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#90 心に余裕を持つ

さて、最初から質問です。
毎日仕事をしたり、遊んだり、スポーツをしたり、
芸術的なサムシングを楽しんでいる間、頭の中はどれぐらい余裕を持っていますか?

400mハードルをしている時、走っている最中の頭の中は90%集中し、10%は余裕を持つようにしていました。
決して”集中を欠いている”というわけではなく、臨機応変に対応するために、少し余裕を持っているとイメージして頂けると良いかなと思います。
陸上競技はいかに練習してきたことを試合で発揮できるかが勝負の鍵ですが、
試合になれば練習通りにいくことなんて、ほぼありません。
向かい風が吹いている、追い風が吹いている。インレーンの選手は先行逃げ切り、アウトレーンの選手は後半強い。1レーンで走るか9レーンで走るか。
などなど、同じ競技場であっても同じ条件などありません。
なので、臨機応変と言えばスポーツっぽいですが、融通を利かせる、幅を持たせる、余裕を持つ、こう言った言葉がしっくりきます。

この考え方は仕事やプライベートにも活きています。
余裕を持つと、仕事中でも臨機応変に他の仕事の対応ができたり、
プライベートでも急な予定変更にも笑顔で対応できます。
自分と向き合うこともできます。時間の余裕は心の余裕に直結します。

また、余裕がない人は何かを頼まれたり、話をもらうこともありません。
余裕がないのは自分だけであって人には関係ないです。
頼み事をしてきた人がいたとして”今、忙しいから無理です”なんていうとしばらくの間、もしかしたら一生頼み事をしてくることはないでしょう。
もし、忙しいのが顔に出ているなら最悪です。
”私に話しかけないで””忙しいから頼み事なんてしないで”と周りに言ってるようなものです。
忙しいアピールをしている人は大抵、忙しくないものです。
本当に忙しい人は、忙しい様子を見せません。

私は余裕がなくても、余裕があるように心がけています。
余裕がない場合は余裕があるように調整します。
頼まれやすい人でありたいからですし、チャンスを逃したくないからです。

何かチャンスが欲しいなら、余裕を持ちましょう。
何か変えたいのなら余裕を持ちましょう。時間も、心も、仕事も。

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