信州art_walk_repo

長野県内で活躍するアーティストの素顔をご紹介していきます。 信州新世代のアーティスト支援事業「next」に登録しているアーティストを中心に、日々の活動の様子から、今後の目標や長野県で活動することへの思いなどを伺い、長野県が持つ文化芸術のポテンシャルの高さを再発見していきます。

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長野県内で活躍するアーティストの素顔をご紹介していきます。 信州新世代のアーティスト支援事業「next」に登録しているアーティストを中心に、日々の活動の様子から、今後の目標や長野県で活動することへの思いなどを伺い、長野県が持つ文化芸術のポテンシャルの高さを再発見していきます。

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    File.16 町田莉佳さん(ピアノ)インタビュー

    ――現在の活動内容を教えてください。 東京と長野を拠点としてピアノの演奏活動とピアノ講師をしています。伴奏やアンサンブルを中心に、お声がけいただいた演奏会の出演やコンクール、合唱団の伴奏など、いろいろな場所で演奏させていただいています。 また、県内では自主企画のコンサートも積極的に開催しています。 ――ピアノを始めたきっかけはなんですか? はっきりとは覚えていませんが、家にピアノがあったのでいつの間にか楽器に触っていた感じです。 ピアノの先生に習い始めたのは小学一年生の

      • File.15 村上藍さん(ピアノ)インタビュー

        ――現在の活動内容を教えてください。 ピアノの演奏活動をしながら、東京都でピアノ講師の仕事もしています。 ――音楽活動を始めたきっかけを教えてください。 現在の音楽活動の中心は、アンサンブルになります。目指したきっかけは、確か中学校のときに聴きに行った室内楽のコンサートだったかと思います。ソロではなく、違う楽器と一緒に演奏するピアノに魅力を感じました。それから、室内楽にいつか挑戦したいという気持ちを秘めて、中学2年のころピアノを本格的に学び始めました。小学校のころからオ

        • File.14 遠山ゆうかさん(絵画【アクリル画】)・前島咲さん(インスタレーション)インタビュー

          ――お二人は、今どのような活動をされているんですか? 遠山:現在は、飯田市と茨城県を仕事や家庭の都合で行き来しながら制作をしていて、展示活動も年に何回か参加させていただいています。 以前はわりと空想的で、天使がいるような風景を描いてたんですけども、最近は空だったり花だったり、身近なものをモチーフに選んで描いています。 前島:今は飯田に住み、制作をしています。基本的に手で触って居心地のいいものを選んでいて、今はフェルトや布、綿でつくっています。 ――作品を作り始めたきっかけ

          • File.13 中村ヒカルさん(立体)インタビュー

            ――最初に、現在の活動内容について教えてください。 現在は京都で制作をしながら仕事をしています。陶芸の立体作品や、レリーフ作品を中心とし、銅版画の制作もしています。陶芸の立体作品は、形を作った後に、表面を細かい装飾や釉薬で覆い、窯で焼くという流れで制作しています。 ――美術の道に進もうと思ったきっかけを教えてください。 高校の美術の授業が楽しくて、美術部にも入って、そこで絵を描いたりしたことがきっかけです。 ――様々な美術のジャンルの中で、陶芸を選んだ理由を教えてくだ

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          • NAGANO ORGANIC AIR取材記
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            File.12 小麻智美さん(現代美術)インタビュー

            ――現在の活動内容を教えてください。 現在は高校で教員をしながら現代美術作品を制作しています。 油絵や立体作品など、様々な作風で創作活動をしています。 ――現在の活動を始めたきっかけを教えてください。 大学に入るまでは真面目に油絵を描いていました。 大学は油絵専攻で入学したのですが、周りの人たちがいきなり油絵を描かなくなるという現象がありました。油絵だけに留まらず様々な表現方法でのアプローチを試みているようで、描いている人は少数派というような状況です。 私も新しい表現に

            File.11 漆原さくらさん(絵画)インタビュー

            ――現在はどのような活動をされていますか。 現在は、地元辰野町に小さなアトリエを設けて、そちらで制作活動をしています。基本的には自分の自主制作と、あとは「こういった絵や冊子を作ってほしい」というようなご依頼をいただいたお仕事をやっているような状況です。 ――「食」をテーマに制作活動をされている漆原さんですが、食に興味を持たれたきっかけは何でしょうか。 きっかけらしい「これです」っていうものはあまりなくて、色々なきっかけが重なって「食」を描きはじめました。その中でも一番大

            File.10 森泉智哉さん(絵画)インタビュー

            ――現在の活動内容を教えてください。 絵を描いて生活しています。 最近はポップなイラストっぽい作風で描いているので、マーカーみたいな誰でも手に入るような材料を敢えて使って描いています。以前はテンペラや油を使って描いていましたが、今は美術の時間で使うようなものはあまり使わないですね。 ――それはなぜですか? 例えば自分の実家って選べないじゃないですか。自分が選んだ場所じゃない、本当は洋風の家が好きだけど実家は和風で、でもたまに帰ると落ち着くみたいな。今の画風はそれと同じで

