15歳

 2003年冬、私は高校入試に臨んでいた。併願校には合格したものの、第一志望には最後に息切れをして心が潰れて失敗した。その結果、私はいじめた者と同じ高校に進学することになってしまった。3月1日に15歳になり、その後中学校を卒業した。その後の人生の苦痛を案じ、31日には自殺未遂を行った。窒息死できると思ったが、結局できなかった。これにより、4年間にわたる地獄が終わった。私にとっては、特に親がつくりだした人災だった。 4月に、埼玉県の高校に入学した。男子校だったこともあり、薄っぺらく、一定の閉塞感がある学校生活を送ることになった。また、中学3年のときにいじめた者と同じ高校に進学することになったが、3年間を通じて同じ学級にはならずに大きな問題へは至らなかった。しかし父親の単身赴任状態は続いたものの、母親の縛り付けは少し弱ったため、ドラマなどのテレビを多く見たり、自転車でいろいろな所に行くようになった。夏に放送されたドラマ「ひと夏のパパへ」で夢を持つ大切さを知った。東京・芝浦の演劇のショーパブが舞台だった。また、文化祭ではパワーポイントを使って歴史の研究成果を発表した。今思えば画期的なことだった。

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