かんで、どれを選ぼうか、と。
伝えたいことが多くなりすぎて頭が困ることも(笑)
生徒さんの作品のサウンドアートに取り組んでいる間に、
今までは禁じ手にしていた変則チューニングを使うと、とてもマッチして、
(レギュラーチューニングで、様々なスケールやコードを操って情景を描くのが美学だったため)
楽曲のサウンドと情景を描くためならこれもアリかな、と新しい弦世界がまた広がりそうな。
本当にギターアーティスト・作曲家・指導者として、創造性を手に入れた東京20周年でした。
そのまま何も変わらず精進しなさい、と18歳の頃の私に教えてあげたいですね。
頭の中にAcoustic Art Gardenが描かれていて、ここからの20年はそれを形にしていく時間になると思います。
イメージがあふれるということは本当に幸せなことですね。
アコースティック・ギターで描くイメージが沢山あります。
それは音楽であり、音であり、スタイルであり、作品であり、活動であり、場所であり。
『倉前太郎 美しいギター音楽作品展』にて、"鉄弦の魔法"が解き放たれるまで、もうしばらくお待ちください🎨
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