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保育園に通うお子さんの自然療法とお薬

こんにちは!
横浜市と藤沢市との境に近い鎌倉市で
お子さま連れ可のアロマスクールAromaman湘南鎌倉を
開校しています真木真奈です。

今日は保育園ママでもある私が、色々感じてきたことをお伝えします。

前提として、私は薬反対派ではありません。

ですので、もしここで「私と考え方が違うわ」と思われた方は
この先をお読みいただくことはおススメできません。

また、一個人の考え方によるものなので、
クレームは受け付けておりません。


私のスタンスとしては、私がアロマテラピー講師だからと言って、
誰かが私の目の前で、薬を飲むことや塗ることを躊躇するようなことは
あってはならない
ことだと思っています。

薬であっても、自然療法関連のことであっても、
その人に合う・合わないはあります。

本人が今まで生きてきて、自分の体質や合う方法がキャッチできていれば
(スピのキャッチじゃないヨ)、それはその人が自分で責任を持って
やっていることなのだから、上からアドバイスや余計な口出しは
しなくていいんじゃない?と思っています。

今日も前置き長くなりますが、良かったらお付き合いくださいませ。


ドクターから相談されたこともあったMR時代


私は以前製薬会社でMR(医薬情報担当者・営業)として
働いていたことがあります。

文献検索などが大好きで、面白いものがあると先生に紹介させていただいたこともあります。

コツコツ続けていたところ、先生から相談されたこともありました。

ある薬について、

「〇〇で××な患者さんがいるんだけど、
そういう場合でもあなたのところの薬が合うかしら?」

私もその時その患者様と同じ状態になることがあり、

「△△な状態程度でしたらA社(他社)の薬でも十分です。
私の場合は、ですが、~~な症状が出る前にA社の薬を
飲んでいればおさまります。
でも、□□な状態になってしまっていたら弊社もしくは
同系統の薬剤に頼った方が良いかと思います。」

とお伝えしました。

同系統の薬剤であっても、多少違いや合う・合わないはあると
思っています。

私はその症状が出た時は、家事も育児も何も手に着かない状態に
なり、かなりQOL((生活の質)も悪く、
そんな時はアロマで対応して~~なんて
「悠長なこと言ってられるかい!!」と思うほど
辛い状況なので、薬は絶対必需品です。

何を優先するかですが、私の場合は

「とにかくはやく普通に動きたい。この症状から解放されたい。」

が優先事項なので、絶対に薬です。

アロマも試したことはありますが、アロマは「予防」。

その症状はアロマに触れているうちに気づけば激減していましたが、
どうしても「あ、きそう。」と思ったらすぐ薬を飲むほど
その症状がくることが恐怖です。

「え?薬飲むの?」・・なんて責めるように言われたら
多分距離を置きます(笑)。


何をお伝えしたいかというと、
結局その人によって合う方法・合わない方法があるので、
「〇〇の方が絶対にいいよ」と強要しないことが
大切だと感じているということです。

営業としてはもっと違う売り方があったのかもしれませんが、
その後の情報提供を聞いていただく姿から
信頼していただくことの大切さを改めて感じた出来事でした。


保育園でのお薬事情


ここからは、あくまでも「我が家が通っていた・いる園の事情」です。

我が家は3人の子がいます。

一番上は都内の公立保育園に5年通園(卒園)
2番目は都内公立2年に、今の鎌倉市公立に3年通園(卒園)
3番目は鎌倉市公立で3年目になります。

都内にいた5年間は、確か薬の服用は依頼した記憶はなく、
朝・晩2回に分けて服用できる薬にしていただいていました。

他のママさんから聞いたか園の先生から聞いたかは忘れましたが、
基本的に公立(認可全体?)は医師の処方した薬剤以外の
園への依頼はできなかった気がします。

我が家の3人目は本当に肌が弱く
花粉・乾燥であっという間に肌がやられます。

弱った肌へ精油はあまり使用したくないので、
シアバターやオイルなどで作ったクリームで対応していますが、
中々良くなりません。

「あっ!!キレイになってきた!」と思うと
翌日には「あ~・・、また出てきちゃったね・・」の繰り返し。

以前精油を使ったものを塗布したこともあったのですが、
その時の基材が合わなかったのか、やはり精油がダメだったのか、
真っ赤になってしまいました。

私はその状態を二度と見たくないので、
一旦精油も使わずの方向で自宅では精油なしクリーム、
処方いただいた薬剤も使っています。


・・で、本題の保育園でのお薬事情ですが、
現在通園している保育園をはじめとして他園の保護者にも聞いたところ
「園で服用・塗布可能なのは医師に処方してもらったもの」のみです。
(注:私立では異なるところもあるかもしれません)