            File.09 石井聡恵さん(オーボエ)インタビュー

            お客さまや演奏家の方、様々な方との出会いを大切に活動される石井聡恵さん。nextに長く登録をいただいている石井さんならではのお話を伺いました。 ―― 現在の活動を教えてください。 現在は長野県内での演奏活動や、後進の指導のほか、専門学校の講師として活動しています。演奏活動の内容は、オーケストラ、室内楽アンサンブル、ホテルのラウンジ演奏、また、ご依頼いただいたイベントでの演奏、保育園へ出向いての訪問演奏等をさせていただいています。 ―― オーボエを始めたきっかけはなんです

            File.08 宮坂絵美さん(インスタレーション)インタビュー

            宮坂絵美さんは油彩やインスタレーションを制作し、精力的に芸術の普及活動にも取り組んでいます。今年は大学院への進学や、スイス北西部の都市バーゼルで毎年開催される世界最大級の現代アートフェアー、アート・バーゼルへの出展を計画する(新型コロナウイルスの状況を鑑みて中止になりました)など、バイタリティー溢れる活動をされ、今後の活躍が楽しみな宮坂さんに、お話を伺いました。 ―― 現在のご活動について伺いします。 現在は平面作品で、写真の上に油絵を描いていくという方法で油絵を制作して

            File.07 高津秀太郎さん(絵画)インタビュー

            22歳のときに突然画家をめざし、独学で絵画を始めたという高津秀太郎さん。 ご自身の絵画を展示する「高津秀太郎美術館」を訪問し、自信と情熱にあふれるバイタリティーの塊のような高津さんにお話をお伺いしました。 ―― 活動をはじめられたのは今から10年前、高津さんが22歳のときと伺いました。 そうです。それまではホテルマンをしていました。その職業自体は憧れをもっていて、ホテルマンになるための専門学校を卒業して、就職しました。ただ、働いているときに、定年までこの仕事を勤めるのかと

            File.06 小島遼子さん(チェロ)インタビュー

            チェロの演奏活動を行うかたわら、後進の指導・育成にも力を入れる小島遼子さん。実際にチェロの演奏も披露していただきながら、ご自身の活動についてお伺いしました。 ―― 現在の活動内容を教えていただけますでしょうか? 演奏活動と指導が主な活動になっています。 ―― 指導はどのようなところでされているのですか? 自宅教室や楽器店にての指導、またオーケストラや室内楽がある中学校・高校へ出向いての指導となります。 ―― 演奏活動と指導活動は、割合としてはどちらの方が多いですか?

            File.05 小林夏実さん(ピアノ)インタビュー

            5歳のときから片ときもピアノを離れなかったと話す小林さん。人の縁を大切にしながら、今日、プロとして活動するに至るまでの歩みを伺いました。 ―― 現在の活動を教えてください。 長野市内の楽器店でピアノ講師をする傍ら、フルートやヴァイオリン、サックス等の楽器とのアンサンブル、市内の合唱団のピアニストとして活動しております。また最近では、中学校や高校の吹奏楽のソロコンテストや合唱の伴奏もさせていただき、年間を通して様々な場所で演奏の機会をいただいております。 2021年2月には

            File.04 蛭田香菜子さん(彫刻)インタビュー

            長野県に移住して四年。高校教諭と彫刻作家の二足のわらじを履き、生徒と一緒に成長していくことを楽しむ蛭田さん。エクセラン高校で部活動の指導を行う中でお話を伺いました。 ―― 現在の活動内容を教えてください。 彫刻作家として活動しています。これまで木や植物を素材にしてきましたが、今年は陶を素材に自分の中にある形をテーマに制作しました。また、高校教諭として美術を教えています。 ―― 数ある美術分野の中から大学生のときに彫刻を選択した理由はなんですか。 大学で石彫の授業を受

            File.03 青木忠史さん(絵画)インタビュー

            人との出会いから多くのエネルギーをもらっているという青木さん、地域の公民館で作品展示を行う中でお話を伺いました。 ―― 現在の活動内容を教えてください。 絵を描くことを軸にしています。地域に密着して、地域の方々との関係を作りながら作品制作をしています。山形県の大学に通っていたのですが、卒業してから地元の長野に戻ってきて、長野や東京で年に数回作品の発表をしています。 ただ、コロナ禍でその展示ができなくなってしまうなどの活動の制限があり、リモートでの活動も増えました。普段の私

            File.02 松澤悠さん(声楽【ソプラノ】)インタビュー

            お客さまとの一期一会の出会いを大切にしながら演奏会に臨むという松澤さん。歌うことの魅力から、歌を通じて伝えたい思いを伺いました。 ―― 現在の活動内容を教えてください。 演奏会以外の演奏活動でいえば、ブライダルのお仕事をしている他、現在はコロナ禍ということで、お客さまが外に音楽をなかなか聞きに行けない環境がある中で、音楽をもっともっと発信していけたらいいと思って、声がかかったときはYouTubeなどでの動画配信も積極的に行っています。 その他には、教師として教壇に立ち子ど

            File.01 竹内遥香さん(ハープ奏者)インタビュー

            長野県内では数少ないプロハープ奏者の一人である竹内さん。ハープは戦友と語る竹内さんが、普段どんな思いでハープと向き合っているのかお話しを伺いました。 ―― 現在の活動状況を教えてください。 主に演奏活動と教える活動をしています。 演奏活動には3つのタイプがあり、1つ目は音楽事務所からお話をいただいて行う仕事でホテルのロビーコンサートやブライダルでの演奏などをやらせていただいています。2つ目は個人で引き受ける仕事ということでオーケストラや吹奏楽の賛助出演、会社や自治体でのイ