親が自然療法やっていようがなんだろうが、
保湿剤一つでも、医師の処方によるもののみ、
園でも塗布してもらうことが可能です。


私は前述のとおり、薬もワクチンも特に
「やめて!使わないで!」というのはありません。

特に保育士さんの立場になって考えたら、
医師が処方したもの以外の手作りのものを
代理で塗布は、責任も持てないですし、怖い
と思います。

自分の子の体が真っ赤になっただけでも驚くのに
さらに人の子を預かってそんなことになったら、
私ならパニックです。

医師の処方したものは「信頼感」「安心感」があります。

本当に合っているかどうかは見極める必要はありますが
今のところ合っているので、
すぐになくなってしまうクリームは園に優先的に持っていき、
自宅は私が作ったクリームを塗布したり、
ひどくなってきたら「かき壊す」のがかわいそうなので
薬剤も躊躇せず使います。

幸いお世話になっている医師も
「下手に躊躇せずさっと使って早めに離脱できるようにしましょう」
という考え方で、アレルギーも汗っかきでもない時期は
わりと落ち着いた状態を保てているので、なんとかなっています。

どうしてもお子さんのことを考えて「自然由来のもので!」と
考える方も多いかと思いますが、
アロマテラピーを習ったことのある方なら、
精油が自然界に存在しない濃度に濃縮されているものであること、
成分にはまだ解明されていないものもあることは
当たり前の情報であり、かえって薬の方が全ての成分が
開示されている為、「安全」と考える方もいらっしゃいます。



勘違いしてはいけない「メディカル」「自然療法」


私が講師になってから何度か感じたこと。

「メディカル」という言葉がついたものを学習して
教える(というか伝える)立場になった人が
まるで自分が医師になったのと勘違いしているかのような
教え方・伝え方をしていることがある、ということ。

アロマテラピーで言うと、
精油は日本では雑貨です。

でも、海外では医師・薬剤師が処方しなければならないこともあります。

日本では使用方法の注意がとても甘く感じることがあります。

私はレッスンで結構厳しめにお伝えするので、
「使うのが怖くなった・・」と言われてしまうこともあります。

精油は自然界には存在しない濃度に濃縮されたものです。

「メディカルグレード」と呼ばれるものでも、
「絶対に安全」などということは絶対にないです。

使用方法を誤ったら、痛い目をみます。

ご自身で「メディカル」な使い方をしてみたい・・と思われる方にも
「必ず医師に相談してからにしてください」とお伝えしています。
(万が一何かあった時に、その情報を医師が持っているか持っていないかで
処置が変わってくることも考えられるからです)

アロマテラピーはあくまでも予防、
そして香りを楽しんでリラックスすることに使っていただくことをお勧め
していて、「メディカル」的な部分に触れる時は
やはり医師にかかるポイントや注意点もお伝えしています。


せっかくいい香りで楽しめるのに、誤った使い方で
楽しめなくなってしまったら元も子もありません。

この記事を読んでいただいている方の中には
精油を「薬」の代わりに使いたいと思って読まれていた方も
いるかもしれませんが、それだけ取り扱いに注意が必要なものです。
それこそ「効く」ものなら取り扱いは注意しないと、ですよね。


・・とはいえ、実は私も最初は「メディカルアロマ」と聞いて
製薬会社にいたこともあり、ワクワクした気持ちで習い始めました。

でも、私の場合は、自然由来のものだからといって
決して安全なものではないという
今では当たり前の認識に(私の中では)
気づかせて下さった先生がいたので、
今のような考え方になりました。


「私は失敗しないから大丈夫!
 実際に〇〇が良くなったし!」という方は
ご自身の責任の下で使われているのでいいかと思いますが、
是非周りの方に無責任な使い方を押し付けたり、
広めるようなことはかえって自然療法が「まがいもの」として
認識されてしまいかねないと思っております。


アロマテラピーをはじめとした自然療法は
しっかり学んだ上で、「自分や家族だけ」で
ご自身の責任の上で楽しんでいただくことをお勧めしています。
(講師の方は別として。)

そして、当たり前のことですが、
薬機法(旧薬事法)のこともありますので、
診断・治療をすることはもってのほかです。



今回は長くなりましたが、
薬を使うことに罪悪感を感じているお母さんに
ちょっと今一度考えて欲しいなぁと思っていることを
書いてみました。

参考になれば幸いです。



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